記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

漫画紹介|ボールパークでつかまえて!

どうしてもっと早く紹介しなかったのか……。

過ぎたことは仕方ないので開き直ります。

タイトル見てここにきた方は全員、この記事後回しにしたうえで何らかの方法を使って読みましょう。
(毎回こんなこと言ってる気がする……)


ストーリー

まずは公式のお力を借ります。

「お兄さん、私のことタイプなんだ~?」 ある日の球場で、ギャルなビール売り子に絡まれた!? でもこの子、実は超絶ウブな純情ガールで……。舞台は、とあるプロ野球の球場(ボールパーク)! 日々たくさんの人が集まり、働き、笑い合い、人間ドラマが生まれるこの場所は、まるで一つの「町」のよう! 実は超純情なビール売り子のギャル・ルリコ。ビール売り子に憧れる弁当屋の看板娘・山田ちゃん。ピークを過ぎたベテラン選手・コジローと、お忍びで観戦に来ている妻のユキ。球場警備員歴30年の渋い男・イガさん。日本に馴染めない元メジャーリーガーのデニスなどなど、個性豊かな「住人」たちが繰り広げる、読めばきっと元気になる球場コメディ♪ さあ、あなたもボールパークへ遊びに来ませんか!?

「ボールパークでつかまえて!」第1巻あらすじより

野球じゃなくて球場コメディっていうジャンルが新鮮。
それが第一印象でした。

群像劇スタイルなので、回によって主役が違います。
強いて言うなら、ビールの売り子であるルリコがストーリー全体の主軸なのかしら。

よって、球場で試合を支えるいろんな裏方さん、球場に来るファンにたっぷりスポットが当たっています。

観戦経験のある方なら「あるある」、経験がなくてもプロ野球が好きなら「なるほど」と感じるはず。

作者の須賀達郎先生は、これまで野球モノをたくさん手がけてこられた方のようです。
何でまたニッチな世界を……と思ったら、もはや少年少女がプレイザゲームするだけじゃ飽き足らんってことですな。

そんでもって、あらすじには「舞台は、とあるプロ野球のボールパーク」とあります。
が、どう考えてもモデルは千葉ロッテマリーンズ。海浜幕張とか書いちゃってるし、ロゴはMだし、作者さんも隠すつもりゼロです。

そして、そのチームがCS出場経験のない万年Bクラスっていう設定がなかなか絶妙です。
(まあ現実のマリーンズはCS出場経験ありますけども)

おかげで、通常はコメディながらシビアな部分も描けてしまうわけで、私のようにギャップで風邪ひきたい人は冬を待つことなくこれを読みましょうね!

掲載誌は「モーニング」なので画風こそ青年誌ですが、お子さま感性の私でも安心して読める内容。全年齢対象です!

なんたって恋愛要素がちっとも進まないおかげで、せいぜい強風によるパンチラ……を、におわせるシーンがある程度です。

何なら普通のネット記事に突然出てくる広告の方がよっぽど破廉恥な時代です……(遠い目)


おすすめしたい登場人物

まことに申し訳ございません。
当方、コンビやカップル、グループなどと呼ばれる関係性が大好きなオタクですので、複数人をまとめてご紹介いたします。

しかも登場人物を網羅する気ZEROですので、少し気になる方はWikipediaを読み、だいぶ気になってきた方は原作を買いましょう。


ルリコとコウタロウ

一応主役……だよね……?

ルリコはビールの売り子、第1話の時点で新米です。ギャル。色々とポンコツ。

コウタロウはいかにもくたびれたサラリーマン、モーターサンズのファンだけど仕事帰りにふらっと球場に来て、熱烈な応援をするでもなく観戦するタイプ。

お互い意識してるような描写が一応……ちまちまあるものの、ルリコがツンデレなのでなかなか話が進まない。

まあ進んじゃうとこのマンガ終わりそうなのでいいのかもしれない(いいのか?)

