Maki Ueda / 上田麻希 嗅覚のアーティスト

嗅覚芸術家、アーティスト、作家。沖縄県石垣島にアトリエを構えています。おもに日々嗅いだ…

Maki Ueda / 上田麻希 嗅覚のアーティスト

嗅覚芸術家、アーティスト、作家。沖縄県石垣島にアトリエを構えています。おもに日々嗅いだ匂いや、日々の味わいを、エッセイ的に綴っていきます。 ポートフォリオ: www.ueda.nl アトリエ: www.pepe.okinawa

マガジン

  • 香りの枕草子

    無料エリアです。日々の香りの日記。お知らせやPRもこちらに入ります。

  • 女の本能

    女性の生き方って難しい。バツイチのシングルマザー、田舎(僻地)暮らしの、ひきこもり(?!)アーティストとして、とことんじぶんの欲に忠実に生きる、その雑記。問題発言多し。

  • 石垣島の楽しみ方

    シングルマザーとして実現している石垣島と東京の二拠点生活について、ご紹介します。

  • 嗅覚思考

    嗅覚アートの先駆者として、作品制作にあたっての考え方とメソッドを、いずれは書籍化するための土台としてこちらに執筆。香りにまつわるの世界最先端の情報や、嗅覚を通した日常も綴ります。

  • World Perfumery Congress レポート

    2022年の World Perfumery Congress (米国/マイアミ開催)レポートです。世界の香料業界が一同に集う2年に一度のカンファレンス。3日間のカンファレンスと、数百社の展示から構成されます。現地に行けなかった方で、現在のトレンドやホットなトピック、今後の展望、あたらしい香料などの情報を仕入れたい方向けの、日本語でのレポートです。業界人から一般の方までお役に立てるかと思います。 円安と、コロナ禍のため、旅費がとてもかさむ旅でした。そのためか、日本からの参加はハードルが高く、あまり参加者がいらっしゃらなかったように思います。しかし、生きた情報はやはりこのような対面形式でしか手に入りません。語学力を駆使して情報収集を行い、整理しながらサマリー的なレポートを作ってみました。

最近の記事

女性が家事育児でキャリアアップするには

先日、オランダ時代に息子をベビーシッティングしてくれていた女性が日本に遊びに来ていたので、うちでのディナーにお誘いしました。 息子は当時、小学校中学年。わたしにとってとても苦しい時代でした。わたしはアレルギーや喘息からくる虚弱により、日本にたびたび長期避難していたのでした。元夫はフリーランスですがフルタイムに近い仕事があったし、わたしが息子のお迎えに行けないのは申し訳なく(オランダではセキュリティー上、小学生であればお迎えが必要)、それゆえベビーシッターが必要な状況に対して

    • 香る食卓 〜香り文化協会〜

      先月は新年会の名目で、香りの料理をたくさん作り、たくさんの方々と試食会。プラナカン料理という、マレー・インドネシア圏にまたがる中華系少数民族の伝統料理を作りました。 - Peranakan curry ayam(chicken curry チキンカレー) - Peranakan udang goreng chili garam (hot-frgrant shrimp 海老の甘辛香り炒め) - Peranakan achar (野菜の香りマリネ) レシピ通りに作るも、プ

      • 丁子染の帯からふわっと香る新年

        謹賀新年。今年は息子の成人式で新年の幕があけました。着物は中古で見繕い、着付けも自前でしたので、なかなかの忙しさ。やめとけばいいのに、ついでにわたしもノってきちゃって自分で和装してしまったりして。若干迷惑な母だったかもしれない笑。写真撮影は、うちの隣にある大田黒公園で。撮影は友人に頼み、祝杯は近所の蕎麦屋さん、本むら庵で。 長着と羽織は、大島紬です。深い藍染の、いいのを見つけました。帯は #八重山ミンサー 。琉球つながりで、とてもよく合う。中古で入手した #福木染 と #丁

