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痛い出来事から、何を勝ち取るか

先月末に大きなエネルギーをかけていた仕事を手放し、今はゆるく以前から続けている執筆のお仕事をしながら、新たな活動に向けてインプットを増やし整えている状態です。

実はゆるーく続けている取材執筆のお仕事で、ちょっと痛い出来事がありました(Facebookに書くのは勇気がいるんだけど、noteだったら書こうかなと思えるから不思議)。

取材先で、頼んでない料理をいくつも持ってこられ、お店の方が掲載されたいから持ってこられていて費用はお店持ちかと思っていたら、私に支払いを要求された…というお話です。

飲食店されてる方だったら、もしかしたら「そんなの当たり前やん」って思うかもしれませんが、そういう場合はちゃんと事前に話し合い、こちらが撮影したい商品のみを撮影させていただくんです。

一応結構見てもらえているメディア(先月は、記事公開から1週間で3万5千pvを記録した記事も!(どや顔すみません)に書いているから、一度取材させて頂いたお店からはあちらから取材を依頼されることも多く、私はプレスリリースを書く側でもあるけれど送って頂くこともあります。

海外での取材経験も含め、これまで数千件取材してきて、大体はとても好意的な方々が多かったことから、どこかで驕っていたのだと思います。

無料で掲載されるんだから、撮影に協力してくれてもいいのでは?と。

広告は高いですからね。自分が好きなように書いてもらえるけど。

とはいえ、無料で掲載されるにも関わらず、事前に細かく原稿をチェックしい、訂正を入れて内容を操作しようとしてくるオーナーさんや広報担当者もいます。

幸い今回は大きな出費にはなりませんでしたが、完全に足が出てしまいました。

でね、衝撃的だったのは、取材先の方に「そんな経費も出ないような仕事してるあなたが悪い」と言われました。

何十年も会社を経営しているバブル風吹かせてる方だから、そんな風に思われて当然だし、言われてみたらその通りなんですよね。

「なんでこの人にそんなこと言われなあかんのよ~」「儲かってそうな話しといて、せこいことしてるやん」

と思った!認めますよ、そんな自分を。

とても悔しかったし、かなり落ち込みました。

が、そんな気持ちでも、次の取材先にはふつうに行ったという…。めっちゃ食べさせられたから、もう何も食べたくなかったけど、まっさらな気持ちで次のお店の商品に向き合えました。

また、そんな痛い経験のおかげで、次のお店では事前にはっきりきちんと説明し理解していただいた上で取材もできました。

いろいろ食べて仕事にできて嬉しい!っていうライターやインフルエンサーもいるのでしょうが、私はそんなの全然嬉しくないし、楽しくないから。その1品の裏にあるストーリーに興味があって取材をやってきたし、好きな時に好きなものを好きな人と食べるのが、楽しいんです。一人もいいけど。取材は仕事。美味しいと思えなかったらどうしよう、お店の人の前であんまり食べられない味と量だったらどうしよう、というプレッシャーは半端ない。

そんななのに、お店から搾取しようと思っていると受け取られたら悲しいな。

記事化するかしないかは、私に権限があるけれど、もちろん今回のお店も記事にします。理由は、読者の方にとってそのお店に行くことは素敵な経験になると思うから。私も一応メディアの端くれだから、やっぱり見ているのは読者の方々なのです。私が書きたいかどうかではなく、読者の方々にとって役に立つか、プラスの情報になるか、という点で掲載を決めています。

今回の記事は多くの方にとってマイナーな内容だし、ぐちっぽくなってしましたが、noteにはライターさんが多いので何かの役に立てばと思いました。

私も悪かったし、あのバブリーおじさんの件のおかげで今の私がある!と思っている未来の私を想像できます。

読んでくださってありがとうございました!








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