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この世界における最高で最大の分配主義者とは、だれか。。。

〇〇〇をすれば、富も名誉も命も得られる、というのを、ご利益信仰と言うんだけれど。。。

〇〇〇をやれば、すべて手にはいる、なんて。。。

そんな、うまい話が世の中にあるもんだろうか。。。

今日の聖書の言葉。

主を畏れて身を低くすれば 富も名誉も命も従って来る。
箴言 22:4 新共同訳

富と名誉と命をゲットするという、このイベントの発生条件は。。。

① 神を畏れること
② 身を低くすること

。。。たったこれだけ。

しかし、よーく見ると、気になる表現があるんだ。

それは、富も名誉も命も従って来る、の「従って来る」っていうところ。

これって、あとから付いてくる、って意味だよね。

つまり、時間差があるってことでしょ?

じゃあ、条件を満たしてからイベント発生までに、どれぐらいタイムラグがあるか、っていうと、何も明確には示されていない。

で、当然のことながら、このタイムラグを決める変数を、人間は自分の好きなように変更することは、できない。

神だけが、その変数を知っていて、かつ、いじることができるのだ。

だって、神は神だからね。

もし、時間差が5年だった場合。。。

神を畏れ、身を低くして、待つこと5年。ようやく、富と名誉と命が追い付いてくる。

もし、時間差が50年だった場合。。。

神を畏れ、身を低くして、50年で追い付いてくる。

もし、時間差が100年だった場合。。。

神を畏れ、身を低くして、ずーっと待っていたけれど、とうとう何も起こらないまま、死んで、墓に葬られる。

追い付いてくる先は、天国だ。

。。。ということが想定される。

今日の聖書の言葉は、一見して「ご利益信仰」のように見える。

けれど、もしかしたら、墓のこちら側で生きているあいだは、ゲットできないかもしれない。。。

あなたは、それでも信じ続けますか? っていう、「見ないで信じる信仰」が要請されているんじゃないかなー、と思う。

信仰の父と呼ばれたアブラハムは、あらゆる祝福の源となるようにと、神によって選ばれ、その子孫は地を受け継ぐ、と約束された。

すごいよね。あらゆる祝福の源になる、って言うんだから。

でも、実際のところ、アブラハムは生きているあいだ、足のウラ一片ほどの土地も得ることができなかった。奥さんのサラが死んだとき、お墓にするための土地をようやく買うことができたほどだ。

そういう意味では、アブラハムは、ほんとのほんとに「信仰の父」だったんだなー、と思う。

だって、「見ないで信じる信仰」を、生涯にわたって貫いたわけだからね。

ひるがえって、自分は、アブラハムのように「見ないで信じる信仰」を、生涯にわたって貫くことができるだろうか。。。

たぶん。。。

無理(笑)

なので、自分にはイエス・キリストが必要だ。

神を畏れ、身を低くする、という点で、イエス以上に完全な信仰を示したひとは、いないと思う。

だって、十字架の死に至るまで、父なる神の御心に従い通したわけだからねー。

イエスは、その完全な信仰によって、富と名誉と命のすべてをゲットした。それは、独占するためではなく、全人類に分配するためだったんだ。

そういう意味では、イエスは、この宇宙における最高で最大の分配主義者、ということになるのかもしれない。

イエスさま、ありがとう。。。

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