私はコウタロウの名前をしょっちゅう忘れてしまうんですけど、それはルリコが彼をおにーさんおにーさん言ってるせい。

彼女が「村田さん」とか「コウタロウさん」とか言い出したら、私もさすがに名前を覚えるだろうし、話が一気に進んでこのマンガが終わってしまう気もする。それも嫌だ。(2回目)


中泉とこひなた

ビール売りは若い女の子ばっかりで回してるんじゃないんだよ~というのを教えてくれるのが、チェッカーという裏方仕事をしている中泉さん。

球場の売り子になったはいいけど野球をほとんど知らないルリコとは違って、中泉さんはがっつりプロ野球ファン。
というかマリーンズモーターサンズファンです。

こひなたさんはベテラン売り子の29歳。
20歳前後の多い売り子の中でも、衰えぬ若さでビールをがんがん売っています。

今は清楚系だけど昔はギャルだったとバレた時、えらく気まずそうでした。

大丈夫、それは平成という時代のせいだ。ルーズソックスにニーハイだったもんな。分かる。

この2人に恋愛要素は感じないものの、過去を知っている者同士にしか出せない同僚関係が好き。


サン四郎とコジロー

これは……後で紹介します。1~3巻で1番泣けるしエモい。

今の時点で言えるのは、サン四郎は現在モーターサンズのマスコットキャラクターで、コジローは既婚のベテラン選手ということだけです。


鋸山剣と佐藤なぎさ

個人的には連載終了前には確実に成立してほしい甘酸っぱカップルNO.1

なぎささんは30代半ばのウグイス嬢、スタメン発表時に鋸山選手をいじるのが定番になっています。

2人のモデルは恐らく、西武の球場アナウンサー鈴木あずささんと元日ハムの杉谷拳士さん。ぐぐるといくらでも出てきます。

鈴木さんのいじりはかなり優しめでしたが、なぎささんの方はキレッキレです。同じチームというのもあるのかな。

この2人も後で語ります。


キサとユキ

キサは強面ピッチャー三井投手の彼女、ユキはコジローの妻です。

互いに面識はないものの、どちらも選手の身内だけあって言動がことごとく似ています。
(キサは一応交際中扱いだけど、プロポーズ目前なので身内と呼んじゃう)

基本的にコメディ要員だと思っていますが、彼女たちを思うがゆえに選手たちが上手くいったりいかなかたりということもあるので、そういう意味ではシリアス要因でもあります。


おすすめ回をがっつりネタバレ

この度はご紹介が遅くなりまことに申し訳ございません。
実はこの「ボールパークで~」、9月10日までebooksjapanにて1~3巻が無料公開中でした。

私はたまたま気づけたので1話から読み直しました。

最初に読んだときは気づかなかった点、何度読んでも良いetc.できるだけ絞って紹介します。
ヒント:できるだけ


3話 野球ファンたるもの

コジローの妻・滝野ユキ(元局アナ)の「結婚したから打てなくなったとか言われたくない」という台詞が真に迫る。

球場関係者の席も取れるけど、コジローが打てなかった時に気まずいからわざわざ一般席を取ったのもいじらしい。

今のマリーンズにも、結婚してからどうのこうのとあからさまに言われている若手が何人かいます。
個人的には、そういう僻みヤジを吹っ飛ばしてほしい。

とし君は今年の球宴MVPだしな!


5話 アメと涙

自分の仕事に意義を見出せなかった新米警備員が、迷子対応を通して色々考える回。

キーワードは、子どもたちに「球場を嫌いになってほしくない」かな。
王道だけど感動しました。

こういう言い方いやらしいけど、いかにお子さまを球場に引き込むかっていうのは全球団共通のミッションだと思います。

その一環として、現実にはキッズ向けのイベントがたくさん用意されていて、野球と関係ないものも結構あります。

でも、そういうイベントから「野球場が楽しい!」ってなると、自然に野球に対するハードルも低くなるんじゃないかな。

完全に別ジャンルですけど、ハイキュー‼の好きな台詞が頭の中をぐるぐる回っています。

バレー教室に来たのはいいものの、身長が足りなくてスパイクが打てない――と悲しくなった黒尾少年に対して、通りすがりの猫又先生がかけた言葉。

じゃあネットを下げればいい
最初こそまずは「できるヨロコビ」じゃないかい

第36巻 第318話「相棒」より音駒高校・猫又育史

身体能力もろもろの理由で、野球をプレーして楽しめる人は一握りかもしれない。
でも、野球を見て楽しむポテンシャルは誰にでもありますからね。

まずは野球場という場所に「来るヨロコビ」が最初だっていいじゃない。

なんて、現実の話になってしまった。


8話 えいえいおー💛

ストーリーどうこうというより、コウタロウがアラサーかつ職業・SEであることが発覚。だからあのくたびれ具合なのか……。

分かる。くたびれるよね、この業界のスケジュール感。

定時後に上司から電話がきて「システム設計の件で納期3日早まったから」とかリアルすぎてしんどい。その縮まった3人日どうやって確保するのか決めてへんのか~~~い!

