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初!?0歳児連れでの区議会傍聴レポート

こんにちは、ママインターンのY子です。

先日投稿した、ベビーシッターの比較記事については、多くの方にご覧いただき、反響もいただきとても嬉しく思います!

今回は、昨年の11月に(だいぶ前ですが💦)中央区議会での一般質問の傍聴をさせていただいた時のレポートです。

なんと、今回議員のご厚意もあり、
0歳9ヶ月の息子を連れて議会傍聴をさせていただきました!

中々育児休業中の身では、議会の傍聴などできないと思っていたので、
事前にベビーカーでの経路を教えてくださったり、控室に使える会議室を押さえてくださったりと、イチ傍聴者の私に気を遣ってくださったまきこ議員には本当に感謝です。

子連れの私の視点で、中央区の議会ってこんなところだった!という感想や、こうであったらいいのに!という希望を勝手に書かせていただきます😂

1. 中央区議会ってこんなところ

中央区議会は、中央区区役所の本庁舎の9階、10階にあります。
(実は知らなかった私💦)

傍聴の際は、まず9階の受付で、受付をしてから、10階に用意されている傍聴席に向かいます。

定員30名のうち車椅子席も5席あり、サイトにも「乳幼児等同伴での傍聴もできます」と書かれています^^
ベビーカーでも入場は可能ですが、傍聴席は階段になっていて結構急なので、私もベビーカーは議場の外に置かせていただいて、抱っこ紐で傍聴席に入りました。

議会の内容を聞くには、傍聴以外でも、インターネット中継や、ラジオの生放送で聴けたりします。
傍聴いけないけど、内容気になる!という場合は、下記をチェックしてみてくださいね☺️

傍聴席に座ると眼下に議場が広がります。
議場に入るとピンと張り詰めた空気と緊張感があり、やはり議会の場は神聖で、格式のある場所なのだなと感じることができます。

2. 子連れ傍聴の感想

2-1. 職員の皆様、めっちゃ優しい

私自身、この張り詰めた空気の中、ミルクでお腹を満たしたものの、いつ泣くかor声をあげるかわからない乳児を抱きながらの傍聴はとってもハラハラ😅

しかし、事前か受付時にお伝えしていたからか、当日は職員の方が入り口にいらっしゃって、ご案内をしてくださいました。

「抱っこしても大丈夫ですし、少しくらいの声は大丈夫」
「ただ、連続して泣いたりあまりに声が大きかったら一旦退出をお願いする場合もあります」

との事前の案内があり、
議場に入った後も、席を案内してくださったりしてくださいました。

また、息子が少し声を出した時に、私が議場から出ようとした時も
「まだ大丈夫ですよー」
とジェスチャーで伝えてくださったりしたので、
私の「申し訳ないな」という罪悪感も幾分か和らぎました。

業務時間の中で、私のような傍聴者にとても優しく気をかけていただいて、区役所の職員の皆様にも本当に感謝です。

2-2. 質疑への回答に衝撃!

今回、私は高橋まきこ議員の一般質問を傍聴させていただきました。
当日の質問では、
 ・「コミュニティスクール」の導入
 ・オンライン授業への参加
 ・学校保護者との連絡デジタル化
 ・出産費用の助成金
 ・産後ケアにおける、通所型デイサービスについて
 ・母子保健手帳のアプリ導入
等の質問・要望があり、区長や教育委員長からの回答がありました。

その中でも、私が最も印象に残っているのが、まきこ議員の出産費用助成の要望についての質問に対する中央区長のご回答です。

下記のようにまきこ議員もブログで書いておられますが、

Q「中央区内では、出産は聖路加国際病院のみで、出産費用も高額になる(85万から100万円超)。こうした現状とコロナの影響で里帰り出産を見合わせた方々からも大きな負担を感じているとの声が寄せられている。港区同等の出産費用の助成が必要と考えるが、中央区の考えを聞かせてほしい。」

A「出産は聖路加国際病院のみの現状から、聖路加助産院での出産環境を整え、区外での出産の負担軽減のためにタクシー料金1万円分を贈呈している。このような結果から新たに助成を行うことは難しいものと考えている。本区の出生数は5年連続で2000人を超え、合計特殊出生率は3年連続で23区内1位位を記録するなど、これまで本区が取り組んできた総合的な子育て支援施策が評価されたものと認識している。」

本議会インターネット中継より、一部抜粋、編集

正直、区長の認識にびっくりしました😲

私自身、居住地に中央区を選んでいるのは、共働き家庭で子育てとの両立を考える時に職住接近が必須条件であること、つまりアクセス面や地区としての利便性の高さからであり、子育て政策がよかったからではありません。

むしろ、引っ越してから子供を産めば産むほど、中央区の子育て支援へのもどかしさを感じています・・・!(第3子妊娠時は特に、憤りすら感じました)
正直、税収入も潤沢な中央区、30代が人口のボリュームゾーンである中央区であればもっと子育て世帯へ手厚い支援があると勝手に思っていました😅

そこを、出生数が多く、出生率も東京23区内でNo.1というファクトだけを切取り上げて、
「子育て支援施策が評価されている」
と結論づけるのは、あまりにも認識がズレてないでしょうか・・・?

