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ラズベリーを吹く次女(0歳)と、赤ちゃんにおすすめの英語の絵本 "Where is the Green Sheep?"

ここまで長女タレ子(年中)の話ばっかり書いてきましたが、コロナの渦中に生まれた次女ガブ子(ゼロ歳)も、順調に成長中の我が家です。保育園から降園するさい、お友達にバイバイと手を振ったりしてるみたいなので、オギャーと生まれたころに比べて、だいぶ成長しました。

唇をブーブー鳴らす術も覚え、離乳食が口に合わないとブーっと吹き出すので、食べさせてる方(親)はたまったものではありません。離乳食の噴霧を浴びて全身ベトベト、笑っちゃうしかない状態に、しょっちゅうなってます。コロナ用語でいうと相当ディープな濃厚接触。ベビーの風邪を親がもらわないなんて、まず不可能です。全国のお父さんお母さん、お疲れ様です。

ちなみに、この唇を震わせてブーブー言うのを、うちの旦那でオージー・アラフォー特許翻訳者のトムは、blow a raspberry と表現しています。ブロウ・ア・ラズベリーです。私は結婚して初めて知った表現なのですが皆さんご存知でした?子供のふわふわのお腹に顔を当てて、唇ブーってやると長女は大喜びするんですが、そう言うのとか、次女がやってるみたいに唇をブーブーやるのなど、口を使ってブーブーやる系の(←言い方)を、blow a raspberry って言うみたいです。直訳すると「ラスベリーを吹く」。英語の慣用表現って面白いですよね。しかもラズベリーって、なんでスペリングにpが入るんだろう。

と、ここでトムがカットイン。日本語に訳してお届けします。

トム「ねえ、なんでブロウ・ア・ラズベリーっていうか知ってる?」
私「知らない。なんで?」
トム「コックニーなまりで、おならのことをラズベリー・タルトっていうんだよね。tart とfartで韻を踏んでるでしょ。そこから、おならみたいな音を口を使って出すのを、blow a rasberry っていうようになったの」
私「へー!!」

大変、勉強になりました。ほかにも色々コックニー表現(っていうのかなんていうのか)について教えてもらいました。奥が深そうでした。

次女の話に戻りますが、喃語も好調で、「マ・マー!」とたまに大きな声で言うのは「ママ」って言ってるつもりなんだと勝手に解釈して喜んでます。喃語って面白いですよね。まだ何語でもないけれども、言語学の専門家に発音記号に書き起こしてもらったら、あらゆる言語のあらゆる母音子音が含まれているのではないでしょうか。私はあんまり発音記号に詳しくないのですが(同年代の皆さん、学校教育で習わなかったですよね?? 私は通訳の勉強をする段階になってようやく独学しました)、聞いていると色々な発音記号が脳裏にちらつきます。

と言うことは赤ちゃんはどんな言語でも、ネイティブスピーカーになれる可能性を秘めているわけで、幹細胞的な柔軟性を感じます。これってすごいことだと思いませんか。長女の時の経過を思い出しても、ここから我が家の場合は日本語らしい発音と英語らしい発音に整っていくわけですが、言語の発達上きわめて貴重な、二度とないこの時期を逃してはならないと気がします。本人もアウアウお喋りするのを楽しんでいる感じがしますし。

しかしまあ二人目なので、現実には雑になってしまいますね。上の子にかまけている間に気がつくと大きくなってて、もうすぐ歩きそうです。長女の時はゼロ歳代からそれなりに気合を入れて、「だるまさん」「おさじさん」「しましまぐるぐる」など読み聞かせてたのですが。

そんな中で、私の好きなベビちゃん向けの英語の絵本をご紹介したいと思います。選んで送ってきてくれたのは子育ての達人であるオーストラリアの義母です。

Mem Fox and Judy Horacek “Where is the green sheep? “

我が家の使い込んだ “Where is the Green Sheep?" 

アマゾンはこちら↓

https://www.amazon.co.jp/Where-Green-Sheep-Mem-Fox/dp/0152067043

絵が可愛くて、寝かしつけに使えて(←重要)、ゼロ歳〜2歳代くらいまでの子に読み聞かせるのに丁度良い、文字量とリズム感。対義語(upとdownなど)も学べるので、実は英語の初学者のリーディング素材にも良いんじゃないかと思ってます。ざっと調べた限り日本語訳はなさそうなので、誰か出せば良いのに。この英語のリズムを生かした生き生きした日本語訳にするにはどう訳せばいいか、想像すると楽しいですね。

長女も赤ちゃんの頃から今に至るまで、大好きな絵本の一つです。どなたかのご参考になれば幸いです。

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