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四十路でママで大学院を修了/ 教育と文学/ものの見方、概念理解、価値観を英語授業デザイ…

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四十路でママで大学院を修了/ 教育と文学/ものの見方、概念理解、価値観を英語授業デザインに / 絵本好き / ツムラ#OneMoreChoiceプロジェクト「#我慢に代わる私の選択肢」投稿コンテスト入賞

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  • 教育あれこれ

    教育について、思うことを徒然に書いた記事を集めています。

  • Picture Books

    絵本はこちらに。小学生や大学生への絵本実践や、息子たちのお気に入り絵本も。英語や日本語、その他の言語もときどき。

  • 大学院で学ぶ

    小学校の専任教諭を辞めて大学院に。そのいきさつや、院での授業や研究、読んだ本など。実のところ、どれくらい忙しいの?とか。M2のときは学生+小学校で非常勤講師してました。

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ママ、大学院にいく 〜トリプル受験の行方

その年、長男は高校3年生、次男は中学3年生。 それぞれ、大学受験と、高校受験を控えていた。 ママはフルタイムで仕事していた。 思春期の息子たちはそれぞれ、学校や部活やらに忙しく、家ではぶっきらぼうでどこまでも思春期だった。 ママは、小学校の先生をしていた。 とにかく忙しい毎日だった。 その年の5月ごろから、「ヘルペスが治らない」状態が続くようになった。 お医者さまには「こんなに治らないなんて、大きい病院で診てもらった方がいい」って言われるようになった。でも、原因がわかっ

    • 怒り

      #100本ノック 今朝、久しぶりに、 震えるほどの怒りを感じた。 しばし唖然として、次に手が小刻みに震えていることに気づいた。 あ、私、怒ってる、 となんだか冷静に分析した。 よく、子ども同士がケンカするとき、 泣きながら震えてるよなあ、とかぼんやり考えつつ、 なるほど、あなたのあり方はそうなんですね、と思った。 そして、私は、私のあり方を崩さない、とも思った。 知らせてくれたひと、ありがとう。 気づいてくれたひと、ありがとう。 何が真理なのかは、 ちゃんと見

      • 香水

        #100本ノック 朝、香水のにおいで目が覚めた。 どうやら、わたしの部屋につながる次男の部屋から漂っている。身体に吹きかけたとかで感じる香りの強さではないぞ… 尋ねると、カバンのなかに入れていたアトマイザーの蓋が開いていたとかで、ノートやら筆箱やらのあらゆる彼の持ち物と、カバンを置いていた床あたりから強い香りがただよっている…カオス。 実は私、香水の香りが苦手なのである。 しかし、次男は、こんなことを。 いつの間にか、香水なんて身につけるようになってただけでなく、

        • ものわかりがよいふりをする

          #100本ノック いつのころからか、 ものわかりがよいふりをするようになった そんな自分を脱ぎ捨てたはずだったけど、 気質はそう簡単には変わらないよね 非常に困ったことが起きているのに、 助けてって言えてない自分に気づく 誰か、助けてくださーい マジ、しんどいわ! 5/100

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          浅田飴、みずあめ

          #100本ノック 小さな頃、身体が弱かった私は 母にいろいろなものを与えられた。 養命酒とか、龍角散とか、 はぶ茶とか。 それらはたいていどれも、 良薬は口に苦しで 美味しいものではなかったけれど、 ひとつだけ、大好きで、 むしろ好んで飲んでいたものがある。 それが、浅田飴のみずあめ。 シナモンティーを飲んでいたら、 ふと、思い出したよ、浅田飴のみずあめ。 あれはシナモンの香りだったのかな。 4/100 #浅田飴 #浅田飴みずあめ

          浅田飴、みずあめ

          よそもの

          #100本ノック 今朝、とあるドラマのなかの、あるセリフ。 そうそう、これねー。 私は「よそもののくせに」と面と向かって言われたことはないが、その空気を存分に感じたことは何度かある。 小学校2年生で山口県から千葉県の小学校に転入したときと、中学2年生で鎌倉市から横浜市の中学校に転入したとき。 どちらも…カオスな経験だった。 よそものを排除しようという空気って、群れをつくる動物としての本能なのかなぁ、などと思ってみたりもする。 でも、そんなカオスのなかで、人間の本

          よそもの

          帰省の連絡

          いつぞやの金曜の夜、長男から連絡あり。 昨年、まだ彼がうちにいた頃に、大学から帰宅の連絡をよこしたときと同じ感じで、突然の帰省。 男子あるある。 急にサッカー観に行くことにしたんだって。 母はうれしいぞ。 お布団干しとけばよかったなぁ。 2/100

          帰省の連絡

          夏のノックを始めよう

          #100本ノック #夏のノック 江藤由布さんと 夏のノックやろーってことになりました. よかったら、 みなさんもご一緒にいかがですか? 夏は短いので 100本は難しいかもしれないけど 書きたいと思ったことを 書き留めていく夏にしようっと。 1/100

