断想:不安とか強迫観念とかフォビアとか
国内外問わず旅行が好きでして。まぁもっとも、にっくきウイルスのせいで、ここ2年はたいした旅行みたいなものはしていませんが。ちなみにトップ画像は何年か前に訪れた福井県の丸岡城(現存天守の1つ)です。雪映えがえぐい。
あとまあ、スポーツ観戦や音楽聴きに行く、お笑いのライブ観に行くってのも好きなわけで。
そうなると、持ち物と時間っていう2つの敵と戦わないといけないんですね。旅行すごく楽しみなのに、忘れ物が怖くて何度も確認したり、遅れるのが怖くて交通手段何度も検索して余裕持って出かけるよう逆算したり。
現地についてもけっこうソワソワしてしまって、100%旅行を楽しめないみたいなこともあって、損な性格だなって思います。
持ち物も、もともとなくしやすい忘れやすい性格なので、その反動から特に海外旅行の場合なんかは、大袈裟じゃなく10分か15分に1回はパスポートがなくなってないか確認しますね。だいたい首にぶら下げるなどして服の内側に入れてるので、胸に手を当てて、あぁあるなって程度ですが。
一昨日こんな感じの拙作を偶然書いたんですが、これは自分への戒めも含んでまして。
些細なことが気になり、不安になりやすい性格も重なっています。だけど幸いなことに強迫神経症というほどではありません。
先日、タイトルに魅かれてこちらの本を読んでみました。これまでにもいくつかこの類の本を手にしたことがありますが、どちらかといえばこの本は、不安そのものとの向き合い方というよりは、不安から発展した強迫性の反復行動への対処が書かれています。
例えば、トラウマなどから〇〇を触ったら穢れと思い込み、血がにじむほどに手洗いを繰り返すだとか。そしてそれが自分でもバカバカしいとわかっていて、生活に支障をきたしても、やめることができないという。本当に辛い症状です。
書評を記すつもりではないので、この辺にしておきますが、かくいう私も、幼少期にちょっとした反復行動に悩まされたことがあります。いつのまにかなくなりましたが、でも数字や回数へのこだわりだとか、あとは、とある植物へのフォビアがいまだにあります。これはもう物心ついたときから40年近く私を苦しめています。
例えばその植物があるとわかっている場所には、近づけないのです。旅行も宿や遊びに行く場所にその植物がないか、極力チェックします。いまはストリートビューのおかげでだいぶ助かっていますけども。
なんとかならないですかね、フォビア。あの木が苦手なんですよ。見るのも嫌なんですよ。口に出すのもなんだか恥ずかしいんですよ。
そのフォビアと、今は収まったけどちょっとした反復行動と、ものをなくしやすい性格ってのとだいたい毎日戦っています。それぞれがどう連動しているかわかりませんが。
他の人と比べるものじゃないけど、その症状がない人よりは辛くて、症状が重い人よりは楽なのかもしれません。
ただひとつ言えるのは、上述の『不安でたまらない~』にも書かれていましたが、頭のなかに浮かんでくるイメージのレッテルを貼りかえることで、脳の動きも変わってくる、ひいては自分を支配している邪悪な不安を完全とは言わないまでも抑えるか取り除くかできるということなんだそうです。
あぁこれは、自分の脳がなんかミスジャッジしてんだな、って理性がそのイメージにレッテルを貼ってやればいいそうです。
そんなわけで、最近はあんまり時間にイライラすることはやめました。数字へのこだわりもたしかにバカバカしいからやめるようにしています。
でも、やっぱりあの植物だけは苦手です。治るもんなら治したい。さぁどうしましょ。一生付き合うのは嫌なので、なんとかかしていきたいなと考える次第です。
みなさんごきげんよう。