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「実は私ディズニーランド行ったことないんです」という話

リレーエッセイ「#実は私xxなんです」

昨日の記事でリレーエッセイを募集しました。

単純に皆さんに楽しんでもらうために共通のテーマについて、それも間口が広く書きやすいものをということで選んでみたのですが、これがかなり面白いんですよ。

「#実は私xxなんです」

というどんな内容でも発展させられるのが良かったようで、またこれが面白いのがその人の偏りというか、場合によっては変態性が見えるんですよ。

というのも、その人の考え方があるからこそ実はxxの部分が出てくるんですよね。同じ実はxxであっても思考回路が違うから、文章に起こすと独自性が見えてくる。

たぶんこのハッシュタグで追いかけてみると本当に面白いことになると思います。皆さんコメント付けながら「私は普通なので面白くないと思います」って言ってるけど、予防線張るの止めましょう。どうせ面白くなります。大丈夫です。

で、昨日から結構何人もの方が投稿してくださっています。特にヤバいのは福島太郎さん。募集開始から1時間後とか何考えてるんですか!?(誉め言葉です)

ということで、既に投稿いただいているものを見てみましょう。どれも面白いですね。記事の長さとかあんまり関係ないですけど、変態性が見えれば見えるほど面白い。

すげえよ。
一人でもう2本書いてるよ。。

ブラックユーモアが好き、いいですね。
こういうのですよ。

山根さん。

私に合わせて相撲ネタ書いてくれたのかなぁ。でも、このチョイスいいですね。でもこの方が「実は」って扱いになっちゃうのはちょっと寂しいかも。本来王道だったはずなのですが

おおお!
これいいっすね。

女性とコレは結構なミスマッチかもしれませぬ。

早いって!
だから、投稿するの早いって!!

というわけで、じゃ私も書きますか。
じゃ、私の「#実は私xxなんです」ですが・・・・

実は私ディズニーランドに行ったことがありません

いやー

聞こえてきますね。
見えますね。

凄い数の好奇の眼差しと、ブーイングが。

これには色々と理由があるんですよ。ちょっと追っていきましょうか。

理由①:登戸在住だったため(児童期:~12歳)

え!?
登戸住むとなんでディスニー行かないの?って思うじゃないですか。

これはねぇ、この界隈に住んでいる方なら分かると思うんですけど、まず手近な遊園地があったんですよ。「向ヶ丘遊園」っていうのが。

今はもう駅名しか残っていないのですが、一応一通り乗り物もあるし、地元の遊園地だから家族とも友達とも行きやすい訳ですよ。ディスニー行くのに2時間近く掛かりますけど、向ヶ丘遊園であれば5分で行けますからね。私達。

まぁ行けば面白いんですけど、流石に格落ち感はあります。中学生くらいまでの間はスーパーマリオみたいな仕様(2D)のジェットコースターしかないんですよね。一応一回転はするんですけどそれが一番の見せ場で、2往復くらいしておしまい。

なんつったっけなぁ。「スカイツイスター」みたいな名前なんですけど忘れちゃった。なんかプロレスラーがトップロープから飛び降りるみたいなネーミングだった記憶はあります。

写真見つけたけどこれひどいな

横の動きが一切ないジェットコースター

で、お化け屋敷で恐怖体験をしたのもこの向ヶ丘遊園です。その時の記事はこちら。

理由②:部活を始めたため(少年期:~15歳)

部活始めると土日もひたすら運動しまくりなんで、向ヶ丘遊園地すら行けなくなります。遊園地に行くことって選択肢から外れてくるんですよ。まだ男女交際とかマセた連中しかしてないですしね。

前も話しましたけど、私が居た稲田中学校剣道部(通称:稲中剣道部)は変態は居なかったんですけど団体で関東大会出ちゃうような強豪でして、夏休みが1週間しかないんですよ。

この1週間ってかなり貴重で、宿題やったり、あとはずーーーーっとやりたくて仕方なかったスーファミやったり、あとはまぁとにかく疲れているんで休みまくったりとか。

友達と遊びに行くとしたらボーリングとか釣りとかなってくるんですよ。遊びの質もちょっと背伸びする感じになるんですよね。出来もしないのにダーツしたりとか。

理由③:男子校に通っていたから(暗黒期:~18歳)

