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Try something new for 30days
先日、夏休みにワクワクしてもらう教材としてyukariさんが書いていらした記事がこちら。
yukariさんは記事のなかで
昨年、友人の2人が講座で偶然にも同じこのプレゼンを使って実践発表をしていてビックリした
と書かれていたが、実はこれ、私のこと。私もyukariさんがこの実践をされていると聞いて、もうびっくり。
yukariさんとはオーガニックラーニングで学び合うお仲間なのだが、心地よく学び合う空間を作れるもの同士は授業デザインの感性が似ているのかもしれない、と思えたできごとだった。
一緒に登壇したもう一人の友人と、とあるスタバで談笑してるときに、高校でこんなオモローなことやってみたよ、と話題にしてくれて、
それは絶対に面白いだろうと、大学での実践にも英語レポートとして取り入れたら、いや、本当にこれがすさまじく面白くなった、という実践。
こちらのTEDをもとに構成する授業です。
レポートの概要
学生たちは30日間「何か」を続け、それが自分にどんな変容をもたらしたか、についてレポートする。テーマはフリーで、ただしレポートは英語で書く。
英語に関連することじゃなくていいんですか?
単語を毎日覚えるとか
大学に入学したての学生にこの課題を与えた時は、たいていこんな質問が出る。
それ、自分でやりたいならどうぞ。
やりたくないものを30日も続けるの、苦痛だろうから
ということで、テーマはフリー。この設定が肝だと思っている。学生たちが考えてくるテーマは、いろいろ面白すぎる。
毎日プリンを作り続ける、とか、毎日ある虫を捕まえる、とか…。空の写真を撮り続ける、毎日ワークアウト、毎日大学まで歩く、毎日オカリナの練習、とか。
学生それぞれがテーマ設定から苦悩する。しかしそのなかで選択するテーマには、彼らの興味関心が掘り起こされているように見える。たいていこの授業の導入をした授業の終わり、「オレ、何やろうかなぁ」などとレポート課題を話題にする声が聞こえてくる。
私はスピーチのテーマも、つねにフリーにしているのだが、このテーマ設定を通して彼らが学ぶものも計り知れないなあ。
そして結果もいろいろ…。やりきれたり、やりきれなかったり。ここでも学生に釘を刺すのだが、
そのチャレンジを成功させろ、と言っているのではないよ。その過程で自分にどんな変容があったのか、なかったのか、を客観的に見とるんだよ。
そして、うまく行ってもいかなくても、変容があってもなくても、その理由を考察することを求めているんだよ。
私がこのレポート課題で問いたいこと
yukariさんの投稿をきっかけに、改めて自分の実践を振り返り、気づいたことがある。
私がこの実践で学生たちに問いたかったこと:
30日間向き合えるテーマを設定し、それを実行し検証することを通して、自分の生き方やあり方と向き合うこと
さらに:
レポート完成後、互いの実践を共有することで、自分の周りにいるひとたちは自分とは異なる感性を持っていることを感じ、それを互いに尊重しあうことを求めている
つまり、取り組みを通して彼らを彼ら自身に向き合わせ、自分のあり方、生き方に向き合わせることを意図した課題ということだ。
今年度は
今年度は、後期にこのレポート課題を用意している。前期の間に、このレポートへの伏線として、円グラフや棒グラフを英語で説明することを課した。
ここを踏まえ、どんな見せ方をすれば自分の取り組みを相手に理解してもらうことができるか、という相手意識を持たせ、レポートを書いてもらいたい。
ちなみに…彼らにこのレポートを課すのはいつも学期中で、私も一緒にTry Something new for 30daysに取り組むことにしている。
ピアノを毎日弾き続ける、が定番だったが…いま、とある美容の話から毎日お肌のパックに挑戦しているので、それでもいいかな。
お肌のパックの取り組み、の見せ方は
はて…お肌のパックでの自分の変容を表現するには、どんな見せ方ができるだろうか…。
あ、ここから導入で学生に振ってみよう。どう見せたら、私の取り組みにおける私の変容(あってもなくても)が伝えられるか、グループワークで考えてもらおうかな。
私が思いつかないような、斬新な見せ方を、彼らが提案してくれるかもしれないし。そうしたら、その分析方法を採用して、私も英語レポートを書くよ!
なんだか楽しくなってきた。後期のこの授業の導入が楽しみでたまらない。(この記事は、パックしながら書きました😆)
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