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起業家のための”正しい”キャッチフレーズレッスン:1.

先日、note記事「起業家のための「選ばれるコトバレッスン①」。」
https://note.com/makotonakayama/n/n055e250dd00c
の中で、正しいキャッチフレーズのつけ方についてお教えする、
と書きました。
なので今回から数回に分けて、僕の本丸である、門外不出、
数多くのバカ売れキャッチフレーズを生み出してきた、

”秘伝!正しいキャッチフレーズの作り方”


のレッスンをしてみたいと思います。

レッスン1:

「あなたの強み」を客観的に書き出していく。


僕はこれまで何百人という方のキャッチフレーズを生み出してきました。
そしてその体験の中で、あることを痛切に実感してきました。
それが何かというと、

自分の本当の強み、自分だけが気づいていない法則、


と言うのがあるんだと言うことです。

いや、本当にそうなんです。

ほとんどの人が自分の本当の強みについて、
全くと言って良いほど理解していないというか、見えていません。

自分が強みだと思い込んでいることが、
実は他から見るとどうってことないものだったり、
あるいは逆に、
本人が全く意識していないことが、実はものすごい強みだったり
するわけです。

ですから、まずはその部分をはっきりさせることが肝心で、
それがはっきりすることで、
その人自身の伝え方や、アピールのポイントがまるで変わっちゃうんです。

そうか、これを伝えるんだ!
という自分の中に、しっかりとフォーカスできるようになるんです。

さてでは、どうやってその強みを見つけるか、
それには僕が考案した”アイディアダンプ”という方法を使います。

アイディアジャンプのダンプというのは、ダンプカーのダンプ。
全てをザーッと流し出すというような意味です。

あなたの頭の中にあるものを全て流し出してくださいということです。
もちろんお題は、あなたの強み、それも、

あなた自身が気づいていない強み

です。

まずあなた自身にこの質問をしてください。

質問、

あなたの周りには、
あなたと同じような商品とかサービスを提供している人や、
店・会社がたくさんあります。
そのライバルと決定的に違う、
あなただけが提供できる強みとは何ですか。

この質問をしたら、次にその質問に対する回答を
たくさん書き出してください。
自分で訊いて、自分で答える、と言う事です。

理想は100個、どんなに少なくても30個は出してください。

第1のステップ、ざっくりのステージ。
思いつく言葉をひたすら書き出す。

まずはとにかく思いつくモノをひたすら書き出すステップです。
ひたすら自分の強み!自分の強み!と唱えながら、
あなたの脳に考えさせてください。
この時点では、ちょっと浅いな~とか、これじゃ甘いな~とか、
少しありふれてるかな~、
といったものから、
お~!これはいいじゃん!みたいな「推し」まで、
ひたすらたくさん書き出してください。

とにかく大事なのは、もう1個も出ない、本当にもう無理!
という感じになるまで続けることです。
ちょこちょこっと小手先で考え、はい終わりではなく、
本当に”出し尽くして”ください。

数はできるだけ多い方がいいです。
あなたの脳はこうした出し尽くすというやり方に、
全く慣れていないはずです。

学生時代だって何もないところから何かを生み出す、
という訓練なんて、まずやったことはないでしょうし、
周囲からの評価にしても、要領のいい人、応用力のある人、暗記が上手な人などが高い評価を受けていたはずです。

でもビジネスはそうはいきません。
応用、暗記、要領、そんなんじゃなくて、
”無から有を生み出す能力”こそが求められるんです。

でもその、無から有を生み出す能力は今まであなたの中で
眠っていたものです。
だから、起こしてあげましょう。
目覚めさせてあげないといけないんです。
だから、アイディアダンプです。

