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日本のタクシー配車サービスはGO TAXI一択でいいやん。使ってみたらなかなか便利だったし、Uberとほぼ同じ

先日、尾道へ相方と旅行に行く際、あいにくの雨模様でスーツケースを持って通勤時間帯の混んでいるバスに乗るのも厄介だな、ということでタクシーを呼ぶことにしました。
いつもは無線タクシーで配車してもらうのだけど、そういえば日本交通がJAPAN TAXIというアプリで配車サービスをやっていたなとチェックしたところ、GO TAXIというアプリに統合されていたので、早速GO TAXIをインストールして使ってみたところ、すこぶる便利だったの経験をシェアしたいと思います。

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GO TAXIの運営会社 Mobility Technologiesの代表の川鍋さんは、日本最大のタクシー会社の日本交通の会長でもいらっしゃいます。
10数年前に、他業種の外資系企業から家業を継ぐために日本交通の社長になられ、ITで古い体質の日本のタクシー業界を変革するということを、当時色んなセミナーで頻繁に講演されており、僕もその講演を何度か聞く機会がありました。
実際、日本交通の社長として日本全国を飛び回り、地域のタクシー会社経営者と話をするかたわら、シリコンバレーのベンチャー企業かと見紛うような IT会社も設立されて、タクシーサービスのアプリ開発を進めていらっしゃっていました。
いつも海外に出張するたびに、Uberの便利さを享受していたので、
「どうして日本ではUberは上陸しないんだろうな。日本のタクシー業界が黒船のUberをなかなか受け入れないんだろうな」
と部外者の勝手な感想を持っていたんですが、川鍋さんのお話を聞いてからは、
「川鍋さんのところが頑張れば、日本にはUberなんて来なくても大丈夫だ」
と思うようになっていました。

それから何年か経ち、母体の日本交通を強く感じさせるJAPAN TAXIアプリから、さらに進化して汎用的なGO TAXIになったんだと感慨も深く、使うのが少し楽しみでした。

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まずは、iPhoneにApp StoreからGO TAXIアプリをインストールします。
それからアカウントを登録します。
アプリ内でクレジットカード決済をするためのGO Payというサービスもありますので、クレジットカード番号も事前に登録しておきます。

ちなみに、位置情報を使うサービスなので、iPhoneの場合はプライバシーとセキュリテイで位置情報をonにしておく必要があると思いますのでご注意下さい。

さて、GO TAXIアプリは一見するとUberタクシーアプリと同じようなUIなので、Uberを使ったことがある方は何も見なくてもおよそ想像がつくかと思います。

Googleマップと連携した地図では、自分が今いる場所と、近辺にいるGO TAXI加盟の配車可能なタクシーがアイコンで表示されており、この辺りもUberにそっくりです。
ひょっとしてUberとライセンス提携して国内ではGO TAXIとして運営するからね、って話なのかもと勝手に想像しておきます。

僕もUberは何度も使ったことがあったので、とりあえず何とかなるだろう、とまずは「今すぐ呼ぶ」アイコンをタップしてGoogleマップと連携した地図上で自分のいる場所(タクシーを呼ぶ乗車位置)にピンを指定します。

今いる場所から乗車するのであれば、位置情報から「乗車地」に住所が自動で入力されます。
同様に「行き先」を地図上で指定するか、住所を検索して入力します。
駅などの施設名で検索して指定しても、「行き先」には該当の住所が入力されますし、乗車地もおかしな番地になることもあるようですが、あんまり細かいことは考えなくても、地図上で指定されたピンが合っていれば問題ないと思います。
詳細は、この後ドライバーにテキストでコメントを入力することが出来ますのし。
「駅前ロータリーの渡った道路にいる赤い服を着た男性です」とか。


次に「タクシーを呼ぶ」前に、支払い方法を設定しておきます。
「タクシーを呼ぶ」の上部のVISAのマークと"クーポン未選択"のある欄の右端の">"をクリックします。

すると、アプリインストール時に設定したクレジットカード情報がGO Payのところで設定済みであることを確認できます。
また、もし車内でドライバーに直接支払いたい場合はここで変更しておきます。おそらくSuicaやPayPayで払う場合はこちらを選択しておけばいいんではないかと。

さらに、GO Pay決済の場合にはクーポンでの割引が設定できて、これがかなりGO TAXI使おうというモチベーションになってます。

実際、(2023年5月29日現在)初回登録時の1,000円クーポンや、Twitterでも「GO TAXI」とか検索すると紹介キャンペーンでクーポンコードを配っている方が結構いらっしゃいますので、そちらも一緒にもらっておくと良いかもです。
僕も2,000円クーポンコードをもらってちゃんと使えました。


