【TED】#7 The boost students need to overcome obstacles
TED の閲覧記録です。今回の動画はこちら↓(6分56秒,2017年6月)
▶︎ 結論
物事を達成するためには,本人の『やり抜く力』だけでなく,彼らを正しい方向に導きサポートする『社会的な構造(教育)』も重要である。
▶︎ 内容と学び
黒人やシングルマザー,障がいを有するなど社会的に弱い立場にあるにもかかわらず,何かを成し遂げた学生を見てみると,粘り強い『やり抜く力(GRIT)』を持ち合わせていることがわかります。
# 粘り強い『やり抜く力』とは『長期目標に対する根気強さと情熱』のこと
ときに,やり抜く力は Core value(基本的価値)とみなされるほど重要なスキルです。
しかし,彼らが物事を成し遂げるためにはそれだけでは十分ではありません。
より重要なのは,彼らの能力に影響を及ぼし,直面している障壁を乗り越えることをサポートしてくれる社会構造(教育)が存在していることです。
教育とは社会的なものであり,彼らに成功をもたらしているのは社会的な基本構造からの恩恵であるということです。
個別の親身な指導と機会を通して,それぞれの環境に思うを巡らせ悪影響に抗うことができたのです。
また,社会的に弱い立場にあるという環境があったにもかかわらず大きな成功を成し遂げている人は決して『例外』などではなく『特別に努力した』と捉えるべきでもあります。
『例外』と考えることは,同じ状況にある学生を助ける共同の責任から免れようとすることに他なりません。
もし学校が学生の持つ能力について考え,彼らが問題を提起したときそれを取り上げられるなら,学生が学ぶことは彼らの生活とより密接になり,彼らが内面に蓄えたやり抜く気概と気質を利用することができるのです。
▶︎ 所感
自分のことを振り返ってみても,恵まれた環境があったから今の自分があると強く思います。
幼少期の頃はあまりやりたいことはなかったのですが,それでもやりたいと言ったことは自由にやらせてくれる両親でした。
今になって思うことは,それが佐々木家の教育方針だったのかもしれませんし,その方針が僕の人生を形作るサポートをしてくれていたのだと思えます。
小学生,中学の時に塾に通って勉強ができたこと。
高校の時に受験に失敗して浪人させてもらえたこと。
大学で素晴らしい先輩や同期に出会い,真剣に自分の人生について考えたこと。
そのいずれかが欠けていたら今の自分はないと思っています。
もちろんもっと恵まれた環境で育った人もいればそうでない人もいます。
優劣や良し悪しではなく,少なくとも今自分がやりたいと思えることにチャレンジできる環境にあることは非常にありがたいと思います。
僕も自分の子供や若い世代の能力を潰さないように,その能力を正しい方向で最大限発揮できるようサポートできる大人でありたいと思います。
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