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Yellow Magic Orchestraのスゴい本が来た

こんにちは、makoto です。

分厚い本が来た!
どどーん。

「シン・YMO イエロー・マジック・オーケストラ・クロニクル1978~1993」という本です。

「すべてのYMO本よ、サヨウナラ」というキャッチが付いているくらいなので、YMO本としては決定版なのだろうか。
しかし、決定版が出てしまうなんて、もう3人での演奏は観られないのかと寂しくなってしまうじゃないか!
とはいえ、細野さん以外は病気もされたことだし、公の活動は置いておいて、ゆっくり趣味として続けてくださるぐらいでもいいのかもしれない。

8月19日に出版された出たばかりの本ですが、amazonのカートにはかなり早くから入れていたんです、忘れないように。
amazonで買うかどうかは分からなかったけど、いつも使う紀伊國屋書店オンラインは予約が出来ないし、ヨドバシコムも掲載がまだない。
amazonで注文することにしても、予約本は発売日よりかなり遅れてから発送されることが多いので、発売されてから注文した方が早く着くんですよ、おかしな話だけど。

と思ったら、発売数日前から在庫切れ、注文不可になっている。
ん?まだ発売前なのに?
amazonともあろうものが、そんなに発注数少なかったのか?
そして、発売日。
紀伊國屋書店オンラインもヨドバシコムも在庫切れ。
まじ!?
どうして?予約注文だけで初刷分がなくなるほど売れたの?
初版印刷部数少なかったの?どっち?

こんなことなら、amazonでカートに入れた時に注文しておけばよかった、
今度入手できるのは数ヶ月先になるのかなぁ
と残念に思っていたら、
「ディスクユニオンで販売中」
とディスクユニオン御茶ノ水のアカウントのツイートを見る。
まじか、でも今度出社するのは来週だし、まだ5日くらいあるなぁ。

と、ディスクふと思い出したのがHMVとタワーレコード。
どちらの通販サイトでも書籍扱ってるわ!
HMVは注文不可だったが、タワーレコードでは普通に「在庫あり」
セーフ。
そして先程、無事に入手出来たのです。

この本の著者の田中雄二さんは「YMO研究の第一人者」と言われているそうだ。
そういえば、田中雄二さんの著作は何冊か持っていた。
「電子音楽in JAPAN」(2001)もかなりの大作。
「TR-808<ヤオヤ>を作った神々」(2020)、これも田中雄二さんだったか。

YMOとの歴史は長い。
ていうか、ただ単に昭和の人間だからなのだけど。
1978年のデビュー当時は、もう中学3年になっていて洋楽も聴いていたので、アメリカで先に火がついたYMOのニュースも音楽雑誌で読んで知っていた。

だけど、自分から進んで聴くようになったのは、普通にテレビの音楽番組でも頻繁に取り上げられるようになった2枚目のアルバム「ソリッド・ステート・サバイバー」から。
「テクノポリス」も「ライディーン」もめちゃくちゃヒットしてた。
昔は町中でも音楽が至るところでかかっていたので耳にしない日はないくらいだった。

そして1980年「増殖」のレコードは同級生が発売日に購入したので、皆で聴きに行った。
スネークマンショーのコントが曲の合間で挟まれるという、コメディバンドでもないのに、そんなの聴いたことがなかった。
ただ、正直大阪の高校生には、スネークマンショーのオフビートでセンスのある(であろう)笑いはほとんど理解出来なかった。
なにしろコテコテの吉本新喜劇で育っていたんだから。

YMOが音楽以外にもファッションやカルチャーなど多方面で「今一番イケてる」という感じで影響力があったのもこの頃。
高校生的には、中国人民服とテクノカットだな。
中国人民服は、大阪ミナミの雑貨屋で安いものが入手出来たけど、テクノカットはまだ手を出すには早い感じがしていた。
キョンキョン(小泉今日子)がもみあげパッツンのテクノカットをしたり、近藤真彦がマッチカット(と言われていた)をして、テレビのお茶の間でも見慣れてきたので、皆も真似をするようになったのはもう数年後の話。

そんな1980年 高校2年の夏休み明け。
なんと同級生の女子がテクノカットで登校してきたから大騒ぎになった。
元々クラスでも大人しい女生徒だったので、ほとんど話もしたことがなかったしあまり印象はなかった。
そんな彼女がいきなりテクノカットで教室に入ってきて、クラスのみんなはザワザワしているのに、本人は落ち着き払って堂々としていたものだから、髪型ともあいまって「クール」な女性に一気に変身していた。
その頃テクノカットにするって、相当に新しかったんではないだろうか?きっと彼女はオシャレさんだったんだろうな、もっと色々話をしておけばよかったな、と今となっては思ったり。

YMOときいて一番最初に思い出すのは、友達の家に集まって聴いたスネークマンショーのコント入りの「増殖」と、高2の夏休み明けのテクノカットの彼女の事だなんて面白いな。

そうそう、YMOってシンセが中心の音楽で売れちゃったので、なんだかピコピコのイメージが一般的には強そうだけど、めちゃくちゃ生演奏がグルーブしている強靭なライブなんですよね。
だから、ライブでもサポートギタリストがかなりフューチャーされている、というのもバンドマン、ギタリストとしては入りやすかったかもしれない。
初期のサポートギタリストは渡辺香津美さんですよ。
レコードではバリバリ弾いていたギターをカットされたらしいですが、ライブではYoutubeにも映像がいくつか残っていて、ほんとにバリバリ弾き倒しています、格好いい!
サポートキーボードに矢野顕子さんも参加していますね。


そんなYMOの結成時から解散後、また再結成するまでの話がたっぷり載っているんだから、読むのが楽しみです。
寝る前に布団で少しずつ読む本に決まり。

それでは!


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