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相撲ライター西尾克洋の投げやりキッチン 第五回目:皿ワンタン

実家を出る時に、料理を覚えようとしました。

まぁ料理していないことは無かったんですけど、少しは聞いておこう、あと見て覚えておこう。それくらいの感じでした。

で。
福島で作って見たら案外事故らなくて安心して。

だから、昔は「花嫁修業」なんて言って、家に居る頃に母から色々教えてもらうみたいなことをドラマなんかでもよくやっていましたが、花嫁でもない私は剣道で言うところの「見取り稽古」をしていた訳です。

今日の料理はもう、見りゃこんなもん作れるわ、って感じのものです。

ただ。
実はここに至るには母の悲しい話がありまして・・・


投げやり母風 皿ワンタン

・材料:
ワンタンの皮 1袋
豚ひき肉 小さめのパック1つ
ネギ 白いところを半分程度

ポン酢 掛ける分
七味唐辛子 掛ける分


申し訳程度に全員集合

・作り方

①白髪ねぎを作る


切り方も投げやり


②ワンタンの皮にひき肉を伸ばし、三角形に折る


本当に挽き肉置いてるだけ


折っただけ(ワンタン)


ワンタンの集合写真



◆投げやりポイント!

実はこの料理を母が始めたころは、ひき肉に様々な下味をつけたそうです。ショウガを入れたり、醤油で下味を付けたり、ネギの青い部分を刻んだり。

まぁ、中華料理にありがちな感じですよ。
恐らく店で食ったらそんな感じでしょうね。

ただ。
投げやりな母はここで気づきました。

下味、別に無くて良くね?

どうやら皿ワンタンは料理の性格上、ゆであがった後でポン酢と七味唐辛子をかなり多く使い、しかも白髪ねぎの食感もあるのでワンタンの中の挽肉の味が意味をなさないということに辿り着いてしまったのです。

今までやっていたことは何だったんだ。

あ。
でも、楽で良くね?

そう考えた母は、思い切ってひき肉を直接皮に詰めることを思いつきました。そうしたところ、あまり影響は無かったということで現在の形になったのでした。


③ワンタンが出来たところで、フライパンで茹でる


ワンタンが熱湯で泳いでいる

④挽肉の赤身が無くなったらザルに掛ける


⑤少しお湯が残るくらいの感じで皿に盛り、ネギ、ポン酢、七味唐辛子を掛ける。


完成!


七味かけ忘れてる


…なのですが、一つ注意が。

この料理、マジで美味いんですけど、ワンタン同士が超くっつきやすいんです。

なので、全て掛け終わったらくっつく前に素早く箸でかき混ぜてください。混ぜてもくっつく時があります。

これが無ければ安い、時短、美味い、の三拍子そろっているのですが、妙なところで弱点があり、頻繁にはしないという事情があります。

とにかく、なかなか忙しい料理です。
一度作ってみて、皆さんの生理に合うかお試しいただければと思います。

次回:
ワンタンがくっつかなくなったら


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