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まだ始まったばかり。50年の歴史からすれば、まだ3ヶ月しか経っていない。。

ココ最近は、SaaSを活用して中小企業の業務効率、DXを支援できないかということをずっと考えています。

これまでに私がやりたいと考えているビジネスについて発信しました。想像以上にスキと反応頂いたり、フォロー頂けると、こんなにも嬉しいのだということを知りました!ありがとうございます。引き続き、発信していきます。今回は本格的にビジネスを始める前に、もうすぐ創立50年になる父の会社でkintoneを試験的に導入してみた結果を中間報告します。

1.父の会社

父の会社はもうすぐ創立50年になる輸入車の販売、整備を行っている会社です。従業員の方は約20名です。50歳以上の方も多いです。以前お話した通り、「IT?DX?ワシは分からん!」という父が経営する会社ですので、経理・人事・販売(見積・請求)管理は最低限システム化されていますが、すべて手入力ですし、その他業務は全て紙で運用しています。

2.課題と対策

2021年8月にちょっとした事情で帰省した際には「新しくビジネスを始めたい」と考え始めていたので、まずは父の会社を診てみようと考えヒアリングを開始しました。課題はいっぱいありますが、なんだかんだ業務は回っています。なのでIT化の要件なんてほとんど出て来ません。。
そこで営業の方に対して「紙をなくしたい業務って何!?」と聞いてみました。すると外出先から車検や整備の予約を入れられる空いている日がどこか確認したい、現状は受付に電話確認するか、受付にあるノートを確認しているとのことでした。

ふむふむ。このとき既に私はkintoneに魅了されていましたので、
是非試したいとなり、「こんな感じで予約スケジュールが携帯で見れたらどう!?」と聞くと、「それいいね!」となるわけです。
8月下旬には本格導入が決まり、思考錯誤の上、現在に至ります。

3.現時点の効果

さてどうなっているかというと、、受付の方が頑張って、ノートの内容をkintoneに入力して携帯でも凄く見やすくカレンダー表示されるようになっています(笑)外出先からの電話は減ったかもしれないですが、、受付の業務が増えている。。そして営業はまだノートを見にきている。。
それはそうです。50年、そのノートに頼って仕事をしてきた訳で、3ヶ月やそこらで、急には頭は切り替わらないです。
いいんです!SaaSの定着には時間がかかることは折込済みです。
私が近くにいたら、もっと推し進めますが、、ゆっくりでも良いので効果を感じてもらえるように変えていきます。

よりどころのノートがないと不安でしょうから、、まずはノートの横にカレンダー表示されたタブレットを置きました。まずは「見やすい!」と共感を得て、少しずつノートを見る習慣を忘れて頂こうかと。加えて「ITとか知らん」という父に対して経営者の視点で日々の予約情報が溜まっていき、こんなデータと組み合わせると新たにこんなものが見れるよ!と今後の話をすることも忘れません。

4.今後に向けての意気込み

結局、システム導入が失敗する多くは下記の2パターンだと思います。
①経営者の思い、現場の思いが足りていない、強すぎるなどで噛み合わない
②現状業務に固執し、システムの良さが出せていない。

①に関していうと、当初は経営者の思いが足りていなかったです。
今回の補正で経営者の思いと現場の思いを近づけられたと思っています。

②に関していうと、タブレットを見る習慣が定着すれば思い切ってノートには消えて頂く予定です。

大きな会社はある意味、「統制」が効いているので、「やるぞ!」となったら強制力をもって進みます。でも中小企業は必ずしもそうはならないのが面白いところです。なので私みたいな人が根気強く定着させることの意義を再確認しています。

1月くらいにはノートがなくせると良いなと考えながら、まだシステム導入してたった3ヶ月、慌てずしっかり定着させていきたいと思います!そしてこれで終わらず、継続して改善提案をしていくことも構想中のサービスの特徴です。



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