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働き方が変わったら着る服のスタイルが変わった話

こんにちは。
フリーランスで映像制作とドラマーとして活動してます、まきおです。
今日は映像ではなく、僕が好きな「服」の話をしたいと思います。

去年フリーランスとして独立して、自分の見た目、もっというと着る服のスタイルが変わったなと思っています。
働き方、人生のスタイルで選ぶ服も変わるんだな、と思ったので、今日はそんなお話を。

僕は元々、カジュアルなスタイルが好きだった

大学生の頃からバンド活動をしていた僕は、ステージに立つことで「みられ方」は意識していた方だと思います。
当時、アウトドアブランドのパタゴニアに魅了されて、アウトドアウェアやそれに合わせられるカジュアルブランドが好きになっていきました。

↑初めて買ったパタゴニアを着てライブする10年前の僕

その流れで、ずっとカジュアルでおしゃれな服、ブランドで言うとAuraleeやComoliといった柔らかくてちょっとナチュラルな雰囲気の服をずっと着続けていました。


画面一番左が僕。自分が所属するバンドshannonsとそのお客さん(クラウドファンディングのリターンでのシークレットライブにて)
ComoliシャツにフラネルのパンツとTシャツ


ComoliシャツにAuraleeのパンツ。ちなみに一緒にいるのはFINLANDSの冬湖ちゃん。対バン時の写真。
ちなみにFINLANDSは昔サポートもしていました。

色味は少なめ、奇抜な形ではなくシンプルに綺麗めなものが好きだったんですね。
意識はしていなかったものの、「派手なもの」は似合わない、と言う、勝手な思い込みもあったように思います。

フリーランスになって意識が変わった

当然音楽活動もやってきたわけですから、みられ方と言うのは十分意識してきたつもりでした。
でも、仕事を辞めてフリーランスになって、さらにもう1段階、自分の中で意識改革が起こったようです。

「あなた(まきお)と言う人間に対して仕事をお願いする」
と言う判断をいただく中で、自分がどう言う人間か、どう言う人間に見られたいか、と言う意識がより強くなっていきました。
「僕と言う人間は、その仕事をするに値する人間なのか?その金額をもらう価値がある人間なのか?」
誤解を恐れずに言うと、そういう意識です。

それは当然、第一にスキルの部分に向くのですが、それ以外にも、言葉遣いや振る舞い、身なりもふさわしい人間なのかどうか、意識が向くようになりました。
言うなれば、外身も中身もブラッシュアップさせていきたい、そんな気持ちです。

映像の仕事をしていると、数十万〜数百万と言うお金をトータルでいただくこともあります。
かなり僕の偏見が入っているかと思いますが、そんな人間が見窄らしい格好をしていたら、先方からの信頼感は得られにくいのではないか、とも考えたりします。

そのタイミングでのISSEY MIYAKEとの出会い

人生とは面白いもので、そういう自分の意識改革が起こる中で、素晴らしいブランドとの出会いがあるんですね。
たまたま立ち寄ったISSEY MIYAKEのメンズブランド「IM MEN」との出会いでした。

IM MENの独特な形のジャケット。ちなみにパンツは同じくISSEY MIYAKEのオムプリッセのパンツ。

「折り」が入った独特な形で、パッと見ると奇抜なデザインなのに、着てみるとかっこいい。
しかもリバーシブルになっていて、裏返すと「折り」が裏側に入り込むことで丸みを帯びた異なるフォルムに変化。

裏返すと形状も変わるという独特すぎるスタイル

流行や世間一般的な「良さ」とはかけ離れているのに、違和感なくかっこいいそのスタイルに、哲学さえ感じました。
ISSEY MIYAKEの服には、ただかっこよさだけではなく、そう言うパンク精神みたいなものを感じて、大好きになりました。

ISSEY MIYAKEの服が気づかせてくれた、自分が似合う服

この服が気づかせてくれたのは、知らぬ間に思い込んでいた
「自分は派手な服は似合わない」
「自分は高価な服は似合わない」
と言う意識からの脱却でした。

「変わった形の服や色のある服も、自分は似合うんだ」
それは自分にとって大きな発見で、それからと言うもの積極的に色ものや独特な形のものを取り入れるようになりました。
手に取るブランドも、ISSEY MIYAKEの他にKolor/Sacai/コムデギャルソンなど、日本の攻めた作りの凝った服を手に取るようになりました。

ギャルソンのシャツにオムプリッセのパンツ
Kolorのグリーンが綺麗なパンツ
オムプリッセの極太パンツ
Sacaiのシャツ/ジージャンにMM6 Maison Margielaのパンツ
IM MENの赤いコート

仕事と服の関係性

独立時、本当にお世話になった社長は、よく、
「大きい仕事が欲しかったらそれに見合った身なりをするべき」
と言うことを口にしています。

丸々鵜呑みにはできないですが、半分は信用できるなぁと思います。
経営者や自営業のように自分で仕事をする人間は、やっぱり「信用に値する人間かどうか」と言う指標は大切になってきます。
「人を見た目で判断するな」とは言いますが、小汚い人に大きい仕事は頼みたくないと思います。
その社長は大工さんですが、大工さんとは思えない、イタリアン親父みたいな服装をしています。
きっとずっと作業着で仕事をしていたら、その方が今やっているような大きな仕事はできていないんじゃないかなと思います。

僕たちのようなクリエイターは、
「この人に頼むとかっこいい作品ができそう」
みたいなイメージを持ってもらうことは大切だと思います。
こういうふうにいうと、「人からの見られ方ばかり気にしている」と思われるかもしれませんが、実は全く逆です。
「自分はこう言う人間です」
「いいと思うスタイルを実践できます」
そう言う意思表示であり、ものすごく自分に矢印が向いている服選びだと思います。

選ぶ服が変わったからかどうかは確証は持てませんが、自分のスタイルが変化してから、携わらせていただく仕事の規模も大きくなったように思っています。

「絶対に稼げる!フリーランスが仕事をとる方法!」
みたいなハウツーもいいですが、時には自分の「スタイル」を意識してみるのも、大事なんじゃないかなと思ったりします。

最後までお読みいただきありがとうございました!

鳥越万紀雄(とりごえまきお)
フリーランスのビデオグラファー(映像制作)&ドラマーとして活動。
映像は自身のMVを制作するところから足を踏み入れ、会社紹介動画やWebCMなど幅広く制作を行う。
YouTubeにて映像に関する知識も発信中。
ロックバンド「shannons」のドラマー。きのこが好き。
映像制作のご相談はお気軽にメールか各種SNSのDMまでお願いします。

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