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    2012年にBerlinに行ったときの日記です。 昔の話ですが、どなたかの参考になることがあれば…

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デザイナーは次元を行き来することで価値を生み出す職業であるという説

デザイナーはよく定義が曖昧だとされるが、タイトルのこれは広くデザイナーという職業を表せる概念なのではないかと思った。 たとえば、建築デザインなら創造した建物や空間をいったん図面やパース画に落とし、ステークホルダーとの合意をとり建築現場の人々とのコミュニケーションを司るのがお仕事だが、図面やパースに起こす部分が特にコア技能になってくる。これは工業デザインも同じくで、3次元と2次元の行き来をしている。 UI/UXデザイナーは2024年現在では空間を持たないものが多数だが、こち

    • UI/UXデザイナーに必要なケイパビリティのメモ

      評価時期なので自分用整理。 会社から示される基準はない中で、公平な、納得感のある評価を現場でする必要があり。ものさしは評価者それぞれにあろうが、何期か評価者同士のすり合わせをしてきた中でこの辺かな?というのを言語化してみる。 (注・ある程度はDesignshipのシンポジウムで聞いたことの受け売りだったりします) なお、事業会社のインハウスデザイナーを想定。企業規模は多分問わない。会社にデザイナーレベルに応じたグレードが4段階ほどあると仮定して書く。ほんとうは5段階あって

      • 2012年Berlin日記 08_帰国

        帰国の日になってしまいました。名残惜しいので道中ずっと写真を撮っていました。 フランクフルト中央駅は終端式ホームで、停車後スイッチバックして出ていきます。ヨーロッパでは普通らしいですが、この構造を当時知らなかったので、停車後に逆向きに走り出して「えっ?大丈夫?(乗る電車間違えた?)」と心中不安になったのを覚えています。 フランクフルト空港に到着。 またルフトハンザに乗って帰国しました。 凍結した機体を溶かすためとのことで、15分くらい遅れて離陸。 ----- ドイツの

        • 2012年Berlin日記 07_ザクセンハウゼン強制収容所

          この日はナチスの強制収容所の見学へ。強制収容所というとポーランドのアウシュビッツが有名だと思いますが、ザクセンハウゼンという収容所がドイツ国内にもあり、ベルリンからも日帰りできるというので行ってみました。 ザクセンハウゼンはオラニエンブルクという街にあり、東京の距離感覚で言うと、池袋から埼京線で浦和あたりに行く、みたいな感じです。 当時日本語ガイドなどはなかったのですが、入り口では日本語の説明が書かれたA4くらいの紙をもらうことができ、その説明でだいぶ理解が進みました。 今

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          2012年Berlin日記 06_ウンター・デン・リンデン・ブランデンブルク門

          博物館島からホテル近くに戻ったあとは、ウンター・デン・リンデンを散策することにしました。 西に歩くとブランデンブルク門が。 日も沈みかけて、ライトアップが始まっていました。 ここでもばしゃばしゃNEX-5で撮影していると、今度は若い白人の男性から、英語で「同じカメラを持ってるね!」と声をかけられました。 確かに彼も私と同じNEX-5を持っています。おお。海外の人もSONY使うのかー。 じっくり考えた英語なら話せても、とっさのひとことが出てこない日本人なので、アワアワ「…そ

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          2012年Berlin日記 05_博物館島・ベルリン大聖堂(写真多め)

          この日はベルリン市街地観光。地下鉄にも乗ってみたかったので、まずは地下鉄で1駅だけ乗ってフリードリヒ通り駅まで行き、博物館島を目指します。地下鉄も改札がなく、切符を持っていれば乗れました。 この写真の、ホテル最寄りの地下鉄の駅はU6線のFranzosische Straße(フランツォージッシェ通)という駅だったのですが、今Googleマップで見てみても見当たらない… Wikipediaでも調べたところ、すぐ北にU5線との乗り換えが可能なウンター・デン・リンデン駅ができたこ

          2012年Berlin日記 05_博物館島・ベルリン大聖堂(写真多め)

          2012年Berlin日記 04_デッサウ

          2日目だったか、3日目だったかにはバウハウスのあるデッサウに赴きました。ベルリンからデッサウへは電車で2時間ほど、東京の感覚だと熱海や箱根あたりの距離感・方向感でしょうか。 初日に苦戦した時刻表読み取りでしたが、DBではキオスク端末で乗換検索が可能なことを覚えました。この結果を見ると、ポツダムに近い、ヴァンゼーという駅で乗り換えればよいらしいです。 ホテル戻り待っていると、時間になっても電車が来ない。ふと掲示板を見ると、しれっと便が変わっている。 結局1時間遅延、という

          2012年Berlin日記 04_デッサウ

          2012年Berlin日記 03_ホテル着〜翌日市街地散策

          この旅では全日程インターコンチネンタルホテルを利用しました。立地も部屋も文句のつけようのない5つ星ホテル。初めての海外で、お湯が出ないとかトイレが流れないとかは避けたかった… ホテル最寄り駅のベルリンフリードリヒ駅には夕方くらいまでには着く予定だったのですが、乗り換えで手間取ったり、「ベルリン」の名前がついた別の駅でうっかり途中下車してしまい、タブレットで調べつつ次の便を待ったりしているうちに、なんと22時を回ってしまいました。 2月のベルリン、夜の外の気温は-14℃。ロン

