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阻害要因とセーフガード(倫理規則)
<阻害要因>
◇自己利益
「適正意見の表明をもって監査報酬を増額する」という成功報酬による監査契約を締結した場合、/監査人が自己利益のために公正不偏の態度を損なう虞れがあり、公正不偏の態度の保持に対する社会的信頼が損なわれる虞れもある。
→成功報酬による監査契約の締結は職業倫理上禁止されている。
◇自己監査、自己レビュー
内部監査業務と財務諸表の監査業務を同時提供する場合、自己監査となる。
→金
重要な構成単位
グループ監査チームが、以下のいずれかに該当すると識別した構成単位をいう。
① グループに対する個別の財務的重要性を有する。
② 特定の性質又は状況により、グループ財務諸表に係る特別な検討を必要とするリスクが含まれる可能性がある。
実施基準の分類
1. 事業上のリスク等の重視
2. 財務諸表全体と財務諸表項目の2つのレベルでの評価
3. 特別な検討を必要とするリスク
4. 監査計画の修正
5. 経営者が提示する財務諸表項目と監査要点
6. 内部統制に依拠しない監査
7. 不正及び誤謬
8. ゴーイング・コンサーン問題への対応
9. 情報技術
10. 経営者確認書
11. 他の監査人等の利用
保証業務の一例としての財務諸表監査
監査人は投資家と経営者の間に介在し、保証業務を通じて情報の信頼を高める。
主題である「企業の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況」について、/主題に責任を負う者としての「経営者」が、一定の規準としての「会計基準」に従って測定し、/その結果を主題情報たる「財務諸表」として「投資者」に提示する。
業務実施者である「監査人」は、/想定利用者である「投資者」の財務諸表に対する信頼の程度を高め