ここで私は何を思ったのか、高校に男女別学という、共学なのに男子クラスと女子クラスに別れている特殊な学校を選んでしまいました。

こうなってくると、ますます遊園地なんて足遠のきますよね。どうすんだよ男だけでディズニーとかさ。男5人で耳つけて写真撮影とか一番痛い奴じゃないですか。

これね、もう少年院ですよ。
少年院。

朝起きて、授業受けて、病院行って、家帰って、勉強して、寝る。3年間これですからね。

ある意味男塾の方がまだ青春していますよ。ディズニーの入る余地が一つも無い。私の高校時代に波打ち際でパンツの裾を持ちながらキャッキャウフフみたいな光景は一つも無いですから。

理由④:一方通行の遠距離恋愛(青春期:~22歳)

さて遂に待ちに待った青春、なんつーんですか、最近はアオハルとか言っちゃうんですかね。逆に痛いんで青春って読み方にしておきますけど。

この頃クソ映画「Red Shadow赤影」を「雰囲気が良かった」と評した例のメンズノンノ大好き彼女が居たんですけど、当時この人は大阪に住んでいたんですね。

で、親が結構な過保護で「男なんか指一本触れさせん!」みたいな鎖国政策を打っていたのでその間隙を縫って私が東京から会いに行っていたんですよ。

なんか密貿易みたいなことをしていたんですよ。手紙も女性の名前で出してたし。モロ男の字なのに、そこはええんかい!って。ちなみに私の字、指毛が見えるほど男性っぽい字です。(本当はツルツル)

そんな訳で様々な酷い思い出があるのでそれらも小出しにしていきますが、とりあえずこの人と東京で会うことは無く、故にディズニーランドは行きませんでした。

当時よく行ったのは大阪のおしゃれスポットばかりでしたよ。もうメンズノンノは一生分読みましたし、アフタヌーンティーも二度と行きたくねえ。セレクトショップとかもう勘弁してくれ。

理由⑤:アイデンティティ化(青年期:~35歳)

22歳までディズニーに行かないといよいよ「え!?お前行ったことないの?」の集中砲火です。いちいち①~④を説明するのも面倒なので、あんまり興味が無いということにするのですが、これあんまりいい手じゃないんですよ。

興味が無いって言っちゃうと、これは熱狂的ファンが語るんですよ。とにかくまぁ語る。

イッツアスモールワールドのすばらしさとか、耳を付けてメルヘンを楽しむという非日常とか、私にはよく分からない楽しみと魅力を頼んでもないのにデカ盛りの店のサービスの如くとにかく出してくる。

もういいってば。わしゃもうそういうのが楽しい時期を完全に喪失してしまったんだ。

そういう寂しさも込みなんですけど、でも22歳まで行かないとだいぶマイノリティなので、逆にそれをネタにした方が面白がられるんですよ。もうそういう位置づけの人になっちゃえばいいやってなって、行くチャンスがあっても敢えてこれは行かないということにしちゃう。

男36歳、遂にディズニーランドに行ってしまった

で。
36歳の誕生日に今の妻と初めて行ったんですよ。
ディズニー。

今までの①~⑤、全て話しましたけど「誕生日を祝うために行きたい」って話していたので、朝一で行きました。

いやー、夜のパレードまで見事に堪能しました。35歳までのこだわりって何だったんだろうってくらい、普通におじさんは楽しみました。

案外こんなもんなんすよ。
小さいこだわりって。

「実は私xxなんです」

っていうのは小さなきっかけで壊れるけど、普通に楽しいし、別に意地とか張らなくていいんですよ。まぁアイデンティティにするっていうのはそれも面白いんですけど、そういうのっていわゆる「こじらせ」とかいう表現になっちゃうんでしょうね。

これを読んでいる方の中で、タイミングを完全に逸しちゃったけど少し興味がある何かがあればやっちまえばいいと思うんですよね。


といったところでいかがでしたか?

皆様の「実は私xxなんです」エピソードとか、ディズニーの思い出、あと私みたいにこじらせて後戻りできない何かがあればお気軽にコメントいただけると嬉しいです!

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今回の記事の感想とは別で西尾と話したい!という時はこちらをご利用下さい!想像以上に伸びています。雑談は雑談の良さがありますね。

ちょっとこれから、一日一つテーマを出して、それに合わせて雑談するみたいな感じもいいかもなぁって思っています。

試しにテーマだけでも発表してみよう。
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