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日本史授業脚本「25 明治六年の政変」

明治維新(御一新)と呼ばれる大改革が一段落するのが1873年(明治6年)です。具体的には国家の基本政策ともいえる「学制」「軍制」「税制」の改革が終了したということ。そして、政府のレギュラーだった岩倉使節団が帰国することになり、留守政府とご対面となりました。

この対面は火種を生みます。もともと「薩摩・長州」出身者が「土佐・肥前」出身者よりも上の立場でしたからね。帰国した「大久保利通」「伊藤博文」「木戸孝允」と留守をあずかっていた「板垣退助」「後藤象二郎」「江藤新平」が、バチバチになるのもわかりますね。

その火種が大きな炎になったのが「征韓論」です。もともと、朝鮮が非常に無礼な態度で臨んできたことが原因。明治時代の日本のゴタゴタはいつも朝鮮から始まるんですね。

「無礼な朝鮮に武力攻撃を!」というのが「征韓論」。これに士族も盛り上がってしまいます。それを否定したのが使節団メンバー。「今戦争してる場合じゃないだろ!」と。これには板垣退助ら征韓派はがっかりです。特に士族はね。やっと自分たちの活躍の場だと思ってたのに…。

そんな中「独自の征韓論」を主張したのが、またまた登場の「”戦わない男”西郷隆盛」です。「心を込めて接すればきっとわかってくれる」という西郷さんらしい発想で、自ら朝鮮の説得役を買ってでました。

これには「武力による征韓派」も、「征韓論反対派」も全力で止めます!西郷さん殺されちゃうって。なんだか面白いですね。

こうして政府内の大バトルがどんな結果をもたらしたのか。ワクワクしながら学びたいですね。そんな授業づくりを提案します。

☆歴史の授業でお困りの先生方。生きた日本史を学びたい受験生。お子さんと一緒に歴史の勉強をしたい親御さん。ぜひぜひ下のテキストをご覧くださいもちろん無料です!

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