また、他の要望(母子手帳アプリの導入)についても「慎重に検討を進めます」との回答で、実質NOの回答・・・((((;゚Д゚)))))))

想定していたとはいえ、やはりがっかりしたのが正直な感想です。

ただ、

この一般質問の質疑応答を傍聴してよかった!

今回の傍聴により、
「区民の子育て支援施策への問題意識」と「区長の施策評価の認識」の差異が明らかになり、
私たち一人一人のとるべきアクションが違うんだ!
ということに気付かされました。

「〇〇してほしい!」「〇〇が足りない!」という具体的な区民からの要望ももちろんですが、

そもそも前提条件が違うので、(行政側は「すでに充実してる」という認識)

「そもそも全然足りていませんよ!!魅力ないですよ!!!」

という声から挙げる必要がある。
そもそもの認識から見直してもらう必要がある!!

いやーーーー、遠い!
ただ皆さん、
具体的な要望よりは、声をあげるハードルが低いと思いませんか・・・?✨

例えば、もっと多くのママが「区長の手紙」等で声を届けたり、中央区の議員の方に「困ってます!」という意見を言ってみたり、
もっと多くの子育て世帯の方が議会傍聴に訪れることで、
パパママたちが見ているんだぞ!という認識を持ってもらうことも
とても大事なのかなと思いました。

ぜひ、この記事を読んだ方にも、一度傍聴に訪れてみてほしいと思います。
子育ての当事者だからこそ、子育て支援施策の方向性を議論する場にもっとママたちの姿があればなーと思いました。


そして、より開かれてた、子育て世代にもわかりやすい議会を運営していただくために、下記にお願いしたいポイントを書きたいと思います。

3. 議会へのお願い!ココ改善して!!

今回の傍聴を通じて、より現役世代であるパパママ世代に対してわかりやすく内容が伝わる、傍聴者目線での議会運営をしていただければと強く感じました。

その視点から2点改善してほしいと思ったところを記載します。

3-1.  パワポ資料投影可能にして!

議会の一般質問は、各議員がそれぞれの持ち時間の中で、質問→回答→それに対する追加質問という形で進んでいきます。

複数の質問がある場合は、一気に質問が読み上げられ、その後一気に各担当の方の回答がある、という形式です。
また、質疑も事前に通達され回答も用意されています。そのため、議会の当事者たちは、議論内容がある程度わかっています。

限られた時間の中でより多くの、また質の高い議論がなされるためにこういった形式になるのでしょうが、
如何せん、傍聴者側は初見なのでついていくので精一杯です!💦

特に、私のような子連れ傍聴者は、いつ我が子が泣くかヒヤヒヤしながらですので聞き逃してしまうこともあります(子連れだから仕方がないと言われればそれまでですが、、)

そのため、ぜひ、質疑応答内容を
パワーポイント資料に電子化して投影可能にしてほしい!!!

傍聴時も「今、なんの論点について議論されているのか?」がわかりやすい。
そしてその資料を公開すれば、その後閲覧する区民にとっても非常にわかりやすいですし、各種施策への区民の理解も深まると思うのです。

3-2. 議会の内容をもっと積極的に発信して!

子育て世帯の皆様は、パパもママもお仕事に育児にと昼夜問わず、週末もとても忙しいです。
子育て世帯のみならず、区の税収を支える現役世代の方々はやはり時間がない!

主に平日の午後に行われる議会の定例会等を、
ラジオの生放送で聴いたり、全ての内容をインターネット中継で確認することは難しいのです。

それに加え、多くの区民の方が、
議会の内容が公表されていること、そしてどこにあるのかすらわからないのではないでしょうか?

区のHPやSNS、掲示を通じて、もっと積極的に議論内容を公表していただくことで、もっと多くのパパママ世代に当事者として興味を持ってもらえるのかなと思います。

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以上、長くなりましたが、議会傍聴のレポートを書かせていただきました。
もしこの記事で少しでも興味を持って、傍聴してみたい!と思った方は、一度議会の開かれる日をチェックして、足を運んでみてはいかがでしょうか💖




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