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お茶と一緒に味わう『白玄堂』のこだわり

こんにちは。
東京でヘアサロンを営んでいる、美容師のごとうまきこです。

前回のnoteでは、宮崎オーガニック茶を作られている
日本茶専門店『白玄堂』について書かせていただきました。

白玄堂のお茶は、サロンでお客さまにお出ししているのもそうなのですが、わたし自身、自宅でも淹れますし、旅行に持って行くほどお気に入り。
そのくらい白玄堂のお茶が生活になじんでいます。


ズボラなわたしでも、お茶をつづけられるのは、
やっぱり、さっと淹れてもおいしくて、たくさん(がぶがぶ?笑)飲めちゃうやさしい味で、サロンで淹れても、皆さんに喜んでいただけて楽しいから。
オーガニックで手間ひまをかけて作られているのに、飲み続けられるお値段なのも、理由のひとつです。

また、お茶を飲んで楽しめるのはもちろん、
どのようにして作られているのかを知ると、もっと楽しめると思うのです。

なので、今回のnoteでは、もう少し深いところまで踏み込んで、
白玄堂こだわりの、茶葉の仕入れや焙煎についてお話したいと思います。

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仕入れる茶葉は、農家さんと一緒に育てる

白玄堂のお茶は、宮崎県にあるいくつかの茶畑から茶葉を仕入れられ、焙煎・蒸らしを行うことによって作られています。

茶師の白尾さんは仕入れのために何度も茶畑に足を運んで、生産者さんと一緒にお茶の成長を見守っておられます。


主な茶葉の仕入先は、白尾さんの叔父である
”河野平治さん”が管理するお茶農園『河野製茶』

河野さんの茶畑では、オリジナルの肥料を使って丁寧に育てられています。
「おいしい茶葉は、畑の土で決まる」と考えられていて、茶葉にストレスをかけないようにと、化学肥料はいっさい使われていません。

前回のnoteでも触れましたが
海藻や有機の胡麻をブレンドした肥料を土にまぜることで、茶葉が内側から整い、すくすくと育っていくのです。

また、茶の樹にストレスを与えないために、”かぶせ”もされていません。
太陽の光を遮るかぶせをすれば、お茶を淹れたときの色が濃くなり旨味も濃くなります。

白玄堂では、人工的に旨味や色を濃くするよりも、自然の風味を大事にしたいと、すべて露地栽培のみで茶葉を育てられているんです。


そうやって、ストレスをかけずに育てられた茶葉を食べてみると
お茶らしい苦みのなかに甘みがあって、飲み込んでも爽やかな感じがします。
(茶葉ってそのまま食べると苦みが強くて食べられないものが多いんです)


白玄堂のお茶は、喉を通るとき、さらさらとやさしい風味を感じられるのですが、その秘密は、心を込めて自然由来で育てられた茶葉にあるのですね。

生産者さんとこまめに相談しながら、品質にこだわって仕入れをされることが、おいしいお茶へとつながっているのだと感じます。

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茶葉が持つ、いちばんの風味を引き出す焙煎

そうして仕入れた茶葉を揉んで、乾燥させたものを"荒茶"といいます。
見た目は、わたしたちが目にする茶葉と同じようなものですが、この荒茶から、いろんな種類のお茶が作られるのです。

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白尾さんが担う茶師というお仕事のひとつが、
火入れや蒸らしを行い、お茶の味を決めること


お茶の焙煎も、機械が発達したことで、ほぼ全自動でできるのだそう。
それでも白玄堂では、50年以上使っているドラムの焙煎機で、昔ながらの製法で火入れをされています。

タイマーや火加減の自動調整はせず、温度と排気量を見て焙煎機を回しながら、レバーを1mm動かすか動かさないかくらい繊細に、火加減の調整をするのだそう。

五感をフルに稼働して、お茶がいちばんおいしいタイミングを見定めるんですって。

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荒茶に火入れをはじめると、お茶の香りが焙煎所いっぱいに広がります。

それをつづけているうちに、香りが落ち着く時間がくる。
その静寂のあとに、芳醇なお茶の香りが溢れてくる瞬間があるのだそうです。

バッシャー!!と香りがくるのが合図だと白尾さんはおっしゃいます。笑

その合図で茶葉を焙煎機から取り出すのですが、
茶葉によってタイミングは違うので、そのタイミングを逃さないのが白尾さんのこだわり。
また、白玄堂が大事されている「茶葉の個性を引き出すこと」でもあります。

その茶葉がもつ香りのピークで茶葉を取り出すことで、お茶を淹れて飲むときに、豊かな風味をいっぱいに感じられるのですね。

毎回、おいしい!と感動する風味は、
白尾さんの繊細な手仕事から生まれてるんだなと思います。

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寒い時期にお茶を楽しむ幸せ

今年もゆっくりと寒さを感じる季節がやってきました。

そんな寒い時期の淹れるお茶って、ほんとうにおいしいですよね。

秋は、春摘みの新茶を湯冷ましで。
冬は、ほうじ茶やこめこうじ紅茶を熱々のお湯で。

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いまの時期だと、
先日の催事で仕立てられた新茶を淹れるのもおすすめです。

コクのある「あさつゆ」や、旨味の豊かな「やまなみ」など、宮崎の春に元気に育った新茶を楽しめます。
(オンラインショップで販売されています!)


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肌寒い日に、お湯を沸かして茶葉に注ぐと、ふわふわとした湯気とお茶の香りが漂います。
それを見てすこしゆるんだ気持ちに、温かいお茶を飲むと、自分がまるごとぽかぽかになります。

ティーバッグのお茶なら、ほんとうに淹れるのが気楽なんです。
それで毎回、おいしい!って思えるんだから
つづけられると言うより、生活の自然と習慣になったのは、われながら納得です。笑


サロンでも、温かい煎茶を急須で淹れはじめます。
新茶やほうじ茶、ミントグリーンティーなど、いろいろな種類のお茶を用意していますので、たくさん飲んでみて、お気に入りを見つけていただけるとわたしも嬉しいです!

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また、ときどき白玄堂のお茶を楽しむお茶会を開催したりもしています。

そちらについても、またご案内できればと思っているので、ぜひ楽しみにしていてください。



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