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うつ病の発症から寛解までの道のり

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僕が経験したうつ病発症の経緯と寛解までのnoteをまとめています。
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#心療内科

自分の取り扱い説明書

うつ病の治療で通院している心療内科の主治医から、治療の一環として作成してみようかと提案されたのが『自分の取り扱い説明書』です。 学生時代に結婚式場でバイトをしていた自分にとって自分の取説は新郎新婦の友人が披露宴の余興で発表しているやつのイメージしかなかったのですが、今回作成することになったものは自己分析を深めつつ再発を防止するために取り組んでいくものとのこと。 これからお仕事への復職を目指していくにあたって、また病気を繰り返さないためにどういった環境や状況が自分にとって危

リワーク初週の実感

今週は通院している心療内科のリワークプログラム(以下デイケア)に2回参加してきました。 正直な実感としては「非常に疲れた」ということ。 これまでも肉体的にしんどい期間はあったりしたものだけれど、今回デイケアに参加した翌日はベットから起き上がることがなかなかできなかった。 ではデイケアで何をしていたかというと、何か激しい運動をしていたわけではないのです。(前回のnote記事を参照ください) デイケア1回目と2回目のプログラムの違い お昼前後はクリニックの近くをお散歩し

心療内科通院:リワーク体験

これまで約2ヶ月、心療内科をほぼ毎週受診してきました。毎回主治医に1週間にあった体調や気分の変化や症状、できるようになったことやできなかったことを報告して、じゃあまたお薬飲んで経過観察していきましょうとなっていました。 ここのところ調子がこれまでに比べて良くなってきたと感じており、前回の受診の際にこれまでの通院からリワーク(職場復帰に向けた通院)に切り替えていきましょうということに。 リワークとは聞きなれない言葉ですが、僕の通っているクリニックでは「デイケア」と「ナイトケ

休職期間が延びることの良し悪し

心療内科に通うようになってもうすぐ2ヶ月、休職に入ってから1ヵ月が過ぎました。そのタイミングで会社の産業医との面談に心療内科の受診が重なり今後について少し話をする機会がありました。 休職期間の期限と今後について当初もらった診断書には休養期間が1ヵ月半となっていました。その期限が今月末に迫ってきていたわけなのですが、まだ不安定な日々を過ごしている今日この頃。主治医からは復職はまだしばらく先だねと言われ、産業医の先生にもお休みの延長を申し出ました。 主治医から新たにいただいた

休職入りしてはや1ヶ月

過ぎてみれば早いものである。 心療内科に通い始めて少ししてからもらった『1ヶ月半の休養を要す』の診断書。休職入りする前は1ヶ月半という期間は長いように感じたのだが、その時は目の前に山積みとなった仕事をとにかく処理しなければということで頭がいっぱいになっていた。しかしながら、もう1ヶ月が経とうとしている。 もうすぐ2週間の間をあけた病院の受診がある。そしてその次の週末には会社の産業医との面談することが決まった。正直、産業医面談に関しては複雑な思いがある。 産業医の先生は最

休職入りして3週間

実家に帰ってからは2週間になりました。ありがたいことに両親は僕の症状について理解を示してくれ、しっかり休ませていただいています。 ただ生活リズムに関してはまだ午前中はベッドの中で過ごすのが多いというのが実情。早朝に目が覚めて、そこからうとうと、また目が覚めてしばらく布団をかぶってこもる感じ。 2週間ぶりに通院した心療内科ではお薬の量や回数は変えずに生活リズムを記録して徐々に戻していく方向へもっていくよう言われました。 朝目が覚めたらすっきり起き上がれるといいのにな。

うつになるにつれて変化した症状について

今回はこのテーマで書いていきたいと思います。現在お仕事をお休みしていて思いますが、今から書くことは身体的な痛みとかではなくて、仕事を続けていた時には自覚していなかったことも多々あります。そのあたりも振り返りつつ書いてみたいと思います。 電車に乗るのが辛くなった会社に行く電車の中で腹痛が始まるというのが先行してあったのですが、それに続いて電車の中に居続けるのが辛く感じるようになりました。昨今の流行り病の関係で開いている電車の窓で発生する風切り音や地下鉄の音などに耐えられないん

入社10年目にうつ病で休職した話【後半】

前半の話はこちらから 心療内科のクリニックに通って3週目、主治医の先生からうつ病の診断をもらい、休職の診断書が手元にやってきました。僕自身は診断書が欲しいとは一言も言っていませんでした。むしろ変わらず仕事を続けたいのでどうにかして欲しいという感じでした。 先生はそんな僕の話をしっかり聞いてくれました。その上で色々判断したいからということで、心理テストの厚い冊子をいくつも持ってきて、待合所で記入してくるように言いました。それは種類も質問の量もかなりあり、全部回答するまで30

入社10年目にうつ病で休職した話【前半】

それは自分が気づかぬうちにやってきた。そろりそろり。だがしかし、身体は異変を感じ始めていた。気づいていなかったのではなく「気づいていないふり」をしていたのかもしれない。 ある朝、ただ1人の、親友と呼べる相手に弱音を吐いた。何気ない内容のLINEが来ていたのだが、本題の件には1行だけの吹き出しで返信。それから朝起き上がるのも、電車に乗って会社に向かうのもしんどいと、その他付随することを併せて書きなぐって送信したのだった。 『ちょっと病院行ったらどうだ?』 彼はありがたいこ