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旅不慣れな私の旅行記~友人と2人で島ごとぽるの展Ⅱ~

次の日の朝は…午前3時に起床した私。

旅行初日、午前4時に起床した女は2日目は午前3時に起床した。


そして起きて早々


「旅が終わってしまう…」


と呟いて本気で泣きそうになりながら二度寝をした。



謎解きウォーク『そらいろ色の約束』

2日目は彼女が午前9時から予約してくれていた謎解きウォーク『そらいろの約束』をするために因島アメニティ公園へ向かう。

面白い思い出をたんまり作ってくれたナティークを出て私は初めての謎ときにワクワク。



快晴の中、色んなグッズをもらって出発!


楽しい雰囲気が漂う中、私と彼女は「よし…」と並々ならぬ覚悟を胸に冊子を開いて謎解きを始めた。

と、言うのも…昨夜夕食を頂いたルリヲンにて、店員さんに


「明日は何されるんですか~?」と聞かれた際


「謎解きです~!」と答えると




「あぁ!なんか登ったり下ったりしてすっごい動き回るみたいなんで…覚悟しておいた方が良いかもです!スニーカーとかの方が良いかも。


あと日焼け止めと……虫よけ必須!」



え…?


そうなんスか?



結構甘い見通しだった私たちはおかげでこの覚悟を持ってそらいろの約束に挑めたのだ!

彼女は会場の駐車場に到着してすぐにスニーカーに履き替えていた。
準備万端だ。


ちなみに私はサンダルしか持ってきていなかったので覚悟だけは人一倍持っておくことにした。


虫よけは用意できなかったが…もう覇気でどうにかするしかない、と腹を括る。


人生初めての謎解き!

いつもと違う脳を使うから結構苦戦した。


専用アプリを使用して目的地に到着したら音声が流れ始め物語が進んで行く。


現実とバーチャルが混じっていく感じがして楽しい。時代は進化したな。


2人で暑い中、ああでもない、こうでもないって頭を使って謎を解く。

ひらめいた時の快感半端ないわ。



それにしても、めっちゃ良い天気


最初はヒント無しで頑張っていた私たちだが、途中から暑さと予定時間よりかかり始めたのでヒントを使用。



「あぁ~~…!ひらめきたかったぁ!」と若干悔しい思いをした。


それも良い思い出。


店員さんのお話通り、灯台まで行く道のりは結構アップダウンが激しい。


そういう道を黙々と登るシーンではイヤフォンからポルノのラジオが流れていて気がまぎれた。


正直、アレが無かったら結構キッツい道だったよ



到着した先々で素晴らしい景色が広がる



森林やらを歩くとき虫は特に気にならなかったけど、道いっぱいに落ちているミミズの死骸はちょっと引いた。一体前日の夜に何があったんだ…。


灯台にやってきてお話は佳境を迎える。



でもお話よりも景色が綺麗で船が通り過ぎていくのを「わー」って言って見てた。


本当快晴でよかったなぁ。


白い灯台に青い海と空はとっても絵になる。


どーんと!でも、意外に低めの真っ白な灯台



あーぁ、絵が描けたらいいのに。





うつくし…


最後の謎を解くために来た道を戻るんだけど、それもまた…



すっげぇ体力使う…(笑)


この階段は私を苦しめた…!


頭も体も使って最後の謎を解いて、スッキリ。


私の大好きな色に囲まれ大満足。


最高の写真を撮る友人




最後、アプリで因島の空にメッセージを浮かべられるってあって2人でメッセージ書いて空にあげる。


時代は進化したなぁ、としみじみ。


その後戻ってはっさく屋を覗く。


趣あるわぁ〜


割と店内は人がいた。


そのあと、アメニティ公園に戻って移動喫茶で昼食♪


席は先に座っていたお姉さんたちに相席を頼む。



どーぞどーぞ!とウェルカムなお姉さんたちに感謝…!


