見出し画像

すみません…さぼっちゃいました    追加情報です!

前回の note では、指示代名詞について、中国語とマレー語でどう表すかについてまとめました。
そのあと、私の日本語の生徒の一人のマレー系の女性に、指示代名詞の使い方について聞いたところ、実際の使い方とは少し違う部分があったので、修正・追加しようと思います。

「Ini buku-buku」(これらの本)

マレー語の指示代名詞には、複数形が存在しないため、名詞自体を複数形にすることで、指している対象が複数であることを示し
「Ini buku」(この本)
「Ini buku-buku」(これらの本)
のようになると前回の note に書きました。

その後、疑問が生じました。
たしかに、「ini buku-buku 」あるいは「buku-buku ini 」と言う言葉は何度か聞いたことがあるけど、じゃあ、ペンが数本ある場合には
「pen-pen ini 」となるのか?という疑問が生じました。
聞いたことがないし、語呂的にも少し不自然に感じたからです。

「pen-pen ini 」は正しい使い方?

彼女がクラスに来た時に「この使い方、あってるの?」と聞いたところ、確かに「buku-buku ini 」はよく使い、「pen-pen ini」は文法的にはあってるけど、実際にはあまり使われないとのことでした。
ネイティブの表現としては、「semua」(すべて) という言葉を使って

「Semua buku ini 」(これらすべての本)

がよく使われるそうです。
使用文脈によって自然に使い分けているようです。
または「pen ini 」で「これらのペン」も表現するようです。
実に奥が深いですね。

中国語も指示代名詞はよく使うの?

中国系のマレーシア人であるうちの奥様に、こわごわ上の疑問をぶつけてみました…
中国語でも指示代名詞は一般的な会話で頻繁に使われるようで、確かに、しばしば耳にします。
また、中国語の場合には、指示代名詞の後には、「量詞」、日本語では「助数詞」を伴うのが一般的だそうです。
例えば、「这本书」の「本」は量詞で、

「这本书」  (zhè běn shū)  

で「この本」と言う意味になります。

また、友達同士の間などでは、「この」「その」を表す「这个」や「那个」では、「个」が省略されて「这」や「那」とだけ言うこともありそうです。

ボキャブラリー

最後に、「みんなの日本語」の第2課で学ぶボキャブラリーの、中国語とマレー語で何というのかを表にしてみました。
参考までにご覧いただけたら嬉しいです!

用法も入れてみました
この課はボキャブラリーが多いので、生徒たちも大変です…
よく見る言葉や漢字もありますね
英語と近いスペルもあり、おもしろいですね
マレー語の発音はローマ字読みなのでわかりやすいですね
日本語は「Bahasa Jepun 」となります

こんなにたくさん覚えられるかなあ…
生徒たちの苦労がわかります。
がんばります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?