          2012年Berlin日記 03_ホテル着〜翌日市街地散策

          2012年Berlin日記 02_出国〜ベルリン到着

          出国当時ベルリンへの直行便はなかったので、成田からルフトハンザで十数時間(どれくらいかかったか詳細には覚えていない…)、フランクフルトまで飛びました。今調べたら未だにベルリンへの直行便はないらしい👀 フランクフルト到着フランクフルト空港は、全体的にステンレス素材で日本にない質感で早速感動。ここからベルリンへはDB(ドイツバーン)のICE(長距離列車)を利用します。ICEのチケットはルフトハンザの公式Webサイトから航空券予約の時点でつけられたので、そちらを利用しました。

          2012年Berlin日記 02_出国〜ベルリン到着

          2012年Berlin日記 01_はじめに

          2012年2月、私は母とベルリン旅行をしました。書いているのが2024年、もう12年も前のことですが、とてもよい思い出なので忘れていくのがもったいないと思い、書き留めていくことにしました。 初めての海外旅行、なぜ行こうと思ったのか田舎育ち故か、海外旅行には全く興味がないまま育ってしまった私がなぜ突如ベルリンに飛んだのか。 バイト代や仕送りを、生活費や車、卒制材料費などですっかり使い果たしてしまい、貯金ほぼゼロから社会人になってから4年、ようやく海外旅行に行ける程度の蓄えを持

          2012年Berlin日記 01_はじめに

          シンポジウム「筑波型統合デザイン学の未来」で自分のアイデンティティを見つめ直した

          2022年10月に行われた筑波デザインのシンポジウム、自分はリモート参加なので画面越しで完全一方的ですが、お元気そうな山中先生や蓮見先生を拝見しました。また活躍されている先輩の話は、ついつい普段目先の仕事に追われて視野が狭くなってしまう自分にとって刺激になりました。 ※これらは自分のfacebookにメモしたものの転載です 真面目にメモデザインの現場にタブーはない、一番トんだことをやった人が勝ち テンプレートに当てはめた人を作るとデザイナーでなくなる 大学教育は教えられ

          シンポジウム「筑波型統合デザイン学の未来」で自分のアイデンティティを見つめ直した

          20〜30代女子が結婚と育児と責任ある仕事、全部叶えるのは全然わがままじゃない、その一例

          Cybozu Dayで2020年、こんなセッションがあったそうです。 そして2021年末のイベントはこちら↓ 子供を持つと給与が新人以下に下がっちゃうの?結局どのタイミング産めばいいの?そんなうまくいかないでしょ…という20代女性の悩み、自分もかつて抱いていたのですごいわかります。反対に、このTogetterの他の方のリアクションから、その悩みを多くの男性が全く考えたこともなかったというギャップには驚き、それ故に社会問題化しづらいというその根深さにも気づきました。 今の

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          岩手釜石の高校生に、将来について考えてもらう講座の講師をしたときに考えたこと

          2019年10月、職場の先輩(Nさん)に紹介していただき、地元高校生の進路支援活動であるKamaishiコンパスに講師として参加してきました。ひらたく言うと、同じくかつて情報に乏しいローカルな高校生だった自分たちが、どう考え、どう行動し今の職(デザイナー)に至るのか、みたいな話をしました。 自分は講師なんてガラでは全くないのですが、Nさんの母校で行われるというご縁から、自分にとっても良い体験ができたので文章にしておきたいと思い、考えをまとめました。 Kamaishiコンパ

          岩手釜石の高校生に、将来について考えてもらう講座の講師をしたときに考えたこと

          PMOってなんだ?

          2021年前期はPMO補佐やってみてと言われたので、その業務について調べてみようと思います。ちなみに今までは所属組織にはいなかったのでお手本にする人もおらずな現状。 今の自分の立ち位置PM経験あり(ただしこれもOJTなので自己流…いいPMだったかな?っていう不安はまだある。板にはついてない感じ) 「PMO」でググるまず、日本PMO協会というのがある。かなり専門的な職務として確立しているんだな。(デザイナーすらなんなのか確立していないというのにw) なんか奥深そう。(この

          PMOってなんだ?

          婚活サイトを使って結婚した私が、婚活を始めるにあたってとった戦略

          「いい夫婦の日」ですね。結構周りの人には言いふらしていますが、私は婚活サイトで出会った方と結婚に至りました。しかも比較的スピード婚。今は子供も3歳と5歳。ありがたい出会いに恵まれて今も某婚活サイトには足を向けて寝られません(婚活サイトの方角がどっちかは知らないですが)。そんな私が婚活を始める頃、どんな経緯と戦略をとったかのメモです。婚活サイト(今はマッチングアプリが主流なのかな)はそんなに怖くないよ、味方につけると人生が変わるかもよ。 ってことで、同じタイプの人の参考になれば

          婚活サイトを使って結婚した私が、婚活を始めるにあたってとった戦略

          略歴・職務経歴

          1985年 生まれ 2008年 関東にある総合大学の芸術系学部を卒業 2008年〜 関西のメーカーにある携帯電話部門で画面デザイナー 2012年〜 東京のソフトウエア事業会社でUI/UXデザイナー 2019年〜 インターネットでいろいろやってる会社でUI/UXデザイナー 2015年に第一子、2017年に第二子を出産したワーキングマザーです。

          略歴・職務経歴