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僕の半生Part5 大学時代 バンドを始めたことによる自己認知

Part4からの続きです。

僕は、自分自身の苦しみから逃れるため、
自分は特別な人間だと思い込もうとする歪んだ認識を持ったまま、
受験勉強に成功し、大学に進むことになります。

大学時代は、僕がネガからポジに向かう大きな転換点でした。
それは2つの大きな出会いがあったからです。
その2つとは
・バンドを始めたこと
・愛する人と出会い、ともに過ごしたこと
今回は前者のバンドを始めたことについて書いていきます。

案外高校と変わらなかった大学の環境

さて、僕が大学受験を頑張った理由に
“賢い大学に進めば、今の高校のような環境ではなくなるのではないか”
という思いがあったと、以前書きました。
https://note.mu/makiodrums/n/n89577a28cbc2


しかしながら、大学に進んでみるとそんなことはない。
高校時代に苦しんだ人間の特性を持っている人は一杯いました。
他者を排除している人たちですね。
この時に僕が得たのは
“人間としての出来の良さ≠偏差値の高さ”
だということでした。

なので当時流行っていたmixiから、大学の友達を一斉排除したこともあります。笑
とがってるなぁ〜笑

ですが当時の僕はそのことはあまり気にならなくなっていました。
それは、バンドを始めていたからです。

ロックバンドの結成


僕は大学進学と同時に、高校の同級生とバンドをはじめました。
後にherberへと繋がっていくバンドです。
高校の軽音楽部だった前田と小林の2人にドラムの腕を買われて誘われました。
半年後には2人の軽音楽部の後輩であるPちゃんが加わり、
herberの4人がそろいました。

全員大学がバラバラだったため、サークルなどに所属していたわけでもなく、
ライブするならライブハウスしかなかったので、
比較的すぐにライブハウスでの活動をはじめました。

人前に立つ自分


ライブをしている時は少しだけ、自分に価値があるかもしれないと思えた瞬間でした。
結構いいドラムを、叩いていたんですよ。笑
“ドラム素敵ですね”
って言ってもらえるとことも、だんだんと増えていきました。
この時はおそらく、自分の存在価値を見つけるため、ドラムを叩いていたんですよね。

要は自分のことを認められるようになるため、
必死になって音楽をやってたんです。

受験勉強の時と同じ、
“自分は特別だ”と思うために、
そして周りから、
“僕は特別だ”
と思ってもらうために、必死になっていたんです。
熱中できることがみつかって、昔のように死にたくなるほど悩むことはなくなったけど、
結局
「自分≠(まわりとおなじ)人間」
という方程式は維持したままでした。

そんな若さ故、ぶつかることも多かったですが、
未熟だった僕を支えてくれる人、応援してくれる人。
たくさんの仲間に出会いました。

今まで繋がっている音楽仲間もいます。

ブルーハーツの歌詞の通り
「いいやつばかりじゃないけど、悪いやつばかりでもないんだな」
って思えるようになったのです。

なので、正直大学内の人間関係とか、ぶっちゃけそこまでどうでもよかった。

自分を認めるためにやる音楽
は、悪くはなかった。と思います。
若いから故にできたこともあったと思います。
何より熱中できることがあるということは、僕を苦しみから離れさせました。
でもだからこそ、この先つまづく事になるのです。

その話はまた今度。。。

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