【絵本で英語を練習する】『MOON』
大学院の英語教育サブプログラムの院生だった頃、特に初等教育を学ぶ学生が中心になった「絵本で英語を練習する会」という自主ゼミがあった。
ある先生の研究室で週に一度、絵本を音読するために集まるのだが、先生もそこにいてくださってより英語らしい音で読めるように鍛えてくださるという贅沢な勉強会だ。
先生の研究室にはたくさん絵本があって、それらの絵本は「英語らしいリズムで、韻を踏んでいるもの」に限られていた。なので学生は、思い思いに絵本を手にとっておもむろに声に出して読む、そんな場所だった。
私が在学していた頃はコロナ禍でオンライン開催だったり、ハイブリッドだったりしたが、お忙しいなか時間を割いて学生の音読につきあってくださった先生には感謝しかない。
そこで、わたしが「絵本で英語を練習する」ために用いた絵本を紹介していこうと思う。音読の練習には、どれも自信を持ってお勧めできる本たちである。
(ただし、わたしの研究テーマである「絵本の原作と翻訳を比較することを通してものの見方を育む」とは別の視点でのおすすめである。)
Britta Teckentrup (著) (2018)『MOON』.Double Books for Young Readers
この絵本は、実は手に取ったことがない。オンラインで本文をテキストにしたものをもとに練習しただけなのである。
ただ研究室の先生が絵本をざっと見せてくださって、とても素敵な世界観だったのでいつか実物を手に取ろうと思いながらまだできていないのである。
この本は実は、1行4拍のリズムが非常に取りにくい。
いま読み返してみても難しい。
試しに読んでみてください。(オレンジを強拍にして)
強拍の位置を定めにくいような印象…これからもがんばって練習します!
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