見出し画像

雑記事9

昨日のLove Paradeはおよそ30万人集まったらしい。ベルリンといえば世界一のクラブカルチャーの街でもあり、旅行者もほとんどはナイトライフを目当てにここに来る。
コロナ以前は至る所でテクノが鳴り響き、クラブカルチャーにあまり触れてない人は驚きを隠せなかったに違いない。
以前写真を載せたクラブはBerghain というテクノの聖地である。
当日訪れた客の半分以上は入り口ではじかれるのである。
世界一の富豪の一人イーロンマスクも先日ここに訪れて、入り口で入場拒否になったのは有名な話であり、いかにもベルリンらしいと感じた。
ほとんどのクラブやレストランにいわゆるVIPというものが存在しない。
それはベルリンという場所がいかに平等というものを大切にしているかの表れであろう。
元々マイノリティであったLGBTの方と密接に繋がりがあるベルリンのクラブが持つ美しいほどのある種の淫靡さに漂う背徳感。そこでは性別や地位などはなく自分は人間という生き物であると感じることができる。
テクノという音楽には歌詞もなく、踊り方もない。
ただ空間に存在しているという心地よさがテクノクラブの魅力なのであろう。
その空間を求めて世界中から旅行者が集まるベルリン。
COVIDでクローズしていた時はもう2度とあのベルリンは戻らないのではとみんなが思っていた。同時にカルチャーは無くならないと信じて、国も支援をしてくれていた。
昨日はまさに信じ抜いた人が自由を謳歌した日であった。30万人の人が熱狂し、特に事件も起こらない街ベルリン。
こここそが自分が世界で1番好きな都市であり、ずっと住んでいきたい場所であることは間違いない。

10:09 10.Jul. 2022 Berlin

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?