ひたすら出し尽くす、本当にもう無理!というところまで出し尽くす。
脳がもう無理!勘弁!って音を上げるまで出し尽くす。
それが大事です。

ここで肝心なのは、決して妥協をしないことです。
脳がもう無理かもと思っても、
あなたは信念を持ってあなたの脳に聞いてみてください。

「本当に全部出し尽くせたの?」


そして、再度チャレンジです。

こうした、もう無理、いやいやまだあるでしょう、といったやり取りを、
自分の脳と繰り返すことで、ある時、
もうこれ以上出ません!という瞬間がやってきます。

そこが一旦終了のタイミング、第1のステップ、
ざっくりのステージのホイッスルです。
ここで少し休憩をとりましょう。

第2のステップ、しっかりのステージ、


さらに絞り出して書き出す。

さて、休憩は取れましたか?
慣れない脳を酷使する作業で、
あなたの頭と体は結構ぐったりしているかもしれません。

当然です。
普段使わない脳の筋肉を使ったんですから、
いわゆる揉み返しが来ている状態です。

さてでは第2のステップに向かいましょう。

第2のステップは、さらに脳をいじめるステージです。
は~、というあなたのため息が今聞こえましたよ。笑、

でも仕方ないです。
あなたは今、ひょっとすると、
人生で一番大事な岐路に立っているのかもしれませんよ。

あなたの、あなた自身の人生を劇的に、
音を立てて変えてくれるかもしれない、
”世界でたった一つのキャッチフレーズ”
を生み出す途上にいるんですから。

今だけ、この大切な瞬間だけでも、必死でチャレンジしてみましょうよ。
いいですか、気持ちの準備はできましたか。
切り替えはできました?
では進みましょう。

あなたの脳はこの時点で、ある状態にいます。
どんな状態かというと…反省と後悔です。
どういう意味かといえば、
最初のステップでもっともっと良いフレーズが出せたはずだ!
という反省と後悔なんです。

第1ステップで、仮に100個の強みを出せたとしましょう。
でも、実はあなたの脳は全く納得していないんです。

本当はもっともっと出せたはずだ。
自分の持っているものはこの程度ではない。

あなたの脳はそう感じているんです。
これ実は本能みたいなもので仕方ないんですね。
だからその思いに応えてあげなくてはいけません。
それが第2のステップです。

第1のステップであなたの脳に生じた不足感を、
埋めてあげないといけません。

ということで、またまたアイディアダンプの続きです。
第1のステップで出し尽くせなかった思いをエネルギーにして、
ガンガン考えてください。

脳は実に不思議なもので、上昇志向を本来持っているものです。
つまり第1のステップで出した強みに決して満足していない。
もっと良い内容が出せるはずだし、
自分にはもっともっと違う強みがあるはずだ!と思っています。

第1のステップでそれなりに頑張ってみたけれど、
テキトーなものも結構混じってるしな。
もっともっと必死にやればよかったかなと考えています。
だから、頑張ります。

第1ステップと第2のステップの間で少し休憩をしましたね。
その休憩時間の間に、実は脳は新しいエネルギーをチャージしています。

そのエネルギーを使って1回目で足りなかったところを埋めてやるんだ、
という思いとともにやってみてください。

この際の脳の動きはこうです。
”1回目で出したものをはるかに超えるレベルのものを出したい”

脳はそう考え始めるんです。
だから第2のステップで出てきたものは、
第1のステップで出たものとは比較にならないくらい
アップグレードされるのが普通です。

さて、第2のステップをクリアできましたか。
ここで完全な休憩をとりましょう。
ちょこちょこっと休むのではありません。
本当にしっかりと休むんです。

それには二つの意味があります。
一つは、疲れ果てた脳を休ませてあげること。
脳にはこれからもいろいろと働いてもらわなければいけません。
ですから、慣れないアイディアダンプでヘトヘトになったあなたの脳を、
本気で休ませてあげましょう。
リカバリーが必要なんです。

それから二つ目の理由、それはインプットです。
自分の脳の中からアイディアを出し尽くす。
それに慣れた脳に、情報という新しいエネルギーを
インプットしてあげないといけないんです。

休む+チャージ


この二つを実現するには、本当に休んでください。
僕の例で言えば、寝る、飲む、誰かと会って馬鹿話、関係ない本を読む、
街を歩く、自転車に乗って走り回る、
電車で普段とは違う場所に行き、降りてみるとかそんな感じです。
僕はやらないですがスポーツなどに興じるのも良いでしょうし、
アミューズメントで大声を上げるのも良いと思います。
要は、脳のベクトルを、
いったん、全然関係ない方に向けてみることです。

完全にリフレッシュし、切り替えてしまうことが肝心です。
中途半端は駄目です。

そしてここが肝心なんですが、この休憩の間にあなたの脳は、
新たな情報をたくさんインプットするんです。
それは嫌でもそうなってしまいます。

だって考えてもみてください。
街を歩けば、いろんな文字とか映像、人の声が飛び込んできます。
本を読めば、その本の内容、 CD を聞けば CD の内容、
新聞や雑誌を読めばその中身に書かれている内容が
人の声、文字、画像・映像。
嫌でも気になってしまいます。
絶対に頭に飛び込んできちゃうんです。

