見出し画像

私のオランダ出産レポ ①おしるし〜分娩まで

Hoi hoi, まきちぇです。

2023年にてオランダにて妊娠が発覚し
2024年8月に女の子を出産しました。
今回は、そんな私の出産レポートを、お届けしたいと思います。

初産が海外だったので、私も妊娠中
「オランダ 出産」でググりまくり
いろんな方の出産レポを読み漁りました。笑

何かと不安ですよね。
日本と全然違いますからね。。

↑こちらは、妊娠中作った動画。

出産レポも動画にしようかなーと思ったけど、
出産時、動画とってもらうような
気持ちの余裕なかったので素材がなく。

文章のほうが伝わるかなと思ったので
出産レポはこちらに書きます✍️
長くなりますが、笑いどころもご用意しておりますのでぜひ最後まで読んでください。

出産は十人十色です。
予定日の近いオランダ友達何人かと、出産時の話をしましたが、みんな全然違いました。

万人に当てはまる内容ではないので
現在オランダで妊娠中の方、あまり構えないで大丈夫ですよ🙆笑


おしるし・陣痛開始

▼ 7/31 (39w6d)
私は8/1が予定日だったのですが
その前日の朝、おしるしが。

おりものに血が混じる程度でしたが
「おっ、そろそろか?!」と期待しました。

しかしその日は何もなく終了。

▼ 8/1(40w)
この日は検診でした。この日もおしるし継続。
おしるしがきたことを伝えましたが、陣痛はきてないのでそのまま待とうね〜と言われる。

また、健診時に、「もしも予定日を超過した場合、何日まで待てるか?」と聞かれました。

私はあまりに超過して、赤ちゃんが大きくなりすぎて産むのが大変になるのが怖くて
1週間超過しても陣痛こなさそうなら誘発させてほしいと言い、次の健診日を設定しました。

▼ 8/2 (40w1d)
特に変わりないので、お天気がいいし
近くの湖にsupしに行きました笑

次の日から長い戦いが始まるとも知らずに…

▼ 8/3 (40w2d)
朝6:30頃から、生理痛のような痛みが40〜50分間隔くらいでありました。

これが陣痛かな?でもまだ我慢できるなぁ〜
ってぐらいの痛みだったのですが、
なにせ初めてなので不安で不安で。

感覚が狭くなるかな?今日でてくるかな?!
とか色々考えて陣痛タイマーしてたら、全然寝れませんでした。
昼間は、夫がティアキン(ゼルダ)🎮するのをずっと眺めてました。

これが大きな間違いで、陣痛開始を出産の始まりと捉えずに体力温存のため、我慢できる痛みのうちは寝ておけばよかったです😭

12:00頃に30〜40分間隔になり
23:30頃には10〜20分間隔になって
徐々に強くなってきてはいたものの
まだまだ我慢できる程度だったので、一旦寝室にいって寝ようと試みました。

陣痛〜助産師訪問

▼ 8/4 (40w3d)
さて、日付変わって深夜1:00
どんどん痛みが増してきて、ついに寝られなくなりました。

10〜15分間隔を行ったり来たりでしたが、波が来るたびに汗だくになっていたので寝られず、ソファに移動しました。

3:30頃、約10分間隔でくる陣痛
かなり痛くなってきたので、夫にカニエ🐶を友人宅へ預けに行ってもらいました。

日付変わる前に予め連絡はしてたのですが、
こんな深夜にも関わらず犬を預かってくれて
本当に助かりました。

4:00頃、カニエを預けに行った夫が
戻ってからmidwife(助産院)に電話しました。
5:00くらいに自宅に来てくれることに。

陣痛感覚が5分くらいなってたり、破水したりした場合は、何時だろうと助産院に電話します。笑

※オランダでは助産院にかかり続ければ、陣痛開始したら助産院に電話し、助産師が見にきます。
病院出産希望の場合は、訪問に来た助産師が病院の空きを確認し、可能な病院へ行きます。
妊娠中、病院にかかることになった場合(前置胎盤や逆子など)は、違うステップになると思います。
私はGBS陽性で、出産時に抗生剤を投与するので病院出産とは決まっていたものの、お産の進み具合によっては自宅出産になりうるケースもありました。
病院があいていないときや、お産が急激にすすんだ場合、助産師判断で自宅出産になるようです。

到着後、陣痛の様子をしばらく観察し
子宮口を確認されました。
オランダでは妊娠時の内診はないので、ここで初めての内診ぐりぐり。

結果は、子宮口2cmとのこと。。
こ、こんな痛いのにまだ2cm?!