ここは掘り下げるとガチの愚痴になるのでやめておきます。


9話 無敵のマスコット

お気付きの通りモーターサンズはお世辞にも強いとは言えない
でもファンとの距離は日本一近い球団だと思う

「ボールパークでつかまえて!」9話より村田コウタロウ

しょっぱなからマリーンズの再現度100%……。

ここで大事なのは、マスコットキャラクターであるサン四郎のハイスペぶりです。

人生相談あり、バッティングフォームの的確な相談あり、外国人選手との滑らかな英会話あり(※フリップ)。

フリップ芸はツバ九郎あたりを参考にしているのかしら?
いずれにせよ、彼は只者ではないのです。


12話 違う顔

雨の試合、お父さんに連れられてムスッとした中学生女子。そうだよな、思春期でパパの趣味に付き合わされるとか最悪だよな。でもついてきたんだ。もうそれだけで満点ですよ。

雨で試合中断した時の趣を語るお父さんの言葉が愛情に満ちていた。
何かのファンを長くやるってこれが良いんだよなと思ってしまった。

好きであることの酸いも甘いも知ってる人は、生き方のコクが全然違う。気がする。


14話 お弁当狂騒曲

これはコメディにコーティングされた渋い現実です。

最初にこれを読んだときは、コラボ商品が選手のインセンティブになると知らなかったんです。
知ってから読むと、2人の必死さがよく分かる。

コジローのコラボメニューにコジローが苦手な南瓜が入っていたり、三井投手のコラボ弁当の味が濃かったり、まあそんなものです。

ちなみに、近年のマリーンズはフード・ドリンクをかなり戦略的に仕掛けているようです。

会場演出は「勝っても負けても楽しかった」と思えるようなものから、「ファンとチームの熱量」と再定義したマリーンズらしさに基づき「チームが勝つための応援を後押しするもの」に変更。スポーツ観戦の会場ではおなじみとなっている選手プロデュースの飲食メニューについても、各選手のファン層を分析した上で、ターゲットが好むものと選手の好きなものを組み合わせて商品開発を行っているという。

たった4年間でチケット購入者層トップが40代から20代に…千葉ロッテマリーンズが若者に支持される理由【FRONTIER OF SPORTS】 | DAZN News JP
2024年9月6日 閲覧、太字挿入は筆者

和田選手のコラボメニュー、タンは好きだけど洋食系は私の嗜好から外れているので、やっぱり私は和田選手の一般ファン層から離れているんだな……(遠い目)


17話 宝物がいっぱい

ここも伏線がばらばら出てきます。
幕山高校でコジローと名コンビと呼ばれた椿選手……という人物が名前だけ登場します。

椿はドラフト1位で入ってきたもののケガに苦しみ引退、コジローは他球団に移籍し、戻ってきた頃には椿は引退していました。
アメリカの独立リーグに挑戦したという噂もあるが……。

スポーツ選手にはよくあることなのかもしれないけど、ケガってすごくつらいな。

岡さんおかえり。べーやん、たねち、待ってるからね。


18話 ブック破り

ハイスペサン四郎、再登場。

余興で他球団のマスコットキャラクターとのプロレス勝負に負けて見せると、他球団ファンからモーターサンズが馬鹿にされ始めます。

脳筋ルリコの応援によって何かがぷちんと切れたサン四郎、高速ジャーマンスープレックスなるプロレス技を相手マスコットにかまします。

明らかな身体能力の高さと、モーターサンズに対する愛。それってもしかして――

おっと誰かが来たようだ。


19話 魂のアナウンス

来ましたァァァァァ私の最推しカップル!!!!!!

「3番…レフト…直近5試合で4割の打率をマークしやや調子に乗っている 鋸山——」
「大好きなスイーツは一日ひとつと決めているのに昨日シュークリームを3つもたべてしまった 鋸山——」

「ボールパークでつかまえて!」19話より 佐藤なぎさ

実家の愛犬に子供ができたことまでいじりに入れたせいでネタが尽きたとか言っているなぎささん。

いやどんだけプライベートに詳しいねん。

ずっと後で「最近取材に来てくれない」と鋸山選手が発言しているので、外部ソースだけでなく本人から個人的に聞いている情報もあるようです。

は??鋸山君はいじられるためにネタ提供するんですか????誰にでもそんなことできますか???ねえ教えて??????

