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おうちで行う防災訓練

ふくしとぼうさい日記312日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

今日夜は、逗子・葉山・横浜市金沢区の防災ボランティアによるチーム「てんでんこプロジェクト」のオンラインミーティングでした。
この取り組みについても、以前のnoteでまとめていますので、よろしければご覧ください。

地域活動とオンライン・オフライン|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/n971e8b8e9a26

今日検討したのは、「おうちDEぼうさい」というオンラインでの防災教育の催しについてを中心に、色々と話し合いました。

防災教育と言うと固いイメージを持ってしまう方も多く、なんとなく敬遠しがちです。
そのハードルをどうやったら下げることができ、楽しく参加できるようになるのかを、意見を出し合っています。

以前に行った「おうちDEぼうさい」では、防災に関するクイズや、おうちでできる簡単防災企画や実験などを中心に、プログラムを構成し好評をいただきました。

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新しい企画は、まずは阪神淡路大震災についてを学ぶ=地震と火災についてを学ぼうという検討をしました。
阪神淡路大震災では、地震のあとに大きな火災が広がり、家屋や家具の下敷きになった方が火事に巻き込まれて亡くなられた方がとても多かった現状があります。
その教訓から、住宅の耐震基準や、火災報知器の設置義務化、家具の固定の推進などがすすめられることとなりました。
プログラムでは家で火事がおこったらという想定で、どう対応をするかを、各自で練習してもらう時間を設けたり、クイズ形式で消火の知識や対応などを楽しく学ぶことを行っていくこととなりました。
各ご家庭の状況はそれぞれで異なりますが、消火器の準備、消火方法のノウハウ、知識が家庭で共有できることは良い体験です。

次に、災害用伝言ダイヤル「171」を親子で練習をしてみようという企画となりました。
毎月1日と15日の0時から24時で、災害用伝言ダイヤルを実際に吹き込んだり録音を着てみたりすることができます。
多くの人が体験をしたことがないと思いますが、実際に電話がつながりにくい、パンクしている状況では、この災害用伝言ダイヤルが、とても効力を発揮します。
企画日が1月15日としているので体験が可能で、ご家族で連絡する練習をしながら、きちんと家族内で共有をしてもらおうと話を詰めていきました。

次に、家庭でできる応急処置とビニール袋と新聞紙を使った防寒着づくりの体験、また新聞紙で作るスリッパ作りも行うことになりました。
これからの季節に暖房がない中での避難生活においては体温を逃がさないことが非常に重要です。また足を怪我から守ることもとても重要です。
双方が自宅で学べるのも、良いと思います。

簡単に作れる災害時用おやつも、自宅で材料を用意していただいて、オンラインでレクチャーし皆さんに作って頂く予定もしています。

最後に非常用持ち出し物品の抜き打ちテストをしてもらうことにしました。
備蓄のお水や食料の賞味期限が大丈夫か、薬や日常で必要なものがちゃんとそろっているか、必要なものがあったらチェックしてもらい追加してもらおうと企画をします。

お家だからこそできる家族での備えを具体的にやってみる機会。
今まで外で行っていて聞くことしかできなかった備えを、実際に家で行う。
これは新しい防災訓練のスタイルなのでは?と感じます。

第1回の「おうちDEぼうさい」と組み合わせると、必要な知識と経験がおうちで気軽に習得できるよい防災教育プログラムになると考えています。

企画は1月15日に実施予定です。多くのご家族にご参加をいただきたいです。

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