          夏のノックを始めよう

          違いに気づく

          春から新生活を送っている長男。 東京と全然ちがう!と笑ってました。 そう、今いる箱を出ないと 気づかないことがいっぱいあるよね。 東京が異質なんだよね、ほんとに。

          違いに気づく

          東京ではない街で、珈琲を

          春から会社の寮に住んでいる長男。 部屋にテレビはないそうです。でも特に困っていないのだとか。 そして彼、コーヒーミルで毎日珈琲を淹れているというから驚き。 実家にいるとき、埃をかぶってたあのミル? 友達にもらったあのミル、寮に持っていったんだ?! 近所の珈琲屋さん なんでも、寮の近くを散策していたら、ちいさな珈琲屋さんがあったのだとか。 な、なんですかその、ノスタルジックで時間がゆっくり流れてるようなストーリー。 仕事は、必死についていかなきゃ置いていかれる日々

          東京ではない街で、珈琲を

          はじめての寮生活

          春に就職で家を出た長男が、GWで帰ってきた。 日々の連絡は、用事がある時にLINEがたまに来るくらい。どうしているかなあ、と思っていたけれど。 寮生活が初めてな長男は、 と。 寮には同期と先輩がいて、なんだか楽しそう。 お風呂は共同で、同期がいっしょになると湯船につかって話をしたりするんだって。家にいたときはシャワーでカラスの行水だったのに笑 部屋は狭いと言われているけれど、実家の自分の部屋よりずっと広い。テレビはないけど、特に困ったと感じたこともない。 そして

          はじめての寮生活

          『学びを自分でデザインする子どもを育てる学校』を読んで

          この本をいただいたので、読んでみた。 東京学芸大学附属世田谷小学校(2023)『学びを自分でデザインする子どもを育てる学校』.東洋館出版社 印象に残ったところをいくつか紹介したい。 はじめに教職員がやることは「子どもの学びをデザインする環境をデザイン」。いや、ほんとそれ、だ。このことばにまず共感。 こどもが学びを自分ごとにすることが大前提。ふむふむ。 これは本当に、何よりも優先させたいこと。しかし、既存の学校の当たり前からの脱却を伴うので、相当な意識とデザインが必要

          『学びを自分でデザインする子どもを育てる学校』を読んで

          ママ友っていうか、普通に友だち

          わたしはいわゆる「ママ友」としてのふるまいが、おそらく苦手である。 とはいえ、仕事をせずに家にいた時期も含めて、20数年で多くのママ友さんたちに出会い、楽しい時間を過ごしたり、たくさん助けてもらったりもした。 今もやりとりのある人たちもいるけれど、たいていはもう連絡を取っていないかな。 わたしはどうやら、子どもたちの話になるのはよいとして、話題がそれに終始してしまうことをつまらないと感じてしまうらしい。 と、とあるママ友に伝えると、 と釘を刺された。 「○○くんマ

          ママ友っていうか、普通に友だち

          洋楽Dictationは、バトンだ。

          ユーミンの『ひこうき雲』という曲が好きだ。 小学校の音楽の授業で、先生がいろいろな曲を教えてくれた。 教科書以外に習うその曲たちについて、先生が語るストーリーも大好きで、 と配ってくださるそのプリントたちが、本当に楽しみだった。 歌詞とともに描かれた挿絵に自分で丁寧に色を塗り、学校帰りの道や家でも、よく歌を口ずさんでいた。 『ひこうき雲』は、そんな曲のなかのひとつ。 ある女の子の実話をもとにした曲で、病気で外に出られない女の子が空を眺める描写を、少女だったわたしは

          洋楽Dictationは、バトンだ。

          音のないこと

          いつの頃からか、 運転中にBGMをかけるのをやめた。 音を邪魔と感じるようになったというか…気づいたら、音楽をかけなくなっていた。 仕事をするときは、基本的には無音を好むわたし。無意識に、感性を研ぎ澄ましているのかもしれないなあ。 そういうときには音がかかっていても、集中できれば基本的に聞こえなくなるんだけれど、ふとした瞬間に聞こえる音が集中を削ぐので、やっぱり無音が心地よい。 音についての講座を受けたことがある。 無音にして耳を澄ます時間を日常に取り入れると、聞こ

          音のないこと

          優等生バイアス

          優等生と呼ばれる苦痛。 この痛みから、わたしはとっくに解放されたと思っていた。 真摯にものごとに取り組んでいるとき、自分のまわりの行動がその真摯さと異なるものだったとき、相対的に「優等生」というカテゴリーに入れられてしまうことがある。 でも、それはとても不本意だ。 優等生バイアスに苦しんだ過去 高校入学の際、成績トップだったわたし。入学式で代表として挨拶をすることに。そこで周囲からかけられた「あの子、優等生」というバイアス。そのバイアスに、わたしは以後3年間苦しみ続け

          優等生バイアス