見出し画像

お局様と中堅社員と若手社員が分かり合えない理由と対策。


先日、職場のお局様と夕食を食べに出かけた。きっかけは「職場の若手社員がヤバい」という話題が出たことだった。

※ヤバいと感じた出来事はこちらのnoteに→https://note.mu/makicome/n/n485b4e7f0072

お局様とわたしは約20歳年が離れている。母親とまではいかないが、お姉さんという存在でもない。若手社員とお局様は約30歳年が離れていることになる。いよいよ母娘と同じぐらいの存在だ。

そんなお局様が日々頭を悩ませていることは下記の通り。

話を聴いた時の率直な感想は「え?そんな小さなことが気になるの?」だった。

頭のいい皆さんはこう思ったことだろう。
「それぐらい注意しろよ」、と。

もちろん、お局様も努力はしたのだ。仕事上のミスを注意して指導した。するとどうだろう若手社員は

「怒られた」

と他の社員に相談したそうだ。

そして相談を受けた社員は、お局様に事実確認をする。あたかも、お局様の方が悪いみたいに。

それからというものの、お局様は若手社員に注意することが怖くなったそうだ。注意したら自分の居場所がなくなる、と。そして実際、お局様は自分の部署から軽く仲間外れにされているそうだ。おそらく、お局様も他の社員も若手社員も、ギスギスした空気に耐えられず、そっと距離をおくようになってしまったのだろう。

気持ちは分からなくもない。でもお局様だからこそできる役割なのではないかと思う。それに他にやり方だってある。二人きりで注意せず、みんなのいるところで注意すればいいのだ。

中堅社員のわたしからしたら「まだこれ以上自分を守りたいの?」と言ってやりたい。結果、ギスギスした空気の間を取り持つのは中堅社員なのだ。

しかも、お局様は社員にコードネームをつけて、悪口を言い合っている。

これでは状況が改善されるはずがない。

なにが悲しくて、母親に近い年齢の女性が、若い女性の悪口を言わなければならないのだろうか。自分たちのしていることが、状況を悪くさせているだけだと分からないのか。

自分たちがされている「嫌なこと」ばかりに目を向けて、自分を正当化している。そして最終的には「我関せず」になっていくのだ。

これはお局様も、中堅社員も、若手社員も、みんな同じだ。みんな自分が正しいと思っている。だからお局様も中堅社員も若手社員も分かり合えないのだ。


お局様と話している途中、強烈な眩暈に襲われた。

お局様はずっと自分の話をしていた。

わたしの話なんて全然興味が無いのだ。わたしの悩みなんて全く興味が無いのだ。興味があるのは「標的にできそうなエピソード」のみなのだ。

自分にメリットのありそうな情報だけ仕入れて、お局様ネットワークで情報交換する。ゾッとすることに、やっていることが若手社員と変わらない。なのに「最近、会社の雰囲気が悪い方に変わった」なんてほざくのだ。自分の姿って、自分じゃ分からないんだね。50歳になっても。


お局様の話を散々聴いて、帰る時間になった。おかげでわたしは電車の出発時刻まで急がないと間に合わない。

お局様は車で来ていて(駐車場の確保もわたしがしたのだが)、「駅まで送ろうか?」というセリフは出てこなかった。全く期待していなかったので別にいいのだが、やっぱりなと思った。

案の定、わたしは次の日から胃を壊した。


わたしにとってお局様も若手社員も味方ではない。ここ最近の出来事を通して痛感した。ただの同じ職場の人だ。仕事ができればそれでいい。いじめっ子の仲間にもなりたくないし、いじめられたくもない。

おそらく、お局様の存在や若手社員に悩まされている中堅社員はたくさんいるだろう。そんな中堅社員にわたしから言えることは

「自分で全てを解決しようなんて思わないで」
「まずは自分の身を守って」
「誰かに相談して」

「決してお局様や若手社員を理解できると思いあがらないで」

「自分以外は全て他人。誰のことも分からない。分からないのに一喜一憂するのは時間と労力の無駄。」

なにもお局様や若手社員に冷たくしろと言っているわけではない。

「ちょうどいい距離感」を保つことが大事。

これはどんな人間関係にでも言えるだろう。


まとめ
・お局様も中堅社員も若手社員も分かり合えない理由は、みんなそれぞれが「自分が正しい」と思っているから。
・お局様や若手社員と上手に付き合うためには「ちょうどいい距離感」を保つこと。

会社に何をしにいっているの?仕事をしてお金をもらいたいんだよね?自分のスキルを磨きたいんだよね?楽しいと思える仕事をしに行くんだよね?

友達づくりをするためじゃないよね?

今一度、思い出して。


牧 真姫子🍙エッセイスト(@makicome1986



数多ある文章の海から、 みつけてくれて、ありがとうございます。 現在、不定期更新・お休み中です。 鹿児島から愛を届けています。