読書は一期一会〜2024年5月分
「読書は一期一会」というタイトルで、毎月買った本を紹介する月例noteを投稿しています。
2024年5月分の雑誌・Kindle以外の紙書籍を紹介します。
今月は13冊です!
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「新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論」小林よしのり(小学館) 2000
「ゴーマニズム宣言SPECIAL ウクライナ戦争論」 小林よしのり(扶桑社) 2022
「ゴーマニズム宣言SPECIAL ウクライナ戦争論2」 小林よしのり(扶桑社) 2023
「ゴーマニズム宣言SPECIAL 愛子天皇論」 小林よしのり(扶桑社) 2023
「ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論総括編 コロナと敗戦/失敗の本質」小林よしのり(扶桑社)扶桑社 2023
小林よしのり本を一気に5冊大人買い笑。
きっかけは「台湾論」を読もうと思ったところから。
先日の台湾旅行をきっかけにちゃんと台湾という国(あえて国と言いますが)のことを知っておこうと色々読んでいて。
小林よしのりさんもそういえば台湾論って出してたような気がするなと。
小林よしのり本は一時期かなりハマっていたこともあって「戦争論」シリーズとかは読みました。
まだ家に何冊か残っていると思う。
僕は自分のことは保守ではないとは思っているのだけけど、論旨的には納得することも多くていつも面白く読んでいた。
台湾論をamazonで購入すると、おすすめにコロナ論総括論が表示されて、
コロナ論といえば真っ只中のたまの出勤日にガラガラの本屋を覗いてみるとコロナ論が平積みされていたのを覚えている。
コロナに関しては著者の反ワク運動もそれなりに寄り添うところもあり、結局僕は空気に負けて2回打ってしまいましたが、Youtube配信していた講演会も何度か観ていた。
改めて総括論が出たのなら読んでみようかと。
すると次々と出てくるおすすめ本。
ウクライナ戦争論2冊、愛子さまに関する天皇論も、これはどんな論調で来るのだろうという興味から読んでみることにしました。
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「パッキパキ北京」綿矢りさ(集英社)2023
いつの間にか作家デビュー20年超えですよね。
多分綿矢さんくらいからじゃなかったですか?
若い10代の女性が小説を書いて作家デビューするような今だと普通のことがはじまったのが。
これは実体験のエッセイ・コラムかと思っていたら、小説の体なんですね。
パッキパキて面白い語感、北京の何がパッキパキなんだろう。
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「冥王星より遠いところ」黄崇凱(著)、明田川聡士(翻訳)(書肆侃侃)2021
これも台湾マイブームの一貫。
出版社は信頼の書肆侃侃房さん。
これは現代台湾文学選というシリーズの2作目で、今回はSFなんですね。
台湾SF。
ケンリュウの諸作やマルチメディア展開が大ヒット中の三体シリーズで中国SFが人気を博していますが、さて台湾SFはどうだろう?
台北の中心街の地下鉄駅構内の大きめの書店を訪ねた時に、台湾も電車でスマホを見ている人が日本並みに多いけれど、まだまだ本文化も捨てたものじゃないのかも、という感想を持ちました。
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「名探偵コナンと平成」さやわか(コアマガジン)2019
2019年の出版なので5年も前の新書ですが、つい最近SIGNポッドキャストでこの本を下敷きにした放送回を聴いたことがきっかけで知った本です。
いつも、さやわかさんが出ている(特にゲンロンが多いかな)動画配信なんかを見ていて、その完結明快で巧みな弁舌に感心していたので、この本も読んでおこうと買い求めました。
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「テレビドラマは時代を映す」岡室美奈子(早川書房)2024
「AIを生んだ100のSF」(早川書房)2024
僕の好きなハヤカワ新書シリーズから2冊。
ハヤカワ新書は2月に1度程度、書店の新書コーナーに行き毎月数冊出版されるタイトルから面白そうなものを見繕って買っている。
今回は、テレビドラマと時代論、そしてAIに関する100冊のSF名作、という感じだろうか。
ハヤカワ新書はいつも完全にタイトルだけで選んでいるので、実際の内容がどんなことになっているのかは想像するしかないが、きっと面白いに違いない。
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「実践 生成AIの教科書 ――実績豊富な活用事例とノウハウで学ぶ」株式会社 日立製作所(リックテレコム)2024
「プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで」及川卓也、曽根原春樹、小城久美子(翔泳社)2021
「プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本」橋本将功(翔泳社)2022
最後は仕事関連で3冊。
生成AI関連は新書レベルの一般ビジネスマン向けや、テック系の出版社から出ている主にエンジニア向けのChatGPT活用術的なノウハウ、マニュアル本から、とにかく色んな本が出揃ってきたが、
ここへ来てエンタープライズIT関連としてはこれで決まりかな?という感じの本が日立製作所から出ていたのでこれは読んでおかねばと。
似たような出自としてはNRI野村総合研究所からも生成AI関連本が出ていたが、より企業での活用事例に振り切ったこちらを選択。
プロダクトマネジメント、プロジェクトマネジメントとそれぞれから1冊づつ。
古巣の会社ではない組織で大きめのプロジェクトに参画することになったので、改めて基礎をおさらいして知識のブラッシュアップをしておこうとこの2冊を選択。
この手の本を選ぶ時は意外と難しくて、旬のテーマだったりすると(さっきの生成AI系もそうだが)同じような内容の本が色んなところから何冊も出ることが多いが、一番よいのはやはり書店で手にとってみること。
目次の章立てと最初の数ページをパラパラとめくって、文書、フォント、段組み、図柄の多寡、などの好き嫌いのフィーリングで選んでいる。
実際自宅で読み出して、あ外したな、と思うこともしばしばあるのは仕方ない。
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さいごに
さて、今月は13冊ですがビジネス関連を抜いて10冊、小林よしのり本を(テーマは違えど)1つの本だと考えると実質5冊程度でした。
いつもよりだいぶ少なめですが、自宅の床が積読で占領される割合がかなり多くなってきたので、これは少しペースを落とさないといけないなと最近思っています。
紙書籍はしばらく止めてKindleにしようかとも思うのですが、どうしても紙本をメインに買ってしまいます。
(今月は青崎有吾「地雷グリコ」と阿津川辰海「黄土館の殺人」の2冊はKindleで購入しました)
Kindleの方がいつでも持ち出せて(スマホで)、ペーパーホワイト端末は寝る前でも大勢が楽だしブルーカラーがなく目にも優しいし、良いことずくめなのだが、積読本の背表紙を見れない、というのがどうしても物足りない。
Kindle本の蔵書の背表紙を簡単に壁に投影しておくとかはできないだろうか、そんなことを考えています。
それでは!
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