子宮口約5cm開かないと病院に連れてってくれないんです。
自宅待機しててねと、助産師さんは一度お帰りになられました。

早朝に起こしたのに無駄足でごめんなさい、
と思いつつ早く病院に連れてって欲しい。
そう思いながら陣痛に耐え続けました。


そのままろくに眠ることもできず、夫におにぎり握ってもらい軽くご飯食べつつ、一日中ソファに横たわって過ごしました。

便通がよいとお産が近い証拠と聞いたことがあり、昼頃からかなり快便でした。
湯たんぽで腰をあっためるなどして痛みのがしをしましたが、気休め程度です😭

破水してなければあったかいシャワー🚿を腰に当てて痛み逃しするのも良いようです。
(私はトイレに行くのすら辛くて動けなかった)

16:00頃までずっと10分間隔で、でも痛みは増しており。
トイレに行った際に、便器が真っ赤になるほどのおしるし?血?が。
1回目の訪問からかなり経っていたし、陣痛間隔は5分ではないものの、不安になって電話しました。

私はクラームゾルフ(産後ケア)を日本人の方にお願いしていたので、陣痛中にも色々と相談のLINEをしました。

1回助産師に来てもらって帰ってもらうと、次に呼ぶのを我慢しすぎてしまう傾向があるので
(めちゃくちゃ日本人あるあるだと思う)
少しでも不安に感じることがあれば連絡して良い!と言ってもらえました。

16:30頃に助産師さん再訪。
早朝きた時の助産師さんが
「私もうすぐシフト終わるから、次は別の助産師が来るかも」
って言うてたけど、時間経ちすぎて同じ助産師さんが来ました。笑

真っ赤な便器は一応写真におさめておいたので
助産師に見せて、再び内診ぐりぐり。

しかし子宮口は未だ2cm !!omg!!

陣痛ぽいのが始まってからかれこれ36時間くらい経つのに、こんなにも痛いのに、まだ2cmなのかと絶望。
痛いのと辛いので涙が出てきました。

泣きながら痛みに耐える私をみて助産師さんもさすがに「こりゃ限界だ」と感じたようで。
「子宮口は開いてないけど、痛みもかなり増しているようだから、もう病院に行って促進剤を打とう」と提案されました。

病院に持って行く入院バッグ(入院できるかわからんけど)を車に乗せ、助産師さんの車に続いて、夫の運転で病院まで行きました。

病院到着

17:00頃、幸い一番家から近い病院が空いていたので、車で10分くらいで到着。
もう歩けないくらい痛くて、助産師さんがすぐに車椅子を持ってきてくれました。

2階の個室の診察室にいき、助産師が陣痛の状況をドクターに説明してました。(オランダ語でわからない)
まずはドクターが内診をするとのことで、先にトイレに行っておくか?と聞かれ、正直それどころではないけど行っておきました。

トイレ中も陣痛がきてて、うなされながら用をたす私。
赤ちゃんの心拍を確認する装置?みたいなのとか、私の血圧測るやつとか、いろんな装置をお腹やから腕につけられ、また内診。

陣痛の痛みも強くなってたのもありますが、ドクターの内診グリグリ痛すぎて泣きました😭
助産師さんのは大丈夫だったのに😭

そしたら子宮口まさかの7cm

何が起きたの?

のちに聞いたところ、移動中の車の揺れでお産が進んだと助産師さんが言っていましたが、
私はドクターが内診でこじ開けたんでは?と思っています。笑

促進剤打たなくても済むよ!よくここまで頑張ったね!!と夫や助産師、看護師たちに褒められる😭

痛みに耐えられなさそうだったら無痛分娩を希望しようと決めていた私。
これ以上痛みが強くなるなんて耐えられないし、もうHPもほぼ残ってない。
無痛分娩してください!!!!!


分娩室に移動

8/4 18:00頃
ということで、分娩室へ移動。
キンキンに冷えてやがる………(※冷房)

事前に噂には聞いていたけれど、分娩室めっっっちゃ寒いです。室温計22℃でした。
妊娠もお産も冷えは大敵なのでは…?
冬はどうか分かりませんが、オランダで春夏に出産される方、寒さ対策(特に足元)は万全に!