この回のなぎささんは慌てふためいて告白めいた選手紹介をしてしまいますが、お客さんはイケメンいじりと捉えてくれた様子。

7歳差か~~~~でも何となく鋸山君の様子見てると大丈夫な気がする。
いつかアナウンスでしれっと結婚発表してくれたらいいなとか、遠い日を勝手に夢見る。


21話 同じ釜の飯

じわじわリアルでキツイ話。

ドラフト6位で身長168cm、打率は1割9分の一宮選手と、
ドラフト1位で身長185cm、打率は3分2分の獅子尾選手。
25歳同い年。

二遊間組んでいるからこそ獅子尾君のすごさが分かってしまう、一宮君の苦しみとしんどさ……。

獅子尾選手に勧められたおかずが空になってることですらナーバスになっちゃう一宮君に、余計なことを言わずあったかいご飯を出してくれる食堂のおばちゃんがあったかかった。

選手食堂と関係者用食堂のお米は同じキッチンで炊かれてる、だからあんたの味方だって。

一度腐っちゃうと「だからになってねーじゃん」になりそうですけど、素直な一宮君はそれで元気出ちゃうんだ。いいね。素直な子はよく育ちます。

マリーンズの広報動画でも、食堂の様子がちょいちょい出てきます。
調理士さんのセンスや愛情が伝わってくるから、こういう食堂なら働きたいとか思ってしまう。 料理でけへんけど。


23話 ぜんぶ風のせいだ

ハハハ、行けば分かる……上空10mなんかちょろいぜ……。
※初観戦時に18mを経験した女


25話 ネットニュースにご用心

この世界線でも、パテレはちゃんと存在してます。
打球音で「夏祭り」とか本当狂ってる。もっと詳しく教えてほしい。

ちなみに現実のパテレも打球音ASMRは公開してました。


28話 SHOW YOUR SUN

CSに行けるか行けないかという厳しい状況でのお話。

シーズンも終わりに近づく中で、名言メーカーたる監督が「俺たちはなんのためにCSに行くんだ?」と選手たちに問う。

一宮君は「仲間に…ファンに認めてもらうためです」と答えたのですが、

ねえ、なんで獅子尾がやや照れてんの?

一宮君はずっと劣等感感じてるけど、獅子尾君からすればシンプルに同学年のライバルなのかな。能力格差コンビあるある。

でも一宮君、21話の初登場時と比べたら打率が2割5厘に上がってるし、捕殺ランキングも2位なんだね!!!!!おめでとう!!!!

あと初登場時の一宮君プロフィール、「左投げ右打ちで内野手なの?」って思ったけど修正されてますね!
右投げ左打ち、頑張れ!

他にも色んな選手が自分の想いを語っていきますが、おいらは鋸山剣の言葉を聞き逃さない。

「俺たちを信じてくれる裏方さんのため」

ほうほう……ほう、その裏方さんって誰のことですかぁ~?裏方さんじゃないんですね~~~~?
おばちゃんにやにや。

コジローは本当に、本当に毎回泣かせにくる。
家族は人を強くするんだよね。証明してくれ、頼む。


29話 あの頃の私たち

かつてはビールの売り子、そこからアイドルの道に入り、現在は女優を目指すナツメのお話。

上手くいかないことばっかりの自分をモーターサンズに重ねて、だから諦めてしまいたい一方で、だから諦められなくもある。

分かる……マリーンズってそういうところ、あるよね……。

久しぶりに来た球場で、同期で今も現役売り子のこひなたと話しながら、ナツメが売り子だったころ熱狂的に応援していた”彼”のことを思い出しながら、ぽつり。

「あー椿もどっかで頑張ってるといいなー」

おっと……17話でお名前出てきた椿。何かしらのフラグの予感です。


30話 おしりをたたけ!

助っ人外国人の孤独の話。

チームメイトと馴染むポイントはずばり、「日本語が話せなくても通訳じゃなく話してる人の目を見ること」だそうです。

でもまー、今季在籍しているマリーンズの主砲ツインズ、ポラちゃん(グレゴリー・ポランコ選手)とソト先生(ネフタリ・ソト選手)を見てるとそれに尽きるよねって思います。

彼ら、ほんとにコミュニケーションがあったかいので。

ソト先生は発音がきれい。きれいというか、日本語の崩し方がネイティブ。
例:いつもお世話になっております(6:07~)