        • 男に養ってもらおう、貢いでもらおう、は田舎にはないコンセプトかも

          いつかの話。アトリエで仕事した後、思い立って、友達誘って街に呑みに行った。 島では友達づきあいをほとんどしてない私だけど、シングルマザーのAちゃんとはときどき遊んだりする。彼女は腹の座った女で、好きな男との間にできた子を産んで、ひとりで育てている。その男は「事情がある」ようで、会わないようにしているし、当然養育費ももらっていない。結婚もしたことない。 世の中には、離婚しても旦那に養育費を要求するのが当然の権利のように思ってる女もいるけど、こんな女もいるのだ。惚れた男の子ど

        女性が家事育児でキャリアアップするには

        マガジン

        • 女の本能
          7本
        • 香りの枕草子
          16本
        • 石垣島の楽しみ方
          4本
        • 嗅覚思考
          8本
          ¥800
        • World Perfumery Congress レポート
          6本
          ¥3,000

        記事

          女は、必然性があれば稼ぎは上がる

          今日は、ひさびさに離婚のお話。 数年前でしょうか、メーンバンクから「資産運用しませんか」としきりにセールスされるようになった時、自分もそんなふうに見えるようになったんだなぁと驚いた。いちおう、旦那の収入に頼っていた「主婦」的な時間も長かったものだから。 思えば息子が7歳のときに別居し、11歳のときに引き取ってから、シングルマザーとしてやみくもに仕事してきた。息子が中学生のころ、難病を発症し(現在は完治)、急遽都会の病院へ転院となり、仕事ができなくなり、お先真っ暗に。高額な

          女は、必然性があれば稼ぎは上がる

          人生の変化を後押しする香り

          なぜだろうか。人生の変化のときに、特に女性は、香りに関わりたがる方が多いように感じる。 たとえば私のアトリエで提供している「パフューム作り体験」では、とにかく好きな香りだけを使ってパフュームを作るのだけど、いらした方たちのその後の人生に劇的な変化が起こることもちらほら。 この現象を方程式化するなら、ふたつの式が考えられる。 1:匂いや香りを好きになると、人生が変化する。 2:人生の変化を求めていると、無意識的に匂いや香りを好きになる ここでざっくり「人生の変化」と表現

          南方見聞録 〜東南アジアの香り(観光)ビジネスの今〜

          ひさしぶりに東南アジア遠征してきました。今回は、マレーシアでのワークショップでしたが、シンガポール発着だったため、どちらの国でも香りのネタを探し回りました。 シンガポールは今やASEANのリーダーとしてめざましい発展を遂げ、活気があります。西洋諸国並みに文化・芸術を観光に取り込むことに成功しています。そこに「香り」も含まれます。マレーシアはそれを下支えする陸続きの国。私自身、マレーシアには30年ほど前に語学留学していましたが、クアラルンプール以外はその頃とあまり変わらない、

          有料
          300

          南方見聞録 〜東南アジアの香り(観光)ビジネスの今〜

          World Perfumery Congress レポート (5) パワーゲームと民主化 - マイノリティ、インディー、ギルド -

          文字数:8,092文字 写真:22枚 レファレンスへのリンク多数あり WPCは、基本的にはビジネスにおけるパワーゲームの場。プレゼンテーション枠は、基本は広告&プロモーション(or プロパガンダ)の枠であり、いくらお金を積んでもそこは政治で、なかなか枠が取れないとか。プレゼンテーションは基本的に会社名を背負ったものであり、時には会社同士で作るギルドのような「連盟」によるものもあります。枠が取れなければ、ブースを出したり、プログラムの冊子に広告枠を買うという手段があります。

          有料
          1,000

          World Perfumery Congress レポート (5) パワーゲームと民…

          World Perfumery Congress レポート(4) あたらしいナチュラル - サステナブル、トレーサビリティ、バイオテック -

          文字数:6,758字 写真37枚 録音へのリンクあり サンプルフォーミュラあり 「ナチュラル・ジレンマ」というステートメントからの始まり ここまでのレポートを読まれた方なら、もしかしたら想像つくかもしれません。もし世界中のみんながウェルネスや癒しの香りを必要とし、天然香料ばかり使ったら世界がどうなるか、、、 天然香料は採油率が低いため、それは自然にも負荷が高く、グリーンやらサステナブルやらといったトレンドとは矛盾する。これを「ナチュラル・ジレンマ」という言葉で表現した冒

