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アパレル店員新人時代の忘れられないお客様

パーソナルカラーリスト上野 理(うえの まこと)です!
最近SNSの配信内容などを考えていました。職場で新人教育に携わるようになってから思い出したことを書きます。

私がアパレル店員になったばかりの時のお話しです。入社したのは26歳の時でした。当時アパレル店員で26歳は、すでに店長に昇格している子がいるくらいの年齢です。
もちろんパートさんや主婦さんもいらしたのですが、私は社員になりたい気持ちで入社したので先輩に年下がたくさんいらっしゃいました。

ちなみに配属先の店舗はマルチブランド戦略を取り入れており、自社ブランドの中でも複数のブランドのお洋服を取り扱っていた為、それぞれ担当のブランドを受け持って商品・売り上げの管理を任せてもらえます。
私も店舗に慣れてきたときに配属が決まりました。
なんとキッズブランド!!
正直、当時の私の周りに子供がいる友人もいなければ小さな子供のサイズ感や成長スピードも分からない。自分が着ているレディースもわかっていないのに、キッズなんて分からない。。
これが本音です。でも商品は可愛かったし、担当を持たせてもらえたことが嬉しくて売り上げUPと商品管理をとにかく頑張りました。

毎月売り上げ発表のミーティングは憂鬱で、冬になるとキッズアウターが売れずに悩む日々が続きます。本当は早く売れることよりも、入荷したばかりで売れなくても、早くお店に出しておくことが大切なんです。(取り扱いありますよ!のアピールする上で。)
そんなシーズンに入り始めると売れ始める仕組みも理解していなかったので、焦り始めたんですよね。

『こんなに可愛いアウターが売れないなんて、本当に1枚も売れなかったらどうしよう』
『キッズにしては単価が高いのかな』
『私の展開(飾り方)が悪いのかな』
なんて考えていると、接客中も無意識に心配事がポロッと口から出てしまったんです。
「金額が高いのでしょうか?」
お孫さんにプレゼントを探しにきた若いおばあちゃまだったんです。
お金のことなんてこれっぽちも気にしていなかった。
それなのに私の悩みを接客中に出してしまいました。

その後「金額のことなんて気にしてないわよ!なんて失礼なの」と御立腹のお客様。退店されて他店でもっと高価なアウターを購入し、帰宅されたようでした。

自店の女性店長は業績も素晴らしく、接客も笑顔も素敵な方でしたが仕事には厳しい方でした。お客様は後日、私の対応が気に食わず店長にお申し出を出してくださったので、当然のことながら私は店長からの指導が入りました。

その時は自分の思いやりのない言葉と、商品への愛情が足りていなかった自分に悲しくなり、悔しいよりも自分が情けなくなって惨めな気持ちになりました。

これがきっかけで商品知識を身につける努力と、接客に使う言葉を勉強するようになり、接客応対訓練が始まりました。笑)どんな訓練をしたかはまた改めてこちらでお伝え致しますね。

このご時世、アパレル店員になりたい方が少なくなりつつあるかもしれませんが、私は対面だからこその良さを伝えたいです。
もしこの記事を販売員の新人さんが見ていてくれたのなら、ラッキーです。
心が痛む失敗をしても、例え心配事があっても、切り替えて接客することを思い出して下さいね。あなたの笑顔を半減させないでください。

万が一、お申し出をいただいた際にはこう考えて下さい。
『お客様がお申し出を言ってくれているうちは、お店が好きな証拠です。よかった。ありがとうございます。』

販売員を毎日していたら、失礼ながらお客様が怖い時期も、お声がけが怖い時期もありますよね。
何事にも向き合うことが大切で、逃げたらそこで終了です。
怖さと苦手、悩みに向き合って乗り越えたところの少し先に正解がコロっと転がっている感覚なのが接客だと思うんです。

正解がわかるのは少し先だけれど、お客様の今に寄り添うことを忘れないで、お客様の言葉に心から耳を傾けてみて下さいね。
今せっかく販売員として働いているのなら、接客の醍醐味を経験して下さい。

今日の話題はInstagramにも簡単に投稿しています。
過去のお話ではありますが、アパレル店員だったときのお話も投稿していく予定です。共感できたら是非、いいね!コメント頂けると励みになります!
https://instagram.com/makoto_u22?igshid=1m5fkxf1da3cw

パーソナルカラーリスト上野 理(うえの まこと)でした☆

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