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下腹ぽっこり体型=胃腸が弱っている

今日は『血流がすべて解決する』(著:堀江昭佳)より「下腹ぽっこりは血流の大敵」を読みました。

著者は血流の改善のために肉食を、とくに「鶏肉」をオススメしています。その理由は動物性食品と植物性食品に含まれる鉄分の質が異なるからです。動物性食品に含まれるのはヘム鉄、植物性食品に含まれるのは非ヘム鉄で、吸収率はヘム鉄が25%、非ヘム鉄が5%と効率が5倍も違います。

薬膳では動物性食品の中でも鶏肉が好まれており、骨の部分が血をつくる力が強いとされています。そのため、料理としては「参鶏湯(サムゲタン)」や手羽元・手羽先を使ったスープがオススメとのこと。鶏肉を食生活の中に取り入れていきたいと思います。

胃腸が弱っていて血がつくれないひとは、ひと目でわかります。それが、下腹ぽっこり体型です。(中略)下腹が出るのは、内臓下垂が原因です。内臓下垂というのは読んで字のごとく、内臓が垂れ下がっている状態です。内臓というのは、骨などで場所が固定されていません。他の内臓や周囲の組織に靭帯や膜でくっついているか、筋肉によって位置が定められています。そのため、筋肉が弱ってくると位置を支えることができなくなり、下へ下へと垂れ下がってきてしまうのです。そして、位置が下がると同時に働きも下がります。下垂が起こりやすいのは胃や腸です。

内臓下垂による下腹ぽっこり体型...いずれなるかもしれないと思いつつ、今のうちから対策をしなければと思う次第です。筋肉が弱ってくると位置を支えることができないということは、裏を返せば筋肉を鍛えることで位置を支えることができるはずです。

「なぜ下腹がぽっこりするのだろう…」と考える機会はありませんでした。内臓下垂は意外にも痩せ型の人に多いそうで、それ自体は病気ではなく体質の一部とされているようです。

解決する方法は二つ。一つ目は、内臓下垂のひとに多い早食いや大食いをやめること。よくかんでいると時間がかかるのでゆっくり食事が胃に入っていくのですが、あまりかまないとあっという間に胃に入っていきます。しかもかんでいないので消化に時間がかかる。その結果、胃が重くなって下に下がっていきます。そのために、よくかんでゆっくり食べるというのが大原則になります。

内臓下垂の人には早食いや大食いが多いとのこと。私自身は年々、食事の量が少しずつ減ってきている気がしますが、一方で早食い傾向にあるので時間をかけた食事を心がけたいと思います。

誰かと食事をしたり、ゆっくり食事の時間を取れなかったり、柔らかい食材が中心だったり…。早食いの理由は様々あると思いますが、そもそも食事に集中できていないことが主要因かもしれません。しっかりと味わって頂く。食事はたんなる咀嚼作業ではなく、自分の心と身体を形づくる大切な営みであるということ。よく噛んで頂きます。

大切なのが二つ目です。それは、筋肉を鍛えることです。(中略)肋骨と骨盤の間、内臓の入っている空間の部分を腹腔といいますが、この腹腔を囲む四つの筋肉(腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群)がインナーマッスルです。腹腔を上下左右から囲んで圧力をかけることで初めて、内臓は正しい位置に収まることができます。このインナーマッスルを鍛えるのに一番よい方法が、ドローインです。ドローインというのは「引っ込める」という意味で、文字どおりおなかを引っ込める方法です。

腹腔を囲む筋肉を鍛えること。ヨガやHIITトレーニングを続けていますが、その中である程度は鍛えられているかもしれません。まだ筋肉の名称と部位が一致していないので、イメージをしっかり持って意識的に筋肉を使うことができれば、トレーニングの効果が高まるかもしれません。調べてみると、様々なかたがインナーマッスルの鍛え方を紹介しています。

腹横筋は深層にある筋肉で左右に筋繊維が通っている。多裂筋は背中にある筋肉で背骨を起こす働きをしている。横隔膜は呼吸の際に動く部分で息を吸うときに下降し、吐くときに上昇する。骨盤底筋は肛門周囲にあって下から内臓を支える他、姿勢を保つ働きもしている。

あらためて筋肉の名称と部位を確認してみると、たしかにヨガやHIITの中で使っている筋肉だとわかりました。インナーマッスルを鍛えることが自然と習慣化されているので、これからもコツコツと積み上げていきたいと思います。

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