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生まれたこの場所がこれからどうなっていくのか(日々追記)

私は生まれ育ったこの街が大好きだ。
学生の頃から将来もずっとこの街に住むんだと。
特にこれだ!というものはないが、川があり、山があり、鳥たちのきれいな声があり、
何気ない日常がここにはある。
この場所以外に住むことは全く考えることができなかった。
実際、古い家を建て替え、今も生まれ育った場所で生活している。
おかけで通勤時間は約2時間30分…

これだ!というものはないと言ったが、徒歩10分ほど歩けば誰もが知る神社がある有名な観光地ではある。
子ども時代は神社があるだけでお店もその近くだけ。
家の周りにはたくさん人が住み、会話をする機会もたくさんあった。子ども達の通学する姿も。普通の街であり、日常がそこにはあった。
しかし昨今では、高齢化となり、生まれ育った子どもたちは帰ってくることもなく、どんどんと住む人は減っていくばかり。
住む人がいない家は店へと変わり、どんどんと観光地化が進む。

今年の2月、父が亡くなった。80歳。
体調をくずし入院生活が続いていたが、体調も戻り、リハビリ病院に転院する日の数日前の出来事であった。
ようやく新しいお墓が建ち、納骨が終わったところである。4か月経とうとしているが、いまだ亡くなったという感覚はふんわりとしている。まだまだ子どもたちの成長を一緒に過ごし、見守ってもらいたかった。

私はしっかりと親孝行したのだろうか… 


父にこれまですべて任せていた地区のこと、町内会のことを見ることが増えた。
やはり若い人たちがいない。
冒頭人口減を書いたが、いずれ周りに住む人たちはいなくなるだろう。
どうしたら人が住む町になるだろう、子どもたちの声が聞こえるのだろう。

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