さて、無事に乗車位置と降車位置を指定して、クーポンで割引も適用できたら、タクシーを呼びます。

尚、くれぐれも「乗車場所」と「降車場所」は間違えないように。
これを逆に設定してしまう人が割といるので、大変だと僕が利用したタクシーのドライバーさんが言ってました。

明らかに今いる位置情報の場所が「降車位置」に設定されていたらアプリ側で警告するようになっていればいいんですが、今はその仕様ではないため、タクシーは降車場所へ迎えに行ってしまうそうです。

さて、「タクシーを呼ぶ」と車両を手配していますという画面になります。

その後、「配車が確定しました」(のようなメッセージ、すみません、がめんスクショ撮り忘れました)が出ると、乗車までの時間が推定であと何分と表示されるので、待つだけです。

この時に、画面下部のメッセージ欄で、ドライバーが見つけやすくするための詳細情報(待っている場所や自分の特徴=服装や2人組とか)を登録しておきます。

また、配車されたタクシーの現在地と車のナンバーがマップ上に表示されますので、土地勘のある場所であれば実際にどれくらいで到着するかなども分かりやすいですね。

尚、海外のUberの場合は自家用車で運営している方がほとんどなので、車種と車体の色が表示されているので、空港などの車も人も多いところでもこちらから見つけやすいのですが、
GO TAXIの場合は全てタクシーなので、車のナンバー情報しか表示されません(車体の色まで反映されているのかは不明)。
僕は近視ですが、普段は裸眼で生活しているため、混んでいる場所だとナンバーが識別できなくてちょっとだけ困るかもと思いました。

無事にタクシーが来たら「makotoさんですか?」とGO TAXIアプリの登録名義で確認されますので、後は普通のタクシーと同様です。

ただし、GO TAXI対応用のナビシステムがこれまでのタクシー会社各社の無線対応機器とは別に設置されており、何も指定しなければナビの指示通りの道順で運転するようなので、
「あれ?こんな遠回りしなくていいのに」
なんてこともあるため、事前に道順の指定がある場合はドライバーさんと確認されておくことをおすすめします。

到着地に着いたらそのままお礼を言って降りるだけです。
GO Pay支払いにしている場合は自動で決済されるので、とても便利です。
領収書もドライバーさんに言えば発行してくれます。

降車後はGO TAXIアプリから乗車完了の旨の通知が来ますので、そこでアンケートを回答しておきましょう。
次回用のクーポンも発行されます。
(今なら500円クーポンが出てるみたいです)

「CO2削減量」も表示されているのが今風のアプリですね。
ところで、この場合は何と比べてのCO2削減量なのだろうか??
まぁいいや笑

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今回は、朝早くに自宅から最寄り駅までと、最寄り駅から自宅まで2回GO TAXIを使いました。
帰宅時は普通に駅前のタクシー乗り場で待ってようかと思っていたのですが、既に乗り場には6人くらい並んでいて
「タクシーが全然いないってどういうこと?」
と話をされている声が聞こえて来たので、やっぱりGO TAXIで配車することにしました。

尚、タクシー乗り場がある駅前の周りは"サービス対象外"になっているので(アプリのマップ上でも赤く表示されている)、少し離れた場所まで歩いて呼び出す必要があります。
普通に考えて駅前で流しのタクシーを捕まえられる場所まで移動するような考え方で良いかと。

僕が乗車したドライバーさんと話をしていたら、
「従来の無線とかではなく圧倒的にGO TAXIでの配車が多い」
とのことでした。
駅前のタクシー乗り場にタクシーが全然来ないのも、みんなGO TAXIで配車されているからだと言ってました。

なので、GO TAXIを知らない例えばご年配の人はなかなかタクシーが捕まえられなくて困るんじゃないかなと思いました。
実際、GO TAXIの公式サイトでサービス対象地域や、地域ごとの加盟会社が調べられますが、さいたま市でもほとんどのタクシー会社が加盟しているので、事実上無線タクシー同様に(いやそれ以上かな)どこでも呼べるということかと想像します。

尚、尾道でGO TAXIを起動してみましたが、サービス対象外になっていました。
(後で調べたら、尾道市もサービス地域だったので、駅に近すぎたのかもしれません)

あともう1つ、流しで拾うよりは2割くらい高いような気がします。
配車代が別途かかるのと、その分GO TAXIの運営費にも少し回っているのかも。

ということで、使ってみたらめちゃくちゃ便利。
なんなら、これからは使わないとタクシーなかなか捕まらないぞ?というようなGO TAXIでした。
日本のタクシー業界をITでもっと便利にせっかくだから便乗しちゃいます。

尚、筆者はGO TAXIとは何の関係もありません。
あと、GO TAXIアプリとサービスの詳細については公式ページを参照下さい。


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