★「監査の基準は監査人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めていること」を記載する意義
合理的保証とは、監査が監査資源の制約と経済性の要請、内部統制固有の限界、監査証拠の間接性等の制約から重要な虚偽表示が存在しないことの保証は絶対的なものではなく、「合理的」な範囲での保証にとどまることを明示するものである。
★「監査は経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表の表示を検討している」を記載する意義
財務諸表の作成には経営者による見積りの部分が多分に含まれている、ということを明示し、「財務諸表の性格的な特徴」を明らかにするものである。