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ザ・キング・オブ・他者

人間を「完全に音が無い部屋」とか「完全に光が無い部屋」とかに閉じ込めると、1時間も耐えられない、という実験結果になるみたい。

不思議で奇怪で美しいビジョンが見えたり、得体の知れない音が聞こえたりして、精神が、もたないんだって。。。

なんだろうね。。。ふだん、他者から、いろいろ刺激(圧迫、圧力、嫌み、マウント、いやがらせ、いじわる etc...etc...)を受けているから、それに対抗して「心」がバランスを取れているのかもしれない。。。

で、他者が絶無の状況になってしまうと、「心」が肩透かしくったみたいにバランスを失って、こんどは、自分の中にある魑魅魍魎が、重石が取れたみたいに、ワーッと出て来るのかな。。。コワイ(汗)

だとしたら、コロナ禍の社会的隔離で、ひとと接する機会が減って、他者の刺激を受けられないわけだから、みんな精神的にヤバくなるのは、当然かもしれないねー。

今日の聖書の言葉。

何を守るよりも、自分の心を守れ。 そこに命の源がある。 
箴言 序 4:23 新共同訳

「心」って、ひとと、ひとを、結ぶための機能なんだと思う。

よろこびも、怒りも、悲しみも、他者があってのこと。理解できない他者が理解できない振る舞いをするから、腹が立つわけだし、理解できないと思ってた他者と、ひょんなことで思いが通じたりするから、嬉しさを感じるわけだよね。

他者が、適度に刺激をくれるから、「心」を守れる、つまり、バランスを取れてるんだと思う。。。ありがとう、他者。。。でも、やっぱり、おまえのことは理解できない(笑)

そして、その、ありがたい他者を、生活の中から取り去られてしまいかねない世界規模のクライシス(危機的状況)が、このコロナ禍かもしれない。

他者が去って、自分の中の魑魅魍魎に向き合わされる。。。ホラーだ。

なので、ここはやはり、絶対他者である「神」の出番だと思う。

どんな他者よりも、とんでもない "圧" をかけてくる他者の中の他者、ザ・キング・オブ・他者である「神」の視線を、感じることによって、心のバランスを取るしかないんじゃないか。

魑魅魍魎たちは、他者の視線に、弱いのだ。だって、自分は子どものとき、悪さをしでかして、母親から「お父さんに言うからね」と、ひとこと発せられると、ヒーッとひれ伏したから。。。これが「あんた、バレてないって思ってる? お父さん、見てたって、言ってたよ?」ってなったら、フーッて気を失ってしまう(笑)

だから、だーれも見ていない、と思っても、だいじょうぶ。心配しないで。神様が、あなたを見てますよ!


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