耳がいいだけじゃなく、日本人とたくさん会話してきたんだろうなっていう過去が滲み出ているんですよ。

ポラちゃんは日本の文化、マリーンズの選手に馴染む努力がすごい。
あつみょんコーヒーとか色々ありますけど、最近だとたこやき先生かな。

0:57~の「はーい」が激カワ。

……という現実の例を見ると、結局はどれだけ歩み寄れるか、楽しめるかなんでしょうか。

大リーグから日本球界への移籍は、色々思うところのある選手もいるかもしれない。いてもおかしくはない。

けど、それでも「このチームに来てよかったな」って思えることが1つでも2つでもあると嬉しい。


31話 TTコンビ

コジローが、TTコンビの片割れ・椿と久しぶりに電話する話。

3巻までで1番辛い、切ない話だった。
実はこの話を紹介するためにこの記事書こうと思い立ちました。

電話の中で明かされるのは、椿選手の引退後。
アメリカ独立リーグは3年前にやめた。やめたが、そこで野球は上達した。

ということは、プロの野球選手に対して具体的なアドバイスもできるし、外国人選手と渡り合える英語能力もありそう。

……あれ、どっかで聞いたことあるぞ?

そして”椿”の音声の後ろから聞こえる会話は、マスコットキャラクターがいるはずの控室でのやり取り

椿に会いたいコジローだが、今の仕事をプライド持ってやっていると頑なに真実を告げない椿。

控室に飛び込んだコジローも最後は椿の矜持を受け入れ、”サン四郎”に寄りかかるようにして男泣き。

もぉ~~~~~さ~~~~~~~~~ほんとこのマンガそういうとこ~~~~~~!!!(説明放棄)

私が調べた限りだと、元選手でマスコットキャラクターの中の人を務めた事例は見つかりませんでした。

でも、不在証明って難しいですからね。こういうことだってあるのかもしれない。

野球に限らず、スポーツ選手の第2の人生は苦労なさる方が多いと思います。

どんな形であれ、本人が過去も今もひっくるめて誇りを持って生きていてほしいって、なんか色々考えてしまう。

現実世界に対する感想が長い。


32話 大一番!(前編)/33話 大一番!(中編)/34話 大一番!(後編)

CS進出をかけた、リーグ1位チームとの試合。

ちゃんとした野球の試合シーンは作中で初めてです。

コウタロウが試合前に確認しているのは、どう考えてもスポーツナビアプリの見どころ欄。私もお世話になっています。

選手たちが悔しい交代をしていく中、鋸山君はちゃんと詰まらせながら打っています。

そして、なぎさのいる放送席にに拳を突き付ける。エモ。

なんか、腫れた惚れたとか好きとか嫌いとか、そんなのどうでもいいや。
何だろう、この絆。

あとね三井さん、「勝ったらプロポーズする」マジでお勧めしないので今後もやめた方がいいです。

チームが勝つことと君がプライベートで何かを成し遂げることには本来何の関係もありません。
それを無理に結びつけると今回のように余計な力みや緩みが入るため、上手くいくものも上手くいかなくなります。

プレッシャーをかけることで追い込みたかったのかもしれませんが、その場合であっても仕事とプライベートをまたいだ制約はやめましょう。

以上、槇からのガチアドバイスでした。(誰得?)

……そして、今年のモーターサンズに幕張の奇跡は起きなかった。


35話 昇華試合

いつも広報カメラを意識してくれている監督に、広報の杉下さんが感謝しております。
被写体にサービス精神あると助かるよね。

それにしても、コロナ禍以降は本当にYoutubeコンテンツが充実し始めました。

人間は基本的に裏話とか悪口大好きなので、マリーンズには今後も夢のある公式動画をアップし続けてほしいです。我々は「関係者」ではなく公式を信じる。


4巻以降も、1軍で生き残るためにコンバートしたり、監督が退任したり、ビターな展開が待っています。

ルリコちゃん周りは引き続ききゃぴきゃぴしているので、読むのが辛くなったら女子のもとへ行きましょう。
甘いのとしょっぱいのは行き来するに限る。


結論

9月10日まで1~3巻無料だったので、読み直しつつ書きました。

本当は無料期間中に記事公開して「みんなも読んでね!!!!」ってやりたかったのですが、全ては残業のせい。すみません。

ebookjapanのごたごたさえなければ私も全巻お買い上げしたいのですが、ちょっとまだ予断を許さないなと感じています。
(公式では統合しませんと言ってますけど、私はGYAOのサ終を忘れない)

仕方ないので今はpixivコミックの追いかけ配信を引き続き読んでいます。
というか、元々pixivコミックを読んでいますので。

皆さ~~~~~~~~ん!!!!最新話は鋸山君となぎささんのエモな関係が読めますよ~~~~~~~!!!!!!!

プロ野球のネタあり、
コメディ要素(ラブコメ含む)あり、
ほろ苦い現実もあり、
掲載誌の狙い通り、大人こそ読んでほしい球場マンガです。

だらだら書いておいて結論は一つ。

求ム、同志。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?