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地域活動とオンライン・オフライン

ふくしとぼうさい日記33日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

今日午前中は、てんでんこプロジェクトによる「おうちdeぼうさい」というオンラインの防災体験会を仲間と行いました。
てんでんこプロジェクトについては、以前のnoteでもまとめていますので、ぜひそちらも見てください。

備えあっても憂いあり|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/nac6072036ff7


今日集まったのは、逗子・葉山・横浜市の子ども達。
てんでんこ逗葉の代表が、家で災害が起こった時の色々なポイントをまとめ、わかりやすくそして子ども達も楽しめる様に色々な仕掛けをちりばめてお話をされました。
金沢区災害ボランティアネットワークの仲間が、じゃがりこを使った簡単ポテトサラダを作る実験と試食をしました。
私は、断水した場合のための、家のトイレを簡易トイレにする簡単トイレ実験を担当。
子ども達は、画面越しにとても楽しそうに、参加していました。
はじめての取組みでしたが、取組みとしては、とても良い結果だったと感じます。

オンラインでもとても楽しくできました。
でも、以前は対面で子ども達が驚いたり喜んだりすることが当たり前で、自分の中で以前と今日を比べると、やっぱり対面でやる取組みが良い結果になるのではと感じました。
対面だと、子ども達のひとつひとつの素朴な疑問に答えたり、ちょっとした意見から話題を広げてみたり、プログラムもひとつひとつの反応を細かく感じることができます。
オンラインだと、やっぱりそれが難しい!と改めて感じました。


午後は、厚生労働省主催の「地域共生シンポジウム」というものにオンラインで参加しました。地域共生についての現在の国の仕組みの話や、活動事例、ディスカッションのシンポジウムです。

東京で開かれている取組みに、自宅から参加できるのは、やっぱりとても便利だと感じます。
従来、このような取組は会場に行かないとお話を聞くことができませんでしたが、気軽に参加でき、また自宅だとメモをしたり、出たキーワードをその場で調べたりなど、話を聞いたことをさらに深めることも容易と感じます。

以前にもこのことを触れましたが、オンライン、オフライン、両方の使い方を整理して、上手に組み合わせていくのが、簡単なようで難しいところです。

オンラインはやはりとても便利ですが、今日はオフラインの良さについてしみじみと感じてしまいました。
今日の子ども達の防災学習の取組みや、体験を中心とした理解の場や楽しむ場、合奏やバンドなどの音楽、複数で行うスポーツの多くや団体で行う取組は、オフラインでしかできないものも多く、オフラインで行われるべきものは、やっぱりオフラインがいいですね。

このコロナ禍による社会の変化によってもたらされた、新しい「当たり前」は、まだ人それぞれで、価値観も人それぞれ。
取組みを行う側が、双方のスキルをそろえて場面場面に応じて切り替えて行っていくことが必要になってきています。

地域の様々な活動を行う人が、この双方を使いわけていくスキルを必要とする。これって結構、重要な問題のような気がします。

以前noteでまとめた、オンラインのバリアもあります。

オンラインのバリア|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/n9a5b3e222ef2


私がかかわっている逗子の避難所を運営する組織では、LINEでグループを作って平時も緊急時もすぐに情報共有したいと提案しましたが、70代以上の方でLINEをやらない人が多いため、LINEを使っての即時の情報共有が未だかなっていません。
皆さん、自主活動として貴重な時間を使って関わっていただいているので、進めるにしても、伝え方や進め方を考えないといけない、そんな難しさがあります。

地域活動とオンラインとオフラインの在り方について、まだまだ課題は多く残っています。
できることからコツコツですね。

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