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18年大会の再現となった決勝は圧倒的打力vs凡事徹底(20230727高校野球西東京大会準決勝 日大三×明大中野八王子、日大鶴ヶ丘×早大学院)

昨日の高校野球神奈川大会決勝
横浜×慶應義塾

テレビで見た時に外野席まで埋まってたため、これは朝鬼のように早く行かないと屋根アリの席は取れんと。最高気温36度の中見るのは自殺行為に等しいため。

早朝の激混み首都高をくぐり抜け7時半ごろ神宮に到着。

並んではいたが、前から14番目。
一命はとりとめた。

にしても、1番前に並んでたあのおじさん。
一体いつからいるんだ。
(日焼け具合から見て昨日も見に来てるな。うん、ゼッタイ。)

神宮唯一の屋根あり席は一番奥の一列。
もう一列前に行っただけで、直射日光当たりまくり

今日は高校野球西東京大会準決勝

第一試合は日大三×明大中野八王子

明八18年ぶりの4強
聖パウロ創価と強豪を破って勢い抜群。

三高は準々決勝で駒大高を延長戦の末勝利。
圧倒的な打力は未だ健在。

自分が高校時代に両校とも練習試合をしたことがあったため、どこか縁を感じるゲーム。

あとは地元がめっちゃ近い。笑

隣の席には某球団のスカウトが視察。
おそらく三高のエース、安田虎汰郎くんを見に来てるのかなと。

その安田くんだったが、初回に味方のエラーとタイムリーが重なり4失点。

明八スタンドからは高校時代によく聞いていた「やっぱり明治がNo.1!」の歓声が鳴り響く。

自分もこれは想定外。
昨夏王者三高がいきなり4点ビハインドの窮地に立たされた。

明八の先発はアンダースローの上原くん。

技巧派右腕から三高打線は先頭打者が死球で出塁。送りバントで得点圏にランナーを送り3、4番の連打で1点を返す。

2回にも1点を返すと、安田くんも本来の調子を取り戻し140㌔近い速球を中心に相手打者をその後は0で抑える。

徐々に三高ペースになると、4回ウラ先頭の針金くんがプロ顔負けの豪快な一打で反撃開始。

安打、犠飛、2本の本塁打などもあって一挙5得点。

その後も勢い止まらず、6回に3点を奪い、コールド勝利。

日大三の校歌斉唱

やっぱり凄まじかった三高打線
6回までに計4本の本塁打。

軽く打ってるようにみえて、あそこまで飛ぶん?って打球ばかり。

ウワサだが、24時まで素振りをして朝6時になると「カーン、カーン」と金属バットにボールが当たる音が聞こえる。

そんな三高伝説を聞いたことがあるが、
それがリアルだったら彼らはいつ寝てるんだ?笑  

冬の強化合宿(動画)を見ると彼らの「甲子園」に絶対に行きたいという熱意がヒシヒシと伝わる。
その努力が実るまであと1勝となった。

対する明八は敗れはしたが、18年ぶりの4強進出を成し遂げた。

四回に右翼線の打球をライトの西川くんがダイビングキャッチを試みたが捕球できず、そのままライトフェンスに衝突してしまう。

担架で運ばれ、治療のため一時中断。
途中交代かなあと思ったが、三塁ベンチから颯爽と元気よくダッシュで定位置に戻り、大きな拍手が巻き起こった。

まさに高校球児の熱いプレーを見せてくれた。

第二試合は日大鶴ヶ丘×早大学院

日大鶴ヶ丘は準々決勝で早稲田実業に七回コールドで勝利。

早大学院佼成学園を破り、13年ぶりの準決勝となる。

序盤から両投手が好投を見せ、スコアボードに0が並んでいく。

試合が動いたのは3回表。

早大学院が2死2塁から4番の佐藤くんがタイムリーを放ち、均衡を破る。

しかし、4回裏の日大鶴ヶ丘の攻撃。

2死2塁から7番打者の打球はフラフラっと上がったファーストフライ、、、

かと思われたが、太陽とボールが被ってしまい一塁手は捕球できず、この間に同点に追い付く。

その後は日大鶴ヶ丘ペース。

早大学院の投手陣を打ち崩し、順当に得点を積み重ね8回を終えて、6ー1とリード。

意地を見せたい、早大学院

先頭打者の舟橋くんが振り抜いた打球はレフトスタンドへ、ホームラン!

一塁側からは「WASEDA〜WASEDA〜」の大合唱。

エンジに染まったスタンドが盛り上がるも、その後は得点を奪えず試合終了。

日大鶴ヶ丘が6ー2で勝利し、決勝の切符をつかんだ。

日大鶴ヶ丘の校歌斉唱

早大学院は初の決勝とはならなかったが、サードで懸命なスライディングキャッチや意地のホームランを見せてくれた舟橋くんを中心に、個性のある選手が揃っていた。

早稲田大学の試合を見に行った際にも耳にする「紺碧の空」も聞けて個人的に良かった✌︎

日大鶴ヶ丘は印象として、ミスをしない。凡事徹底ぶりを感じた。

特に光ったのは4番ショートの後藤健大くん。

ヒットこそなかったが、4番ながら犠牲バントもしっかり決め、つなぎの4番としてしっかり役割を果たしていた。

また、堅実な守備と安定した送球で投手に安心感を与えた。

日大鶴ヶ丘は計6回の犠牲バントを着実に決めた。
得点圏にランナーをため、その後の打者がしっかりと返す。

長打こそないが、そうしたつなぎの野球で大量得点をもぎ取った。

決勝は日大三×日大鶴ヶ丘

日大対決。

18年大会の再現となった。

その18年は日大三の大塚選手が9回裏にサヨナラ2ランを放ち、劇的な形で甲子園の切符をつかんだ。

日大鶴ヶ丘にとってはリベンジの一戦となる。

圧倒的打力の日大三vs凡事徹底の日大鶴ヶ丘

対照的な野球だが、どちらが西東京代表になるか。

予想は、、、

わかりません。ドラマのある高校野球なので。


p.s.「甲子園カレー」ならぬ「神宮カレー」も悪くなかった。

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