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東日本大震災から11年目の3.11 その5

ふくしとぼうさい日記~チャレンジ編48日目~計414日目。
日々の活動から、街の課題解決のチャレンジをしています。

今日は、東日本大震災から11年目の3.11。
色々なところで、色々な人と出会い、色々な活動をして、色々な学びを得て、色々な気づきをして、そして、たくさんの仲間とともに突っ走った11年でした。

今日は、午前中は「3.11ずし市民防災の集い~BOUSAI CAFE~」というイベントを実施しました。

新型コロナウイルス感染拡大で実施規模は小規模としましたが、ワールドカフェという手法をもちいた、防災について話し合うワークの場を、大学生防災士の栗原ひとみさんと一緒に企画をしました。

今日集まったのは13名の方々。最初は、現在の被災地の状況について、インクルーシブ防災・防災リテラシーについてなどを全体で学習し、ワークでは「防災リテラシーをどう地域で高めることができるか」をテーマに約1時間話し合いました。


ワールドカフェの特徴はとにかく参加の方々が楽しく意見を出し合うことでできることです。4つのグループからはそれぞれ素晴らしい意見が出て、皆さんもとても楽しかったと、満足気にお帰りになられました。

午後は、逗子で11年続くAll Zushi Movementの皆さんによる、2:46の追悼式に中高生の防災チーム3.11つなぐっぺしのメンバーと参加してきました。

11年間色々な活動をしてきたことが走馬灯のように思い返せる時間でした。
追悼の後、被災地でかつて一緒に活動をさせていただいた、逗子市の桐ケ谷市長のお話に胸が熱くなりました。


その後は3.11つなぐっぺしの代表田島太地くんの急なスピーチも心打たれました。


18時からは、3.11つなぐっぺしによる、東日本大震災復興支援活動募金5日目最終日となりました。

31名もの人数が集まり、2時間の募金活動で多くの募金が寄せられました。


この募金は、宮城県女川町の一般社団法人コミュニティスペースうみねこに、全額寄付させていただきます。

うみねこを運営する八木純子さんとは、もう10年のお付き合いになります。
震災が起きた年の12月に女川に行き、そこで出会ってから、様々なことでお世話になっています。

昨年の3.11で、つなぐっぺしで集めた約15万円のお金がありました。
それをうみねこさんにご寄付し、そのご寄付をもとに、女川のとある集会所に集まる皆さんの仕事を作ってみないかというご提案をいただき、数カ月かけて、つなぐっぺしメンバーで商品の企画を作りました。

使わなくなったカレンダーなどの紙を使ってエコ封筒を作るというもので、試作から、型作りまで学生たちが進め、昨年の12月に女川に行った際に、現地の皆さんに作り方をレクチャーさせていただきました。


その封筒がある程度完成し、先日こちらに届きました。
今日桐ケ谷逗子市長がその封筒をお持ちでビックリしました。


私達が行った活動が、きちんと約に立っている、そう思うととても嬉しく思います。

今回集まった募金は、この商品をさらに進め、女川の皆さん方の仕事を作ることに使われる予定です。

11年間のつながりで、新しく進んでいったことから、未来へ一歩進んでいます。
私達も被災地の復興の一部を担っています。

大変であった、東日本大震災を被災地のことを忘れないこと、被害が繰り返さないためにつなげていくこと、この2つを大切に感じ、そして動いているこれだけたくさんの学生達がいます。
明日から12年目となりますが、私達は、私達にできることをしっかりと紡いでいきます。


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