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今月観なかった映画

今月(厳密には1月・2月)公開され、観ようかな、観たいなとチェックしていたけど観なかった映画をリストしてみる。

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1/13 公開(再上映〜上映館拡大) R R R

ボリウッドと気軽に呼びがちなインド映画だけど、ボリウッドではないインド映画も数多くあって、むしろそうではないインド映画の方が多いらしい。
「R R R」もボリウッドではないらしい、そんな認識も少しづつ広がってきた、かもしれない。
どうせ、インド映画ってすぐ踊り出すんでしょ。
そんな偏見も吹っ飛ばすような痛快娯楽映画がラージャマウリ監督の映画だ。
前作の大ヒット作「バーフバリ」公開時はそんな偏見のため結局映画館で観ることはなく、後日数年経ってから配信で観た。
うわ、こんなハチャメチャな(褒め言葉)映画があるんだ!こりゃハリウッド映画なんかより全然面白いかもしれない。ちょっと味が濃すぎて胸焼けしそうではあるが。
そんな感想とともにラージャマウリ監督の名前は胸にしっかりと刻み込まれた。

「R R R」
なんやねん、この名前。ワケワカラン。でも、今作はもっとスゴいらしい。
でも上映時間が179分、ほとんど3時間あるらしい。
インド国内では途中で休憩が挟まれるらしいが、日本公開時はそのままぶっ通しらしい。
トイレ心配だな。
そんな心配をしている間にも国内でも大ヒットとなり、公開延長、上映館も増えて近所のシネコンにもやってきた。
テレビをつけるとバラエティ番組でもダイジェストをガンガン紹介して煽ってくる。
考えもつかないような馬鹿げた(褒め言葉)アクションシーンや高速ダンス。
うーん、観たい。けど、これだけでお腹いっぱいだな。
そんな情報過多のせいで、今回も行くきっかけを失っている。
流石に3時間もの間スクリーンを押さえておくのははばかられるのか、上映回数も少なくなってきているようだ。
うーん、やっぱり行かないかなぁ。。。

1/20 公開(上映館拡大) ケイコ 目を澄ませて

ルックのインパクトが凄い。
テアトル東京で予告編を観た時から、なんだかこの映画凄そうだな、とチェックしていた。
この主役の彼女、どこかで観たことある顔だけど、え?岸井ゆきの?
もう全然イメージが違う。
安藤サクラがボクサーを演じた「百円の恋」もかなり入り込んでいたが、それでも安藤サクラな感じはあった。
三浦友和もジムの会長で出てくるのか。三浦友和が出演している映画って実はとんでもなくヤバそうだしな。
だけど、昨年上映期間中は都内の小さめの映画館でしかかかっていなくて、タイミングを逸してしまっていた。
そして、今年近所のシネコンに上映拡大してやってきた。
いよいよか!
そう思ったのも束の間、2週間なかなか時間が合わなくてぐずぐずしているうちに公開打ち切りになってしまっていた。
残念。


1/27 公開 イニシェリン島の精霊

公開前はノーチェックだった。
予告編を観てもピンと来なかった。
小さい島で
「もう友達付き合い止める、お前とは絶好や!」
「なんでやねん!?意味分からへんわ!」
そんなことをおっさん2人が2時間近く言い合いしているだけの映画(なんという偏った誤情報!)
そんな映画おもんないやろ。

そして上映開始。少しづつ情報が入ってきた。
早くも今年最高の傑作らしい。
そんな噂もチラホラと出てきた。
ちゃんと調べてみると監督は「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナーらしい。
あ、そう。そんなら観ないとダメかも。
そう思った時にはもはや上映回数が激減していた。
だ・か・ら、夜遅くの回はダメなんだって。
ごめん、やっぱりこれは配信待つわ。


2/3 公開 FALL/フォール

これは予告編観ただけで、もう無理となっていた映画。
だって高所恐怖症だから。
怖い、怖いよ〜。
何が好きでそんな髙いところに登るんだ?君たちは!?

そして先週、TBSラジオ アトロク 週間映画時評ムービーウォッチメンで宇多丸がレビューを高所恐怖症も必見だと紹介していた。
ほんまか?ほんなら。。
でも、今週既に上映回数は1日1回だけとなっていてどうにも都合がつかなそうだ。
非常に残念だけど映画館で観れなさそうだ。助かった。


2/10 公開   バビロン

デイミアン・チャゼルの新作らしい。
「セッション」「ラ・ラ・ランド」「ファーストマン」と来て、想像の斜め上を行くとんでもない映画らしい。
冒頭30分以上に渡る(もっと?)乱痴気パーティがエログロらしいので耐性のない人は鑑賞を見合わせた方がいいらしい。
ドルビーシネマ上映館では当初何かの手違いでモザイクなしバージョンが上映されていたらしい。
そんな都市伝説ばりの話が聞こえてくる。
次男はさっそく先週行ってきたようだ。
「まぁ、普通に面白かったよ」
そうなのか。
でも、デイミアン・チャゼル映画は実はそんなに相性がよくないというのが3作連続で観続けて思っていたところだ。
アクが強すぎるから、そんな理由で今作はパスしてもいいんじゃないか。
うーん。観たいような観たくないような。
マーゴット・ロビーだけでも観たいかなぁ。


2/17 公開 アントマン&ワスプ:クアントマニア

MCU フェーズ5を飾る1作目。
だけど、これまでマーベル映画を楽しみに応援してきた多くの人たちと同じく(そうなの?)「アベンジャーズ エンドゲーム」で喪失感を味わった後
Disney+の配信ドラマも加えた大量のコンテンツ投入作戦のフェーズ4で置いてきぼりをくらってしまっていた。

