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#961 パパのLINEを既読無視してない? っていう話です。

あれも欲しい。これも欲しい。あれも必要。これも必要。。。

なのに、リゾースがぜんぜん足りない。。。

ダメじゃん、これ。。。

みたいなシーン。けっこうあるよねー。

今日の聖書の言葉。

何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
マタイによる福音書 6:33 新共同訳

自分のなかにある欲望について、いろいろありすぎて、整理がつかなくって、そういうものに引っ張られたり、突き動かされたり、追い立てられたり。。。

で、願ったものが手に入らないと、焦ったり、いらだったり、悲しんだり、怒ったり、失望したり、絶望したり、っていう。。。

そんなふうに生きていたのでは、ちっとも落ち着いていられない。

なので、お釈迦さまは求道の旅に出たんだろうなあ、って思う。

そう。あらゆる欲望から解放された完全に静寂な境地、ニルヴァーナに向かって、ね。

お釈迦さまの場合には、欲望そのものが幻影なんだよ、そもそも、自分という存在が幻影なんだよ、っていうか、そういうことを考えたり求めたりしている意識だって幻影なんだよ、だから、スパーってあきらめることが肝心なんだよ。。。

っていう「あきらめ」の境地を説いたわけなんだけど。。。

中村光『聖☆おにいさん』のマンガ世界では立川のアパートでお釈迦さまとルームシェアをしているイエスの場合、何て言うかというと。。。

これだ。

何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい
そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる

ふーん。そう。いろいろ欲しいものがあるんだねー。でもね、心配しないで。パパに頼めばぜーんぶくれるから。パパに言いなよ。

。。。っていうのがイエスの世界だ。

つまり、パパを中心に回っていて、パパがすべてをあたえてくれるから、ちゃーんとパパにつながっていれば大丈夫、ってことなんだねー。

もちろん、この場合のパパとは、天の父なる神のことだ。

しかし、ね。

パパ、って言いさえすれば、なんでも自動的にあたえられる、っていうわけでもない。

パパにつながっていることが大切。

なので、考えてみて。パパからのスピリチュアルなLINEで来たメッセージを、ぜーんぶ既読無視してない?

いや。LINEそのものすら何カ月も開いてませんでした、みたいな(笑)

で、開いたら、ザーッって何千行ものパパからのメッセージが(汗)

そのどれもこれも、こんな感じ。。。

いま、どこにいるの? すぐ返信して! 父より

この世でいちばん大切なのは、てか、この宇宙でいちばん大切なのは、その宇宙をつくった創造主である父なる神とのハートのつながりであるはずなのに。。。

その「つながり」を忘れて、欲望にふりまわされているばかりの人生。。。

それじゃあダメだよ。だから、悔い改めてパパのもとに帰りなよ *²。だいじょうぶ。パパは怒らないから。ちゃんとパパとは話をつけてあるから。そのためにわたしは十字架にかかって復活したんだよ by イエス。

。。。っていうのがイエスの世界だ。

さて。。。

お釈迦さまの世界とイエスの世界が、もし立川のアパートでシェアされたら、どういう具合の世界になるんだろうね。。。

イエス「ねえ、ブッダ。何か食べたいものないの?」
ブッダ「ないよ。お腹もすいてないし」
イエス「じゃあ、わたしは駅前の中華に行ってくるよ」
ブッダ「えー、いーなー。わたしも行きたい」
イエス「なんだよ。結局食べたいんじゃん」
ブッダ「大丈夫なの? きのう財布が空だ、って言ってなかったっけ?」
イエス「大丈夫だよ。さっきパパからLINEで入金があったから」
ブッダ「へー。わたしもそういうパパが欲しいなあ」
イエス「わたしのパパはブッダのパパでもあるんだよ。頼めばいいのに」*³
ブッダ「いや。いらない。わたしには欲しいものは何も無い」
イエス「ふふっ。いま欲しいって言ったくせに(微笑)」

註)
*1.  Cf. 創世記 3:9
*2.  Cf. ルカ 15:18
*3.  Cf. ローマ 8:15

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