これこそがチャンスです。
あなたの脳に「なにくそ!もう一丁!」と思わせてしまう
チャンスなんです。

街を歩けば電車に乗れば、散歩をすれば…
それだけでいろんな情報が飛び込んできます。

そしてその情報は、ついさっきまであなたの中にはなかった情報です。
つまり新しい料理の材料なんです。

料理というものは、これとこれを組み合わせればこんな料理ができるよ!
というパターンがあります。
そこに全く新しい素材が一つ加わることで、
まるで別の料理が出来上がるということもしょっちゅうです。

あなたが休憩時間に手に入れた新しい情報は、
その新しい素材の役割を果たしてくれるんですね。
そして、その新しい素材を手に、三つ目のステップへ出発です。

出てきた言葉を合体させる、

第3のステップはきっちり、つまり仕上げのステージです。

これまで超えてきた第1のステップ、第2のステップの結果を踏まえ、
総仕上げにかかりましょう。
もうおわかりだと思いますが、ここまでの二つのステップであなたの脳は、
自力で強みを考えることに限界を感じていると思います。

だから新しい情報を加えるんです。
すると実に不思議なことが起きます。
それは合体効果です。

今まで生み出してきた強み、新しくインプットされた素材がくっついて、
新しい言葉を生み出せるようになるんです。
これがポイントです。

どんどん組み合わせてください。
新しいものが単独で生まれないのだとしたら、組み合わせればよいんです。

僕の教え子が大ブレークするきっかけになった、
「出会いと進化のマジシャン」
と言う肩書きなんかが
この典型です。
出会いを標榜している人や会社はたくさんあるでしょう。
進化を謳(うた)っている人もたくさんいると思います。

でもそこにマジシャンというキーワードが加わることで、
全く新しい価値というか、概念が生まれます。

マジシャンという言葉は普通に考えれば、
出会い進化といった言葉とはいささか馴染みにくい印象があるでしょう。

でもその馴染みにくさが逆に、他の人が言わない強みを表現し、
言葉としてのインパクトを生み出しているんです。

だから組み合わせてください。
新しい言葉、耳慣れない言葉、バランスの悪い言葉をこそ、
生み出してください。

綺麗な言葉、耳障りの良い言葉は印象に残りません。
多少カサカサする違和感があるぐらいでちょうどいいんです。

僕自身が使っている
”シンクロリスト”というキーワードがまさにそれです。

シンクロという言葉からまず最初に想起するのは、
もう今は言い方が変わりましたが、シンクロナイズドスイミング、
つまり美女の集団です。

そのシンクロという言葉を男性が使っている、
しかもマーケティングの言葉として。
これめちゃめちゃ違和感があるんですね。

だから相手は必ず訊いてきます。
「これどういう意味ですか?」と。

そうなればしめたものです。
相手が勝手に興味を持ったんですから、
こちらにはちゃんと回答してあげる義務というか責任が生じます。
この、相手に質問される!=説明の許可をもらう、
この許可のことをパーミッション、と言いますが、
キャッチフレーズは、
パーミッションを取るための最強の武器でもあるんです。

つまり、相手は聞く立場、こっちは話す立場という関係を、
一瞬にして作ることができる!
ということです。
これがもしマーケターとかコンサルタントとかプランナーとか
コピーライターとかいう肩書きを使ったとしたらどうでしょうか?

まず関心を持たれることはないですよね。
ふ~んで終わり、一瞬です。

だから見慣れない言葉とか違和感のある組み合わせが
有効になってくるんです。
これで、あなたの強みから考えた、あなたのキャッチフレーズの候補が出そろいました。
コレが一つ目のメソッドです。
ぜひチャレンジして見てくださいね。

※もし、自分で作ったキャッチフレーズをみて欲しい!と思われたら、
遠慮無く下のフォームからご相談ください。
無料でお答えしますよ。

『起業・コピーライティング・副業など何でも無料相談』遠慮無くどうぞ!笑顔でお答えします。
https://17auto.biz/makotonakayama/registp.php?sno=231

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