<フェーズ4作品群> 視聴:◯ 未視聴:✗
◯ 「ワンダヴィジョン」(ドラマ)

◯ 「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(ドラマ)

◯ 「ロキ」(ドラマ)

◯ 「ブラック・ウィドウ」(映画)

◯ 「シャン・チー/テン・リングスの伝説」(映画)
◯
 「エターナルズ」(映画)
✗
 「ホワット・イフ...?」(ドラマ)
◯
 「ホークアイ」(ドラマ)

◯ 「スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム」(映画)
✗
 「ムーンナイト」(ドラマ)
◯
 「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」(映画)

✗ 「ミズ・マーベル」(ドラマ)
◯
 「ソー:ラブ&サンダー」(映画)
✗
 「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(ドラマ)
◯
 「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」(映画)

うむ、こうやってみると案外ドラマ以外は観ているんだな。
だけど、ポカーンとなった映画も多かったのも事実。
エターナルズなんて風呂敷広げるだけ広げといて放置かい!って感じだが、フェーズ5で回収するのか?
MCU好きの次男に言わせると、コミックの情報も知っていないと厳しくなってきているかもということらしい。
正直、フェーズ5はどこまで付いていけるのか自信がなくなっているのも事実。
アントマンは好きだし、ポール・ラッド演じるスコットはめちゃ普通(頭脳は天才級だけど)のキャラでオフビートな作りも好感あるんだけど。
実はジェームズ・ガンがCEOになって再立ち上げするDCの方がちょっと興味あったりして。


2/17 公開 別れる決心

うわぁ〜これは観たい、どうしても観たい。
だけど、時間が合わない!
パク・チャヌク監督作品とかヤバいでしょ。
ていうか、韓国映画は基本的にほぼヤバいです。
国として映画産業にかなり力を入れているので(おそらく)予算も潤沢で、そうしたところからも勢いがあるんだろうと思う。
韓国は映画に限らず小説も熱くて、面白い作品が目白押しだし。
ということは、映画脚本もひじょーによく出来ているのも当たり前で。
唯一の難点は中国の翻訳小説と同じく「名前が覚えられない」だけだが。
あー、観たいなぁ。


2/17 公開 BLUE GIANT

公開するまでノーチェックだった映画。
コミックは全部は読んだことがないけど知っていた。
今作は映画化にあたってジャズの演奏シーンなどは上原ひろみさんが監修をしているそうだし、バンド演奏ではピアノも弾いているらしい。
そして、ドラムは石若駿さんが演っているらしい。
それだけでも観ないわけにはいかないじゃないか。
古典芸能ではないリアルな現代の音楽としてのジャズ。
もっと盛り上げたいなぁ。


2/23 公開 ワース 命の値段

とりあえず予告編を観て面白そうだとリストに入れていた映画だけど。
911 アメリカ同時多発テロ事件の補償にまつわる内幕ものか。
こういう事実に基づく話をエンタメにまで昇華させる手法は上手だなぁ。
まだ20年くらいしか経っていないう事件を、こんな風に暴露するような(どこまで史実に基づいているのかは分からないけど)、そんな芸当は日本映画では無理なんだろうな。
実現する監督がいたとしても、小規模インディーズ上映とかになってしまうんだろうな。
そういうエンタメの力の強さには感服する。


2/23 公開 逆転のトライアングル

この映画もほとんど情報なし。
手がかりは監督のリューベン・オストルンドだけ。
2014年の「フレンチアルプスで起きたこと」は配信で観てとても気まず面白かったし、
2017年「ザ・スクエア 思いやりの聖域」も機内エンターテイメントで観てやっぱり面白かった。
設定と脚本が面白いんだな、この監督の作品は。

この転覆劇、あなたは笑えるか?!現代の超絶セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着。そこで頂点に君臨したのは、サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃婦だった――。

公式サイトより

公式サイトのリードを読む限り、やはり最初の設定一発でこれはもう面白しでしょ、という感じ。
だけど、気合入れて観に行く感じではなく、なんとなく時間が余ったのでふと観てみたら儲けものだった、そんなイメージもあるので、都内にでも買い物で出たタイミングでふらっと入った映画館で上映していたり、そんなシチュエーションだったらいいなって。
あかん、3月いっぱいまではフルリモートワークな状況なので、配信まで待ちそう。


2/23 公開 エンパイア・オブ・ライト

この映画もほとんど情報のないままリストに入れていた。
手がかりはやはり監督のサム・メンデス、そして配給がサーチライトピクチャーズということだけ。
きっと面白いはず、うん絶対面白いよ。
こういう映画は前情報はそんなに仕入れずに、制作スタッフを信じて観に行くべき。
うん、今週はまだ上映回数も多そうだし。

***

ということで、ざっと今年1月・2月に公開された映画からリストに入れていたのに観に行かなかった、まだ観ていない映画を見返してみた。
まだ上映中だけど公開開始日が昨年だったので、今回書かなかった映画も何本かある「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」とか。
アバターは単に「3時間超え」という上映時間のハードルと、前作でもう堪能したからなぁ、というのがまだ観ていない大きな理由、ジェームズ・キャメロン監督には申し訳ないけど。


観ようと思っていた映画を「観なかった」のには色んな理由がある。
だけど突き詰めてみれば結局のところ
「時間を優先して足を運ばなかった」
だけだ。
公開時に行けなかったから配信を待っているなんて、それじゃダメだな。
そんな自戒を込めて、見逃した映画に向き合おう。


<了>


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