私好みのジュース♡


写真展

昼食を食べ終え、私たちは写真展へ向かう。


と、その前に青影トンネルを目指した。


10年前の因島旅行では『Aokage』を流しながら何度も青影トンネルをくぐるというファンならではの奇行をしていた私たち。


今回も行こうぜってなったんだけど…



新青影トンネルが出来た影響か…

グーグルマップさんがグールグルマップさんになってしまい…



えっぐいくらい細い道に入って


えっぐいくらい急斜面の補正されていない道を登らされた…


私、車ごと後ろに回転して落ちるかと思ったわ。あの斜面。


運転した友達、ヤバいよな。

確実にドライブレベルが上がったね。あれで。



色々怖すぎてもう写真撮るって頭がなかったけど撮っておけばよかったな。



しかしまぁ、何事も無くちゃんと道に戻ってきて

予定とは違った形だったけど青影トンネルも行けました。


勿論、『Aokage』流しながらね!


さてさて、そんな珍道中の後、写真展へ。


ファンの彼女は写真店の有料エリアに入り、私は無料エリアをゆっくり見回る。


ポルノグラフィティの歴史をゆっくり辿るように見ていると


私がポルノでよく聞いていたやつは、わりと初期あたりの頃の曲だったみたい。



高校の頃、数人の友達とカラオケに行ったとき

そのメンバーの中に彼女も居たんだけど


私は何気なくアルバム曲とかカップリング曲を歌っていたみたいで

「ちょ、え?コレ誰がいれたん!?」って驚いている彼女がいた。何故かそこだけ鮮明に今でも覚えてる。

天気職人とかパレットとかデッサンとか色々歌ってのだけは覚えてて
彼女はそこから私がポルノファンだと思って学生の頃も一度ライブに誘ってくれたなぁ。
あの時は一緒には行けなかったけど…。



こうして島ごとぽるの展に来てるもんなぁ、高校生の私、こんなこと想像できた?



本当、しみじみ。



10年前来た因島も最高に素敵だったけど、イベントやってる因島も素敵。



彼女が戻って来てから、またミツイシヤに行く。


そして彼女は外観を思う存分撮影。


今日は私も店内に入る。


昭和のこじんまりしたこだわりを感じる店内。


昭和のお店あるあるで天井が低くて閉塞感がある。
でもそれが秘密基地みたいで心地いい。


グルっと回ってからこの旅行最後のイベント。


岡野製パンを購入。


昨日リサーチした場所に行けば、昨日と変わらないハッサクジュースを販売する気さくなお兄さん。

私たちを見るや「あ、昨日も来たお二人だ」とニッコニコ。


今日は私はストレート、彼女はカルピス割り。


ストレート、美味しかったなぁ。


人がいなかったのでお兄さんと少しお喋り。

少しだけ経歴を聞かせていただく。

ホント人の数だけ色んな人生があるねぇ。


椅子に座ってぼんやりジュース飲みつつ…。


パン買ったらもう終わりか、買いたくねぇなって言えば隣の彼女も深く頷いていた。



しかし時間は無情に過ぎてゆき、私たちはパンを買う。

写真もたくさん撮ってもらう。


「また来てね!」と言ってくれたお兄さんに手を振って私たちは兵庫へ帰るために車に乗った。



「寝ててええで?」というどこまでも男前な彼女に


「絶対嫌。目が覚めたら兵庫とか悲しすぎる。意地でも長くとどまる」と情緒が可笑しくなる私。


そんな情緒不安定女を乗せた車で、私たちは2日間を思い出し笑いながら兵庫に帰って来た。



全てがスムーズで、沢山の人に親切にしてもらえた旅で


10年前もこんな温かい気持ちで帰れたよなぁって思い出した。



今度因島に行くときは1週間くらい泊まってぼんやりしようか。


ハッサクジュースのお兄さんとかなんか人手がいる畑や農家があればお手伝いとかしながら因島に関わりながら滞在したいなって妄想を未だにしている私なのであった…!

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