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ケアマネになってみた!⑤グレーな職場からの脱出

前回、退職の意向を伝えたら、他の拠点への異動を勧められたという、
引き止めに会った話を書きました。
悩んだ末に出した答えは…

異動をすることにしました!
理由としては、
➀ケアマネの仕事は嫌ではないこと
②同じ会社なので、仕事のやり方は分かっていること
③再就職先がすぐにあるわけではない状況
④通勤距離も変わらずに近いこと
⑤給与は同額。現状維持できること
など、ビジネスライクで考えてもメリットの方があるかな、と思いました。

そんなこんなで駅南口に異動が決まったのですが、相も変わらず、イジワル先輩には変わらずにいびられていました。
事務所で2人になったタイミングでもうどうなってもいいやと思って、思いの丈をぶつけました。
・初めての街で、案内もされずに運転させられて嫌味を言われて嫌だった
・注意やアドバイスはありがたいが、顔を合わせている時に伝えて欲しい
 後からノートを見て、こう思われていたんだ。と知るのは辛い。
・何か気に障ることがあるなら、教えて欲しい。
・せめて、挨拶をしたら挨拶を返す。呼びかけたら返事をするなど、
 最低限のコミュニケーションを取ってもらいたい。

途中から感情が高ぶり泣きそうになりましたが、なるべく冷静に淡々と伝えることができました。大人になって、ここまで明確に自分の意志を伝えたのは、初めてかもしれません。

一方イジワル先輩は「そういうわけじゃなかった」とのらりくらり。
らちが明かないと思った私は、勇気を振り絞って核心を伝えました。

『分かりました。私のことが嫌いだからですよね。
  最初から態度で分かってましたから』

ひどく言い返されるかな、と思ったら何も言われず、拍子抜けでした。
人間って本音を突かれると何も言えなくなるんだな、って言う事を目の当たりにしました。

言いたいことが言え、ターミナルケアの利用者さんも見送り、
やるべきことはやって駅南口に異動となりました。
ここは比較的大きな拠点でした。

センター長 ケアマネ主任(50代女性)
先輩ケアマネ(50歳くらい 女性)
前任ケアマネ(50代 女性)
ヘルパー主任(50歳くらい 女性)
ヘルパー常勤A(50代 女性)
ヘルパー常勤B(40代 女性)
ヘルパー常勤C(30代 女性)
福祉用具担当主任(30代 男性)
福祉用具担当新人(30代 男性)
福祉用具事務員(30代女性)
総括事務員(50代 女性)
私 ケアマネ(30代)という大所帯です。
男性が居るだけで、女性特有のドロドロしたところは少なかったです。

私は前任者の退職に伴う補充でした。北口のイジワル先輩とは違い、
一軒一軒丁寧に引継ぎ、モチロン運転も前任の先輩がしてくれて、こうも対応が違うんか、とつくづく思いました。北口での業務の様子を聞かれ、一連の話を伝えると「○さんと一緒に働いたことは無かったけど、そんな人なんだ。まこさんよく頑張ってきたね。南口は南口の雰囲気があるけど、無理しないでね」と励ましていただき、前任の方は入れ替わりで退職されました。

南口はセンター長がビシッといらっしゃったので、いい意味で一体感があります。迷いなく仕事が出来た私は、大きなストレスはなく過ごせていました。とはいえ、小さなストレスはありましたよ。
パソコンが先輩と兼用なので、空いている時に素早く打つ。
車の台数が限られているので、スケジュールを組むのに悩む…など。
今までの北口の扱いから見たら、とんでもなく働きやすかったので、
あっという間に、約1年くらい経ちました。

ある日センター長に別室に呼ばれ、何かと思ったら、
『小規模多機能型居宅介護のケアマネをやってみないか』という打診。
「えー!?やっと慣れてきたのに?」と内心思いましたが、
言葉巧みに、『成長につながるしチャンスだと思う』押し切られて、
何日か悩んだりもしましたが、まだ若かった私は「まぁやってみようかな」と軽く考えて、素直に異動の話を受ける事になったのです。

次回は、小規模多機能型居宅介護でのよもやま話を書いていきたいと思います。ここまでお付き合いくださって、ありがとうございます。


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