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「ガリレオ 沈黙のパレード」を鑑賞してきました(ネタバレなし感想)

こんにちは、makoto です。

水曜日は映画館のサービスデー。
多くの映画館では通常よりチケットが安くなります。
近所のシネコンでは1,200円。
なので、妻と午前中からガリレオ最新作「沈黙のパレード」を観てきたので、ファーストインプレッションをネタバレなしでnoteします。


このガリレオシリーズは夫婦で一緒に観る映画シリーズです。
まず、東野圭吾さんの原作シリーズなので面白くないわけがない。
そして、僕も妻も主演の福山雅治は嫌いではない、いやむしろ好きかもしれない。
50を過ぎても相変わらずのイケメンなのに、中身はただのおっさんトークのラジオパーソナリティとしての福山雅治ファンだ。

サービスデーということもあるのか、午前中一番の回にも関わらず、客席は半分近く入っていて、しかもご年配の女性のグループが多い。
おばちゃん達がキャッキャッと少女のように浮かれているのは見ていて微笑ましい。間違いなく、おばちゃん達も福山雅治ファンだろう。
もうおばちゃんになると、推しが結婚しようがロスなんてものとは無縁だ。
そんなことは関係なく、推し活が出来るのが強みだ。
いや、そんな話は関係ない。

実はこの原作はまだ読んでいなかったのだけど、
先週末に「水曜日に観に行くか」と決めたので、慌てて読んだばかりだった。
観てから読むか、読んでから観るかと少し考えたが、ここはいつも通り読んでから観ようと先に読んでおいた。
妻はずっと前に読んでいたので、二人ともあらすじは知っている状態で観たということになる。


今作は2時間超え(130分)の上映時間だったが、飽きさせることもなく最後まで集中して観れた。
それも原作を読んだばかりであらすじの細かいところまで全部頭に入っていたので、それをどう映画にしているのか、という点も興味深く見ていたことも集中できた理由かもしれない。

そして、「読んでから観るか、観てから読むか」問題の結論としては、先に読んでおいてよかったな、と思った。
もし、原作を読んでいなかったら、細かい部分が分からなかったんではないだろうか。
いや、むしろそこは130分の尺に収めるためにあえてカットした部分なので、映画がはじめての人にとっては違和感のない部分かもしれないが、
原作で描かれていたある人物の背景や重みなどが、映画ではあっさりと、何なら飛ばされていたようなところもあったのが少し残念だった。

また、シリーズ常連の北村一輝演じる草薙刑事が過去の事件との関係で、事件の捜査を進めるうちに、どんどん心痛のため疲弊していく様子なのだが、その理由がやはり今ひとつ入って来ない。
原作では、その部分がしっかりと書かれているのだが、映画ではどうしても過去の事件については回想シーンとしてサラッと出てくるだけなので、どうしてそこまで草薙刑事が精神的に追い詰められていくのかがわかりにくい。
北村一輝さんの演技が真に迫っているだけに、どうして?となるんじゃないかな。

柴咲コウさんはいつも通りお美しい、素敵です。
僕はガレリオシリーズのヒロインは吉高由里子より柴咲コウ派です。
原作の内海とは年齢的にもキャリア的にもだいぶ違う設定だけど、特に影響ないし、それはまぁいいかな。

今作の脇を固めるメンバー達も皆さん芸達者で素晴らしかったです。
特に被害者の父親役で飯尾和樹さんが出てきた時には、キャストを事前に全く見ていなかったのでびっくりしました。
普段バラエティではボケ倒す飯尾さんが、全くボケない。
ボケないシリアスな飯尾さんもめちゃくちゃ良かったです。
やっぱりお笑いの人がシリアスな演技をすると上手ですよね。

そしてなんといっても、福山雅治演じる湯川。
エンディングで昔からのガリレオシリーズのダイジェストがバックで流れるのですが、やっぱり年を重ねたなぁと思います。
それでも、いつものクールで尖り過ぎていた湯川のキャラクタが、年のせいか若干丸くなったというか、いい具合に人間っぽさが出てきて、感じ良かったですよ、今作の湯川先生は!

そして、はっきり言おう。このガリレオシリーズは
福山雅治を観に行く映画だ。

早速、次回作も楽しみです。
原作は2021年に次作の「透明な螺旋」が既刊なので、きっと再来年くらいには公開してくれることを期待しつつ。

それでは!

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