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追悼・坂本龍一・・・想い出がありすぎて・・・全23話 その4

「入院、手術、退院」ということ その2

坂本龍一の、印象に残っている言葉・・・「さすがに後悔しましたね・・・だから僕は家族には言いました・・・少しでも身体がおかしいと感じたら、すぐに病院に行くようにと👆」「朝まで飲んでいるような生活をしていましたから・・・野獣のような生活をしていましたね・・・」

NHKのテレビ画面に、最後の時を迎えようとしている、坂本龍一本人が、映っていました。そして、そのわりと直後に、私自身が同じように、病院のベッドに横たわる事になったのです(私は最後の時を迎えたワケではないですが)。

坂本龍一と自分を同列に置いているようで、誠におこがましい限りではありますが、要するに、坂本龍一が苦しんでいたその時の様子が、より実感を伴って判るようになった、と、そういう事が言いたいだけです💦 ああ、坂本龍一も、このように苦しんでいたんだな、と👆

手術の恐怖

「私はこの身体を手に入れるため、数十回の手術の恐怖に耐えたのだ❣」・・これは、ある名作漫画のサブキャラが、弟の超常能力に対抗すべく、特殊能力を備えた身体を手に入れるため、「数十回の手術の恐怖に耐えたのだ❣」と、つぶやくシーンのセリフです👆

そう、手術は恐怖です。前回の記事で申し上げた通り、私が入院したのは、素晴らしい病院で、執刀医は緑内障手術の名人+若手超優秀眼科医のチームでした。担当看護師も素晴らしく、手術の直前まで私の側で、励まし続けてくれていました。ドクター以外の病院スタッフも素晴らしく、病院の施設も素晴らしく、これ以上はない、という恵まれた状況での手術でした。

それでも手術の恐怖はぬぐえませんでした。正直に言いますが、やはり手術は恐いんです💦💦「自分はどうなってしまうんだろう❓・・・先生は名人だから大丈夫に決まっている・・・でも・・・ああ、局部麻酔で、意識があるまま、自分の目玉が切り裂かれていくんだ💦💦」ってワケです。

手術の恐怖って、やはり手術される本人にしか判らないかもです。でも私は思いました・・・「坂本龍一は、全身麻酔だったに違いないとはいえ、癌の切除のため、何度も何度も入院して手術して、をくりかえしたんだなあ・・・」と。私の同じような年ごろの時に・・・

準緊急手術のため、仕事の関係者諸氏に大きなご迷惑をおかけしてしまった事

急遽決まった手術のため、ある仕事に、立ち会う事ができなくなってしまいました💦💦皆さんごめんなさいです🙇🙇

私の作品がNHKのスタジオで収録されるので、予定し、楽しみに待っていました。なんと、509スタジオです❣ そこは、坂本龍一が最後にピアノを弾いて録音録画したスタジオです。坂本龍一は「このスタジオは、本当にいい音がするんです」と言っていました。

なのでこのスタジオでの収録を、本当に楽しみに待っていたのですが、そこに立ち会う事ができなくなりました💦 演奏者や関係諸氏に丁寧にお詫びを入れました。坂本龍一が最後にピアノを弾いたスタジオ・・・ああ、行きたかったなあ・・・でも仕方ありません💦 失明してしまったら、もう音楽ができなくなってしまうかもだからです💦

局部麻酔だから、全部見えて、全部聞こえて、そうした中での手術って・・・

いや、いつも読者の皆様には感謝していますが、そんな皆様に、私の味わった手術の恐怖を共有させようだなんて、私はなんて品性の低い人間でしょうかね(笑)でも、せっかくの(笑)手術の恐怖ですから、私や坂本龍一が味わった出来事を、少々共有してくださいませ(笑)

はい、そこのあなた、緑内障になる人は少ないようですが、白内障には、歳をとると皆なるんですからね👆 つまり、白内障の手術で、局部麻酔で自分の目玉が切り裂かれるって、誰しも皆、歳をとると味わうんですからね👆・・・フフフ

さて、いよいよ手術時間が来てしまいました💦💦 車椅子に載せられ、右手の甲に点滴の針を刺され運ばれました・・・手術室に入ってしまいました・・・はい、完全に「まな板の上のコイ」です💦💦・・・

手術台に乗せられ、仰向けになり、左の眼玉の場所だけ穴のあいた布を被せられ・・・

はい、左目の視界は生きています👆 見えてるんです👆 そして手術室内の全ての音は、明瞭に聴こえます👆 なんせ音楽屋ですから、耳の良さは人様に負けません💦

この続き、は次回に回すことにさせてください🙇 次回は具体的な、切り裂かれ、の様子を・・・(笑) ではまた次回、お会いしましょう(^_-)-☆👆

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