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学校でやった勉強のための勉強「アナロジーシンキング」

以前専門学校の授業で、こちら側から提示する技術や知識をそのまま飲み込むのではなく、自分が必要としている知識や技術を選び、食べやすい形にして咀嚼し飲み込み消化、それを吐き出す(アウトプット)ことの重要性を、学生さんに学んでいただくためにやった授業内容
「アナロジーシンキング」

について、Twitterの方で連投をしたものが好評だったため、こちらのnoteにまとめてみようと思いました! 

今後のnoteの使い方もTwitterでスピーディーにアウトプット、反応が多くあったもの、牧野として手ごたえがあったもの、アウトプットすることによってまとまったもの、をこちらでまとめていくと言うふうな手法をとっていきます!

絵の構成を速くするために
「一見関係がないものとの関連性を見出し結びつける」
=アナロジー・シンキング(類比思考)

こちらは
思考の整理学(著:外山滋比古)にある
「セレンディピティ」と「アナロジー」から発想を得て授業に落とし込んでみたものです

架空の世界を画面に作り出す絵の制作において
「世界観に必要な要素を組み合わせる」能力と

意外性や、より非現実性を高めるため
「関連性が遠いとされるものを結びつける」能力が必要だと考え

技術だけではなく思考法の授業を取り入れております

飽きないように技術的な実践授業を挟みながらです


授業での手順はこちら↓

マインドマップによりアイデアの種(キーワード)に枝を生やす(連想される要素)

複数のアイデアの種のマインドマップを作成する

広げた複数の木(マインドマップ)の中から
実(類比)になりそうなものを探して、
複数掛け合わせる

出来上がった実に価値を見いだす

アナロジー・シンキングの面白いところは
「思考のアンテナ(関連性を見出す能力)」が成長していくことです

「コレとアレ、何か合わせられないかな」
とゲーム感覚でアナロジーを楽しんでると

街並や読書、雑誌やニュース、インターネットを見た時
次々に思考のアンテナに引っかかるようになります

しかも、思考のアンテナはアナロジーをやり始めて短時間でも効果があります

授業中の間だけでも、最初はマインドマップの情報量に気圧され
アンテナの範囲が狭かった学生も
一つ、二つと関連性が近くわかりやすいものを見つけていき

次第には全く接点のない要素から絵の構成を思いついたりしました

アナロジー・シンキングはまず一つのマインドマップの枝葉から関連性がある要素を探してみてください

そこでアンテナが広がって
掛け合わせが楽しくなったら
マインドマップを2つ、3つと増やしていきます

増やすマインドマップの種は1つ目から離れた方がよりアナロジーが捗ります
(下の画像は授業で描いた絵です)

学校にいる時間は日中、年、学生生活どれをとっても思ってるより短いので、学校の学校の先生の話を聞く時間を増やすより、自分自身で勉強する時間の効率やを上げる方が僕はお得だと思ってますので

こういった「勉強のための勉強」を率先して授業に取り組んでいくことをしております

ちなみにこのイラストはそこの学校の学生が卒業前に作る文集に乗せてもらおうと思って作った、卒業おめでとうイラストです↓

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

牧野小大

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