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建築事務所のいろいろ_転職 その時が来た!④ OMAからメールが来た

ポートフォリオも大体できた。と思った矢先!OMAからメールが来た。なんで?恐る恐る開けてみると。。。。「面接に来てください。」え?「○○さんから転職活動していると聞きました。」とのことおおお。どうやら元BIG同僚で最近OMAに転職した友人が私のことを事務所に宣伝してくれていたらしい。なんとありがたや。転職するならまずは知り合いにそのことを言いふらすに限る。特に年を重ねてからの転職は、今まで築いてきたネットワークがキーになるからだ。何人かのリクルーターにも連絡を取ってみたが、最終的にその事務所でどんな人材を必要としているかを知るのは、その事務所でで働く当人たちだから、リクルーターよりも今回は友人や知り合いに本当に助けられた。

正直OMAは考えもしていなかった。噂ではかなりの長時間労働と聞くではないか。。。しかもOMAとBIGは言ってみれば親戚のようなもの(ビアルケはOMA出身)。それが本当に行くべき方向なのかも疑問だった。が、あのOMAがこちらが応募もしていないのに、わざわざ面接に来てくださいと言ってくれるなんて光栄なことではないか!なので迷わず「面接行きます。」と返事をした。「では2日後に来てください。」とのこと。急だ!急遽ポートフォリオをまとめてその日を迎えた。

OMA NYはご存じの通り重松象平氏がパートナーとして事務所をリードしている。面接は重松氏とその下で働くTさん。アメリカ生まれの日本人だっ た。ということで、黒川紀章事務所での面接以来「初」の日本語面接であった。まずは履歴書をざっと見てもらいそれからポートフォリオを説明させていただいた。緊張はしたけれど「親戚」の間柄か、なかなかざっくばらんにいろいろな話ができた。
ちなみに面接で重要なことの一つは、まず自分の経歴を話す前にどんな人材を探しているのか、もし就職となった場合どんなポジションでどんなプロジェクトに関わるのかを相手に聞くこと。すなわち相手の一番知りたいことが分かればポートフォリオの説明も効果がグンと上がる。

その後、じっくりと時間をかけて重松氏が社内を紹介してくれた。それにしても驚いたのは日本のプロジェクトの多さ。一つ二つは知っていたがそれ以上の数、これには正直驚いた。さすが重松氏。ここなら私はやりたいことの一つ、「日本のプロジェクトに関わる」ができる。しかも重松氏が想像以上に紳士的で丁寧な対応にOMAの好感度はすっかり上昇してしまった。

いきなりカーブボールから始まった面接。どうなりますか。
つづく

(追伸:面接では、相手に投げかける重要な質問が2つあります。1つはここに書いた一番最初の質問。そして2つ目は一番最後に聞く質問です。この面接の結果もし不採用となった場合その要因は何か?を聞くのです。そうすれば面接中に明解に伝わっていなかったこと、ポートフォリオで説明しきれなかったこと、などなど相手の不安を払拭するチャンスだからです。)

今日はニューヨークシティマラソンでした。平和と健康に感謝!

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