就職活動のときのこと

エージェントから、応募していた企業の書類選考不通過との連絡。
応募直後に求人自体がクローズになり、選考云々以前の段階で見送りになってしまったとのこと。
ご縁が元々なかったのだろう。こればかりはタイミングだから仕方ない、次!と自分に言い聞かせつつも、若干テンションが下がるのは否めない。

転職活動をしていると、新卒の就職活動のことをたまに思い出す。
最終面接まで進んだ2社の両方から内定が出ず、それでもどうしても希望の業界以外考えられなかった私は、就職留年という道を選んだ。

あの頃は、とにかく不安でいっぱいだった。
いわゆる「お祈りメール」をもらうと自分を否定されたような気になって、自分が社会に必要とされない人間なんじゃないか、と思えた。
就活スーツ姿で歩いていると、周りの見知らぬサラリーマンやOLさんたちが羨ましくて仕方がなかったし、「この人たちはみんな、就職活動をして、内定をもらえて一生懸命働いているんだなあ。それなのに私は社会人にすらなれない」と情けなくて泣きそうになった。

若かったなあ、と自分でもちょっと笑ってしまう。
「仕事が決まらない」という点では今も似たようなものだけれど、多少落ち込んでも、まあきっといつかどうにかなるだろうと思える(そう自分に言い聞かせている)自分は、十数年の間にずいぶん図太くなったものだ。

気ままに、マイペースにいこう。
そうでないと、きっと上手くいくことも上手くいかなくなってしまうから。

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