分娩着着るため服は剥ぎ取られますが、靴下とかレッグウォーマーは取られないので。
私はこたつ靴下🧦はいてました。

一応寒いと看護師に伝えると、乾燥したて(?)のあったかいブランケットを3枚くらいかけられました。
いや空調の温度あげてくれ。

麻酔科医がくるまで30分くらいかかるからそれまで陣痛耐えて!と言われ、その間にGBSの抗生剤やらなにやら準備されます。
血管みえにくかったようで左右両方試され、計
3回さされました。笑

あの疑惑の内診ぐりぐり以降、痛みが強くなって5分間隔くらいで陣痛きてました。

ちなみに無痛分娩の麻酔にも種類がいくつかあります。
病院やそのときの状況によって準備がない麻酔もあるようで、希望するものが受けられないことも。
また、自身が加入されている保険の適用範囲かどうかも確認されるといいと思います。

私はどの麻酔でも保険適用だったようで、epiduralという背中に打つ麻酔にしました。
(※画像参照)


麻酔開始

19:00頃、麻酔科の先生が到着。
ちなみに病院についてからドクターも看護師も助産師もみんな女性でした。
オランダ人は英語が堪能ですが、病院の方々はあまり英語は得意でない方が多かったです。

この麻酔科の先生も女医さんでしたが、アシスタント?研修医?のような人もいました。

その方が男性だったので(分娩室に男性は夫だけだったため)、注目したのもあるんですが、
いや格好よ。笑

サッカーのユニフォーム着とる。

オランダのどっかのクラブチームの⚽️
半袖半パン⚽️
練習帰りですか?⚽️
てか誰なんですか???⚽️

ドクターやナースが医療着やからすごい目立つのよ君wwww
陣痛に耐えつつ、夫と目配せして笑ってました。

あとそのときは麻酔ハヨ!状態で余裕なかったけど、後に夫に聞いたところ
麻酔するとき、私の頭にブロッコリー🥦みたいな、ちびまる子ちゃんの永沢くんサイズの、謎の帽子が乗っけられてたとのこと。
かぶってたんじゃなく、乗ってたらしい。小さすぎて。笑

確かに私もなんか頭に乗ってるなーとは思ったけど、重くもないし、、一体何の意味が?
有識者の方教えてください。


19:30頃、麻酔も効いてきて陣痛の痛みがかなりなくなりました。
完全に無くなるわけではなく、お股〜おしりのあたりが少し重くなる程度。
でも全然痛くない。フワフワと心地良い。
epidural最高!!!

しばらく少し休んで出産に備えてねー
とのことで、軽食をいただくことに。

とにかく寒いし、epiduralの副作用で足が痺れてカチコチなのでスープをオーダー。
あとは夫が握ってくれた🍙を食べました。

産前メシ

日本での出産はなにかとお金かかるけど、ご飯も美味しくて当たり前に入院できていいよね…

epidural最高

謎にピンクネオンの分娩室。
もういよいよかと思うと興奮して寝られなかった。。


いよいよ出産のとき

21:00頃、子宮口の開きが進んでいるか確認されたが、あまり進まないのでオキシトシンを投入し促進させるとのこと。

すごく合理的で役割分担がキッチリしているオランダ。
はやく生ませてクラームゾルフに引き渡したいんですよね。笑

このへん記憶曖昧で、破水させたのかオキシトシン投入したのか、どっちが先か忘れましたが
とりあえず破水して促進剤も入って、子宮口9.5cmまで開きました。

麻酔してるのでそこまで陣痛の痛さはないものの、いきみたい感覚がやってきます。
麻酔前の陣痛の感じとはまた違って、痛いというより、💩したいような感覚。

産む時の物理的な痛さは麻酔ではあんまり和らげないと事前に聞いてましたが…
痛いというより、私の場合もうHPが……ww

陣痛がきたらもういきんでいいよ!!と言われ
最後の力を振り絞る。
ただもう陣痛に耐え続けて36時間以上経ってるし、寝てないし、麻酔も効いてるので思ったようにいきめない😭

陣痛も1分くらいしかないので、1分間に2いきみくらいが限界なんですが、めっちゃpush!push!言われます。みんな必死。

声出していきんじゃってたんですが、喉やられちゃうから無言でいきめと言われました。笑

精一杯頑張っていきむものの、全然なようで、吸引しよ!ってわりと早めに判断されました。

22:30頃、女医さんがもう一人きて、吸引した瞬間から、今までどんだけいきんでも何も出てる感覚がなかったのが、急に出る!ってなる。

そこからは感覚的にあっという間で。
頭がでてきて、8/4の22:43に生まれました👶

横で泣きながら「もねちゃんめっちゃ可愛いよ、よく頑張ったね」と夫に言われて、赤ちゃんが生まれた嬉しさが込み上げ、私も泣く。

日々の通院から陣痛開始〜出産時までずっとそばにいてくれた夫に感謝です。

出産の立ち会いに関しては、日本ではコロナ禍以降は特に難しいと聞いていたので、
この点に関してはすごくオランダの出産では良かったと思います。



あまりに長すぎるので、一旦ここまで。

さて、原則出産3時間後退院のオランダの地で
私はどのようになったのか?!

続く。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集