盛谷亜紀子

乳酸菌と酵母で発酵させる昔ながらの製法でパンを作ります。奈良県の曽爾村で薪窯製作中。2…

盛谷亜紀子

乳酸菌と酵母で発酵させる昔ながらの製法でパンを作ります。奈良県の曽爾村で薪窯製作中。2024年秋「むらのパン もりたに」オープン予定。ドリアンパン学校一期生。

最近の記事

次に薪窯を作る人へ伝えたいこと vol.3「アーチの木枠は隙間を揃えて」

vol.3は、「アーチの木枠について」です。 アーチを作る際は、レンガの下に何か支えになるものを入れないといけないのですが、方法としては2つ。木枠を作って入れるか、砂をアーチ型にして、その上にレンガを積むというやり方があるようです。 これまで私がお話を聞いてきた窯作りの先輩方は、皆さん「木枠派」だったので、私も木枠でアーチを作ることにしました。 この木枠を作る際、気をつけたいこと。 それは、 レンガ同士の隙間を均一にすること、です。 実は、私、木枠を作り直しているので

    • 次に薪窯を作る人へ伝えたいこと vol.2「扉はグラが通る高さで」

      vol.2です。 今回は、あまり発生しないミスだと思います……汗。 薪窯にはいくつかの金属パーツが必要です。 そのうちの一つがこちら。 パンを出し入れする際の扉です。 この扉を設計する際、忘れてはいけないことがあります。 それは……。 扉を開けたとき、「グラ」が通る高さにすること。 (「グラ」とは、燃焼室の炎を焼き床に送る鋳物部品です。) 私は、扉の位置を少し低くしてしまい、グラが引っかかってしまったのです(T_T) これに気付いたときはショックでしたね〜笑。

      • 次に薪窯を作る人へ伝えたいこと vol.1「耐火セメントを焼くときに」

        さて、1回目です。 いきなり細かい話ですが。 窯作りの際に、耐火セメントを固めてパーツを作ります。 こんなの↓ 耐火セメントは、ヒートセット(熱で固まるタイプ)なので、窯に設置する前に、一度焚き火などをして焼き固めた方が良いそうです。 今回お伝えしたいのは、焚き火で焼き固めるときに、「耐火セメントの下に置く土台の位置」。上の写真でいうと、赤いレンガの部分です。 奥の長方形のパーツは四隅に土台を置けば問題ないのですが、穴が空いてる方のパーツは、長辺にもう一つ土台があっ

        • 次に薪窯を作る人へ伝えたいこと vol.0

          自己紹介こんにちは。 奈良県の曽爾村で薪窯パン屋開業を目指し、現在薪窯を自作している盛谷亜紀子(あだ名はナカシー)です。 薪窯作りは現在7合目あたり。 4月下旬か5月には完成予定です。 薪窯の他に、パン工房もDIYしており、4月に棟上げ予定です。 薪窯作りの様子は、Instagramでご紹介しています。 よろしければご覧くださいませ! https://www.instagram.com/moritani_pain/ 薪窯の作り方は、2022年4月に入学した「ドリアンパン

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