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雨の「つくる邸」持ち込みランチ。

2022年の夏。
予期せぬ家族の事情から
長崎での滞在が重なった頃
Decchiの「もるくん」がナビゲーターを務める
「祈りの花瓶/まち歩き」へ参加させてもらった。

その時に、ご一緒した「はせさん。」と
コースのゴールだった
ゲストハウス/アルマスの「たかこさん」との4人で
いつか、ご飯でも!という話になり
私が、少しまとまって帰省できる
3月で日程を調整してもらっていた。

結果的に、3人で
ランチタイムを「つくる邸」で、過ごすことになり
「はせさん。」オススメのイタリアンの
オードブルをテイクアウトしてきてくれて
私は、パンを抱えて集合することに。

石橋の電停で待ち合わせて
前回、訪れた夜の道を
記憶を頼りに進んで行くも、途中で、完全に迷ってしまう。
Google先生にお願いして、なんとかたどり着いたものの
斜面地の緩やかな坂や、階段と、雨と湿度に
45歳の二人は息が上がる。

お邪魔すると間もなく
「はせさん。」が、準備してくれていた
「強炭酸」を、グビグビと飲み干した。

半年振りの「つくる邸」は
すっかり、勝手知ったる他人の家。
オーブンを借りて、パンを温めたり、お皿を出したり。
古民家の、台所が大好物だ。

気が利く男子2名に甘えながら
美味しい料理に、顔も、ほころぶ。

もるくんが
ストーリーで呟やいたことがキッカケで
「まち歩き」に参加を決めた二人は
当日の後半で、子を持つ親であり、同じ年だということも発覚。
のちに同じ天秤座ということも。
この日、つくる邸には、天秤座しか居ない状況が、面白い。
ちなみに、血液型は、バラバラ、笑

食後に、もるくんが、とあるカフェで習得したらしい
ハンドドリップで、コーヒーを淹れてくれる。
雨模様の港を背景に
窓際に座る彼は、いつの間にか、被写体に。
近頃は、モデルも、こなすモルくんは、いつだって自然体だ。
写真好きな私たちは、その瞬間を逃さない。

いつかのカメラの会も楽しみ!


「風」を意識することが増えたという、もるくん。
つくる邸、アルマス、み館、、、
拠点も、コミュニティーも
一処に留まることなく、いろんなところで
いろんな人たちと出会い
刺激をもらったり、受け止めたり、吸収したり
それが、性に合うんだろうなぁ。
そうして、自然と培ってきた「人」との心地よい距離感が
周りとの年の差も、性別の違いも、無くしていくのかもしれない。

「かわいい子には、旅をさせよ」

ご両親の思いの方が、近くに感じてしまうこともありながら
折々に、近況報告していたい友達みたいに思っている。

雨の南山手の石畳を慎重に下りながら
帰り道では「はせさん。」と
それぞれの子について、親としての視点で話をしながら。
中・高の同窓会に顔を出したことのない私は
同級生の男子も、父親になってるんだなと重ねながら
そんな話をできるのも新鮮だった。

子を思う気持ちは、変わらなくても
親としての役割や形は
それぞれの家庭で、異なるのかもしれない。
それぞれの子の個性もあるしなぁ。

かわいくて、チャーミングな「たかこさん」も
実は、人生の少し先を行く先輩。
次回は「たかこさん」の都合の良い時にリベンジして
いろいろと、お話、聞いてみたいなぁ。

雨の「つくる邸」も
しっとりと、そして、やっぱり優しく
私たちを包み込んでくれた。

雨の日も
晴れの日も
この先もずっと
みんなの「実家」みたいな存在で
あり続けて欲しい。


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