          有料
          1,000

          World Perfumery Congress レポート(4) あたらしいナチュ…

          World Perfumery Congress レポート (3) 香りの未来 - AI、Z世代、メタバース、アノスミア -

          文字数:4044字 写真:22枚 録音へのリンクあり 確かな未来のフレグランスとは: Z世代とミレニアル世代 Future-proofing Fragrance: Impacts of Gen Z & Millennials Samantha Mane, General Manager EMEA, MANE Alex Lee, Perfumer, MANE Mane社(マーン社)の若手によるパワフルなプレゼン。この左の女性はラストネームがManeなので、おそらくMan

          有料
          1,000

          World Perfumery Congress レポート (3) 香りの未来 - AI…

          World Perfumery Congress レポート (2) アフターコロナにおけるトレンド - ウェルネスとウェルビーイング -

          文字 4665字 写真 45枚 録音へのリンクあり フレグランスは、特に戦後、歴史的にはファッションの一部に取り入れられ、発展してきました。シャネルやアルマーニなどの大きなファッションブランドは、そのブランドイメージとしてフレグランス・ラインを持つのが当然で、よくよく考えてみれば服装の会社が香水を売るのはおかしな話なのですが、お互いの利害が一致して現在のようなエコノミーになっています。 ですがこれも当然、時代の流れによって変わりうる。特にコロナ禍という未曾有の自体が起きる

          有料
          1,000

          World Perfumery Congress レポート (2) アフターコロナに…

          World Perfumery Congress レポート (1) はじめに & 概況まとめ

          はじめに これからレポートするのは、World Perfumery Congress (以下 WPC) 2022。世界的に有名なパフューマリーの3日間のカンファレンスです。今年はマイアミで開催され、3日間に渡るプレゼンテーションと数百社の展示、そしていくつかのパーティから構成されました。 カンファレンス自体は完全にビジネス寄りで、最新の技術や商品、そしてトレンドを知る最高の機会となります。 私自身はWPCのフィナーレと位置付けられるアワードセレモニーにて、Art and

          有料
          500

          World Perfumery Congress レポート (1) はじめに & 概況…

          World Perfumery Congress (マイアミ)に行ってきます! マイアミレポートの予告編

          現在、ロサンゼルス行きの機内の中からこれを書いています。 今回の出張で向かうのは、World Perfumery Congress (以下 WPC)。世界的に有名なパフューマリーの3日間のカンファレンスです。 その最後のイベントとして、私の作品 Viral Perfume が表彰されるとのことで、表彰式に行ってきます。 わたしが毎年参加している嗅覚アートのアワード、Art and Olfaction Awards(以下 AO Awards)。例年は自主開催で、主にヨーロ

          World Perfumery Congress (マイアミ)に行ってきます! マイアミレポートの予告編

          米原キャンプ場

          有料
          300

          コロナ時代のドイツ旅行記(1)

          世界的なパンデミックが始まって1年半以上経ちますが、海外出張はこれで3回目。今回は最も難易度が高くなっており、ひとつひとつのステージをクリアしていくサバイバルゲームのような旅でした。各国政府発表の細かい規制や例外を理解する論理力、さらに裏情報を収集する情報力、欲をコントロールする理性が必要で、簡単ではありませんでした。備忘録として、とくにコロナ関係の要点は詳細に残します。 準備と、旅の計画・ワクチン接種は集団接種で予約。1回目:7/9、 2日目:7/30 ・離島は、ワクチン

          コロナ時代のドイツ旅行記(1)

          ドイツの驚くべきコロナ対策

          ドイツに行ってきました。半分は仕事でしたが、半分は好奇心から。ドイツはEUの中でも特に、変異株の流行を上手にコントロールしているから。実際はどうなのだろうと、興味があったからです。 一言でいえばそこは、コロナを乗り越えた、アフターコロナの世界でした。自由で安心できるけど、細かい規則がありました。個人の自由と引き換えに、以下の書類のいずれかを粛々と提示する、という習慣を浸透させることに成功していたのです。 - ワクチン証明書 - 回復証明書 - その日の抗原検査の結

          ドイツの驚くべきコロナ対策