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【スイス留学】10月編~本格街歩き②~

こんにちは、そしてお久しぶりです。Hugoです!今回は、友人とバーゼルを再び巡る機会があったので、その時のルートを振り返っていこうと思います!

あっという間に留学初日から1か月が経過し、10月になってしまいました。生活と勉強と、たまのイベントを楽しむのに必死で、時間の流れが日本の2倍ほどに感じます。

また、暫く鬼のような課題(大量のReading, WritingのAssignmentの数々)を切り倒していたので、記事を更新する余裕を確保できずにおりました。申し訳ありません...。

本日から気を取り直して更新を再開していきたいと思いますので、改めて宜しくお願い致します!


1.大バーゼル vs. 小バーゼル

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バーゼルはライン川を基準に大きく2地域に分割されているのが特徴です。北東部(=ドイツ寄り)の地域を小バーゼル(KleinBasel), 南西部(=フランス寄り)の地域を大バーゼル(GrossBasel)と呼びます。

学生人気が高いのは小バーゼルだと言われています!ライン川や大学、大きな駅から遠くアクセス面では不利ですが、家賃が比較的安く済むのが大きな理由であると考えられます。僕も小バーゼルの寮にしました。

一方、殆どの大学施設や、旧市街などのメインの観光スポットはすべて大バーゼルにあります。大きな駅にも近くアクセスに恵まれていることもあってか、家賃は比較的高いです(大体小バーゼルの1.5倍)。

ということで、街歩きは大バーゼルをライン川沿いに進みながら繰り広げていきます!

2.紙の美術館

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街の中心部に位置するMittleresbrücke(真ん中橋)からしばらく川沿いを上流側に歩いていくと、バーゼル紙の美術館(PapierMühle)に着きます。木組みの建物がいかにもスイスらしいです!


水車小屋も昔の作業場らしい雰囲気を醸し出すのに一役買っています。実際に動いていて、現役で紙の作成に使用されているものです!

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この博物館では製紙の様子を観察したり、実際に紙を作る体験なんかもできました!また上の階は、文字や本・印刷技術の歴史を学ぶコーナーになっていて、凸版印刷の文字盤(?)を作る過程ものぞけます。

大学受験で世界史を勉強した人にとっても満足度高めな場所であることは間違いありません!

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羽根ペンで、出来立ての紙に文字を書く...これだけでも趣がありますね...!

平日で、しかも降ったり止んだりの天気だったにもかかわらず、たくさんの親子連れがこちらを訪れて展示を楽しんでいました。お土産も羽根ペンから凸版の文字、独特のマーブル模様に染めた紙まで種類が豊富です!

中心街からは若干距離があるのですが、見どころの多い場所なので、バーゼルを訪れた際には是非立ち寄っていただきたいです。

3.3つの"門"を制覇する

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バーゼルは元々要塞都市として発展した歴史を持つため、その名残として堅牢な城壁の一部が市内に点在しています。その中でも代表的なのが、3つの門です。上のSpalentor(シュパーレン門), St. Alban-Tor(ザンクトアルバン門)St. Johanns-Tor(ザンクトヨハン門)の3つです。

これらは簡単に言ってしまえば城壁の門なのですが、旧市街とモダンな市街地とを区切る一種の境界線に似た役割を果たしています。つまり、3つの門を踏破することは旧市街を端から端まで見て回るのと同じになるのです!

道中に見える可愛い建物の数々もこの歩き方の魅力の一つです、それでは紹介させてください!

3.1. St. Albantorからスタート

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2で紹介した紙の美術館の裏側には丘があり、坂を上っていくとSt.Alban-Torが見えてきます!ここから中世の建物が並ぶ、St. Alban地区へ。

この辺りの風景は、対岸の小バーゼル側の近代的な高層建築が並ぶ様子と、大バーゼル側の歴史の小さな古い建物が密集している様子とが対比になっています。

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こうした新旧の建築物が絶妙なバランスで溶け込んだ景色もバーゼルならではなので、是非足を運んだ際には見ていただきたいと思います!

3.2. 小休憩~St. Johan-Torへ

St. Alban地区からライン川沿いに下流へ歩いていきます。St. Alban-Torから残り2つの門までは若干距離があるので、中間地点であるMarktPlatz(市庁舎の目の前の広場)で少し休憩を取ることにしました。

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ショッピング街で大きなシャボン玉を作るおじさんです。以前は大聖堂の前で見かけましたが今度は市庁舎近辺に出現。子供たちが大はしゃぎしております。

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昨日の正午過ぎに着いたのですが、ちょうどマーケットが開かれていて賑やかでした。八百屋、花屋、パン屋が中心で、軽食を取れるスタンドも数店舗並びます。

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バーゼルの紋章が入ったパンを購入。ラズベリー味とアニス味でした。アニスって台湾料理以外で味わったの初めてだった気がします。

左が3.0CHF, 右が2.5CHFくらいでした(それぞれ300円を超えますが、それでも安いです)。

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いつの間にか雨がやんで、晴れ間が見えてきました。市庁舎から橋1つ分下流に歩いていくと、St. Johanns-Torに辿り着きます。最も川沿いに位置し、市街地ともよく溶け込んでいます。

周辺の再開発が着々と進んでいるエリアで、大学の新しい建物も続々と完成しています。

ということで旧市街の端っこまでたどり着くことができました!街歩きもいよいよ大詰めです...。

3.3. 最終地点Spalentorへ

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St. Johann-Torから川沿いに少し上流側に戻り、バーゼル大学がある方向へと歩いていくと、3つの門の中で最大のSpalentorに辿り着きます。屋根と頑丈そうな双子の塔が特徴的で、「スイスで最も美しい門」と称されています。

Spalentorを起点にして、大学の主な施設を巡ったり、旧市街の路地裏を歩いて大聖堂や市庁舎へ...といった歩き方もできるので、バーゼルを巡る時には必要不可欠なスポットとなっております!


この門を訪れて、今回の街歩きは終了となりました。大分歩きました...。バーゼルはトラムやバスが発達していますが、公共交通機関を使うより、歩きながら街の細かい部分を眺めることを強くお勧めします!

またこの街について一段と詳しくなれたので、気分をリフレッシュしつつ勉学に打ち込んでいきたいと思います!それでは、Auf Wiedersehen! 




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